- ビットコインの大口保有者が増加傾向
- 10BTC(約1110万円相当)以上のビットコインを保有するアドレスの数が、最高値に達したことが分かった。保有アドレス数は15万7000アドレスで、アカウントの大部分が利益を維持しているという。
ビットコインの大口保有者が増加傾向
ビットコインを10BTC(約1110万円相当)以上保有するアドレスの数が、最高値に達した。
アドレスは、個人が保有するものだけでなく仮想通貨取引所のウォレット等の場合もあれば、同じ人が複数のアドレスを利用している場合も含まれるが、一定数のBTCを保有するウォレット数が増加したことは、ビットコイン保有量に比重を高めているユーザーが増加している傾向を示している。
これには、ビットコインの値上がり益を見越した保有量増加が考えられるほか、BTCドミナンスが70%を突破するなど一辺倒な相場が継続したことで、アルトコインをBTCに戻す動きが影響した可能性もある。
仮想通貨のデータ分析企業の米Coin Metrics社によると、9月1日の時点で10BTC以上保有しているのは15万7000アドレスで、全ビットコイン保有者の中で上位1%の割合に相当するという。現在、所有するビットコインの数は、1BTCから10BTCの間が61万4500アドレスで、10BTCから100BTC所有するアドレスに関しては、全アドレスの約0.5%になる。
また、保有地点からの騰落率を参照して計算したデータを明かしたブロックチェーン分析企業「Into The Block」によれば、10BTC以上保有するアドレスの大半は利益が出ている状況にあるという。ビットコイン保有者全体の83%が、現在よりも低い価格でビットコインを購入していたことも分かっている。
参考資料 : Decrypt