- ビットコイン(BTC)市況
- FOMCを控え様子見基調の強まる国際金融市場。ビットコイン(BTC)など仮想通貨市場も例外ではなく、FRBの声明内容などが注目される。
仮想通貨市況
米連邦公開市場委員会(FOMC)を直前に控えた本日。米経済指標の先行き判断とともに、アメリカの中央銀行にあたるFRB(連邦準備制度理事会)のパウエル議長の声明にも高い関心が集まっている。
これに先駆けトランプ大統領は29日、欧州と日本のマイナス金利政策を例に挙げ、「米国追随するべきだ。FRBが足を引っ張っている」などと圧力を見せている。背景には米中貿易摩擦の影響などで米国の製造業を中心に減速傾向が見られることもあるようだ。
今回の会合でも「25ベーシスポイント(bp)」の3連続利下げが見込まれるが、FRBは短期金利の上昇抑制のため検討するバランスシート拡大について、従来の「量的緩和」とは異なるとの姿勢を示し、安易な金融緩和姿勢を否定している。それだけに、将来的なQE4が示唆された場合、世界最大の仮想通貨デリバティブ取引所BitMEXのアーサー・ヘイズ氏が指摘するような、ビットコイン(BTC)など仮想通貨市場への資金流入も現実味を帯びてくるか。
関連:『ビットコイン2万ドルの(再来)に備えよ』仮想通貨取引所BitMEXのアーサーが「QE4」を予言
中国の習近平国家主席による「ブロックチェーンを推進する」発言で思惑が発生。マネーフローを確認すると、25日には米国や中国からの大規模な資金流入も観測されている。
2019/10/25 12:00:21 24h Money-Flow
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なお、2020年半減期に向けて3月27〜28日、ビットコイン(BTC)の大型カンファレンス「ビットコイン2020」が米サンフランシスコにて開催されることがわかった。
Bitcoin 2020 is coming back to San Francisco, this time with more attendees, more fun and more Bitcoin. Don’t miss your chance to join us! #ItsHalvening #Bitcoin2020 https://t.co/9FL7O0xiKs
— Bitcoin 2020 (@bitcoin2020conf) October 29, 2019
ビットコイン半減期カウントダウンサイトの測定によると、半減期は2020年5月中旬に発生する見込みで、残り200日を切っている状況にある。次回半減期での採掘報酬は現在の12.5BTCから6.25BTCへと減少する。
ビットコイン(BTC)市況
30日のビットコイン(BTC)は、前日比0.74%高の101.9万円(9370ドル)付近で推移。
同価格帯に少し長めに在することができれば、眼下に厚めの4h雲が広がるような形となることでロングの優位性は若干高まるか。先日下放れした保ち合い下限と日足雲上限がほぼ重なる位置にあるほか、下落時にてレジスタンスとして機能していた1D200MAも97.4万円まで上昇している。
直近では中国発の強めのファンダが散見されるほか、25日の急騰により投資家のセンチメントは大幅改善されており、FOMO(fear of missing out:取り残される恐怖)が発生しやすい市況にある。その一方で、断続的な急落も散見されるなど市場は半信半疑だ。9500ドル付近の上値も重く、1h雲下で推移。依然として急落リスクは拭えない。
ジハン・ウー氏が共同創業者のミクリー・ザン・ケチュアン氏を解任して代表に就くなどしたマイニング最大手ビットメインの動向を含め、ビットコインキャッシュ(BCH)が相場を先導しているとの見方もあり、メジャーアルトの動きも注視したい。
関連:マイニング最大手Bitmainが紛糾、ジハンウーらが共同創業者を追放
ブルームバーグは、最大2500ドルの高騰を経て、ビットコイン(BTC)の”モンスターラリー”が失速したと表現。10000ドルの心理的節目での反落で、さらなる抵抗に直面する恐れがあると報じている。
大きく動意づいた25日以降の乱高下は一旦終息したが、近いうちに再びボラティリティが急上昇する局面が訪れそうだ。