中華系銘柄の仮想通貨インデックス取引が誕生
仮想通貨のデリバティブ商品を扱うプラットフォーム『FTX』は、中国で人気のある8つの仮想通貨のインデックス取引を開始した。
https://t.co/xZ5cjcRb11 is live!
— SBF (@SBF_Alameda) 2019年10月29日
中国では習近平国家主席の発言をきっかけにブロックチェーン産業への注目度が高まっており、その流れは仮想通貨業界にも波及。市場は、中国マネーの行先に大きな注目を集めている。これら、中国系(または人気のある)の仮想通貨から組成するインデックスは、今後の市場の一つの注目ポイントになるかもしれない。
FTXのCEO Sam Bankman-Fried氏によると、「ドラゴン無期限先物インデックス(DRGN-PERP)」は、価格の加重平均に基づいて、バイトム(BTM)、iostoken(IOST)、ネオ(NEO)、 ヌルズ(NULS)、 オントロジー(ONT)、クアンタム(QTUM)、トロン(TRX)、(ヴィチェーン)VETの通貨をトラックするインデックスになるという。
またユーザーに、インデックスに基づいた無期限先物取引の形でこれらのコインへのアクセスを提供するといい、トレーダーは、101回までレバレッジ取引を行うことができる予定だとBankman-Fried氏は語った。
FTXは、イギリス連邦加盟国であるカリブ海の島国、アンティグア・バーブーダを本拠地として運営されている取引所であり、過去にもユニークなサービスを提供してきた。
例えば、時価総額が低い仮想通貨、いわゆる草コインの先物インデックス(Shitcoin Index Perpetual Futures)を扱う『SHIT-PERP』などである。
今回の中国市場を狙った「ドラゴン無期限先物インデックス(DRGN-PERP)」は、習近平国家主席が25日に中国はブロックチェーンを重要な革新的技術として推進していくべきだと発言した後の、最良のタイミングで発売されたといえるだろう。
ドラゴン無期限先物インデックス(DRGN-PERP)が採用する、バイトム(BTM)や、中国版イーサリアムとも呼ばれるネオ(NEO)、オントロジー(ONT)など中国発の銘柄も主席のこの発言の後には、市場が大幅急騰を記録していた。