- マネーグラムがリップル社との提携拡大を表明
- 仮想通貨XRPを介す送金ソリューション「ODL」を採用するMoneyGramが、リップル社とのパートナシップの拡大を計画を発表。実利用の結果を受け、運用効率が大きく向上したことがその理由にあるという。
マネーグラムがリップル社との提携拡大を表明
XRPソリューション「ODL」を採用するMoneyGramが、リップル社とのパートナシップの拡大を計画。昨日公開された第3四半期の事業成績を示した文書で明らかとなった。実利用の結果を受け、運用効率が大きく向上したことがその理由にあるという。
MoneyGramはブロックチェーン技術を最初に取り入れた資金移動業者であり、初期からリップル社と提携を結んでいる。
そうした成果が実り、イノベーションは急速に進んでいると語り、同社全体のオンライン取引の成長率は前年比から約20%増となり、米国を除いた場合は約30%の増加を見せた。
同報告書によれば、特に米国以外の地域でパフォーマンス及びリターンの成長率は堅調であり、リップル技術の導入により、運用の効率性向上の達成で、成功していることを明かした。
MoneyGramのCEOを務めるAlex Holmes氏は、以下のように語る。
我々は利便性の向上や国際間デジタル送金、リップルとの戦略的提携を通したイノベーションに注力しており、それが第3四半期の結果に反映されている。
同社は長期的ビジョンに「グローバルでのリアルタイム決済」を掲げており、その目標達成に向けリップル社とのさらなる提携拡大を試みている。
現在、MoneyGramは毎日24時間送金を実行するために、リップル社製品と並行して旧来のスタンダードな送金技術を利用している。一方で、メキシコへの送金需要を満たすためにODL(旧xRapid)が積極的に活用されている。
そして第4四半期以降はリップル社との提携拡大を掲げ、新たな送金回廊の拡大、ODLとリップルネットのさらなるペイメントサービスの推進を行う意向が示された。