VeChainが新たに飲食品向け追跡システムを発表
仮想通貨プロジェクトVeChain(VET)は、新たに食品、飲料産業向けのブロックチェーンを利用した追跡システムを明らかにした。
中国で開催中の国際輸入博覧会(CIIE2019)にて発表した。
公式ブログによると、「Foodgates」と名付けられたシステムは、第三者認証機関のDNG GLと国際的な物流などを手掛けるASI Groupとの協力によって開発が行われた。
VeChainのパブリックブロックチェーンを利用する「Foodgates」によって、食品の生産現場から流通過程まで、国境を越えて追跡を行うことができる。
同プロジェクトが発表された中国国際輸入博覧会(CIIE2019)は習近平中国国家主席が開催を発表した博覧会で、国際的な経済的協力関係の強化、貿易の活発化などを促進することを目的とする。
今回は2回目の開催となり、11月5日~10日まで開催されており、第一回時には、日本からも多数の企業が参加している。
今回のCIIE2019ではフランスのエマニュエル・マクロン大統領が出席し、習近平主席とともに本追跡システム「Foodgates」が利用されたフランス産の食材を試食した。
サプライチェーンへのブロックチェーン応用に期待
食品に留まらず、ブロックチェーン技術の製品の追跡システムへの応用は盛んに行われている。
製品のカテゴリーにおける複数の業者がブロックチェーンを利用し、流通に不透明な部分も大きい国際的な製品の流通経路をより正確に管理することができるようになる。
また、コストを抑えて流通経路を管理できるほか、産地偽装や偽ブランド品の対策としても有効だと見られている。
参考:VeChain.blog
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