CoinPostで今最も読まれています

仮想通貨業界の著名人に「.eth」が付いている理由

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

「.eth」をつける理由とは

仮想通貨ツイッター界隈では最近、プロフィール名に「.eth」を入れるのが流行っているようだ。例えば、イーサリアム創設者ヴィタリック氏は、「vitalik.eth」とつけている。

この「.eth」入りの名前、実は仮想通貨アドレスと紐づいており、将来的なブロックチェーン上のドメインに相当する。イーサリアムブロックチェーン上のネイミングサービス「イーサリアム・ネイミング・サービス(ENS)」が提供するシステムだ。

ENSのサービスは、サイトにあるドメイン名(DNS)のブロックチェーンバージョンで、イーサリアムブロックチェーンで利用できるドメイン名登録書としてサービスを提供している。ブロックチェーンのウォレットアドレス(任意)に紐づけて登録をすることができる。

DNSはDoS攻撃を受けやすいが、非中央集権であるENSは同様な攻撃に強いことも特徴で、次世代のドメインサービス、もしくはブロックチェーン上でサービスが活発化したときのドメインサービスとして注目を集めている。

ENSのドメイン名では、その価値を「所有者」が決めることができる。最低0.01ETHをロックアップすることで価値を決定することができる。そのドメインを売買することも可能で、amazon.ethやapple.ethなどの人気ドメイン名は、イーサリアムマーケットOpenSeaでかなり高い値段で取引されている。

ENS人気と現状

ENS運営部長Brantly Millegan氏は19日、公式ブログで「なぜヴィタリック氏やその他のユーザーはツイッター名に『.eth』をつけているか(そしてあなたもそうすべきだ)」と題した投稿を行った。

ブロックチェーンのウォレットアドレスに紐づけ登録をすることができることができるサービスだが、現在の主な用途は、任意の仮想通貨アドレス(イーサリアム以外の通貨でも可)に「○○○.eth」という形式を付けてドメイン化することと、高額ドメインの取引になる。複数のアドレスを紐付けることで、それらの仮想通貨を一つの名前で扱うこともできるようになる。

プライバシーの問題も

ブログでは、プライバシーの問題にも触れている。

ENSによって取得した名前をツイッターなどで公開するとブロックチェーン上を探すことで誰でもその名前に紐付いたアドレスを探すことができ、トランザクションの履歴などもまるわかりになってしまう、という懸念だ。

これついてはENSだけでなくイーサリアム全体の問題であり改善が必要だとしたうえでMillegan氏は、自分が何を外部に向けて明らかにしているかに十分注意するよう念押ししている。

参考:Why Vitalik and Everyone Else Has “.ETH” in their Twitter Profiles (and You Should, Too!)

CoinPostの注目記事

大型アップグレードを控えるイーサリアム(ETH) 複数アナリストが相場上昇を予想
イーサリアムが「イスタンブール」を12月4日に予定する中、複数の人気海外アナリストは依然として上昇する見方をキープ。
仮想通貨市場に影響を及ぼす「重要ファンダ」一覧表|ビットコイン、リップルなど【3/7更新】
ビットコイン(BTC)やリップル(XRP)など、仮想通貨市場に影響を与え得る重要ファンダ一覧はこちら。あらかじめイベントをチェックしておくことで、トレードの投資判断に役立てることができる。
CoinPost App DL
注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
04/24 水曜日
17:00
「BTCは上昇トレンドに入る可能性」SCB銀
仮想通貨ビットコインは再び上昇トレンドに入る可能性があるとスタンダードチャータード銀行が分析。今回もビットコインとイーサリアムの価格予想をしている。
16:23
Block社(Square)、ビットコイン採掘産業の分散化に向けて高性能チップを開発完了
デジタル決済企業ブロック(旧Square)が、3ナノメートル技術を採用した最新のビットコインマイニングチップ開発を完了。このプロジェクトはオープンソース化され、ビットコインマイニング業界の分散化を推進することを目指している。
15:09
WebX2024、最大73%割引の「開幕セール」終了まで残り1週間
株式会社CoinPostが主催する日本最大のWeb3カンファレンス「WebX2024」にて、チケット販売を開始しております。2024年4月30日まで、最大73%割引のお得な開幕セールを実施中です。
14:35
米ブロックチェーン協会ら、仮想通貨業界の声をまとめSECを提訴
米ブロックチェーン協会とテキサス州暗号資産自由同盟は、米証券取引委員会が新たに制定したディーラー規則の阻止を求めて、SECを提訴した。
13:00
香港の現物ビットコインETF 4月30日にも発売かー報道
香港でボセラとハッシュキーキャピタルが提供するビットコインETFが取引を開始すると報じられた。2社の現物ビットコインETFは、価格安定性が高く、投資家に直接的な市場価格連動のメリットを提供する。
12:09
半値戻しのビットコイン、投資家心理改善で買い先行
暗号資産(仮想通貨)市場ではビットコインが66000ドル台まで反発し、50MA手前で一服した。イランとイスラエルを巡る中東リスク後退で米国株式市場でも買い戻しが先行しており、投資家心理が改善した。
12:00
ブラックロックのビットコイン現物ETF「IBIT」、70日連続流入を記録
ブラックロックのビットコイン現物ETF「IBIT」が70日連続で資金流入を記録した。運用資産は約2.8兆円に達している。
11:00
リップル社、SECによる20億ドルの罰金提案を過大と反論
リップル社は、XRPをめぐるSECとの裁判で新たな書類を提出。リップル社に対して約3,100億円の罰金支払いを求めるSECの主張に反論した。
09:40
「BTC価格上昇は半減期から50〜100日後」QCP Capital
仮想通貨ビットコインの今後の価格が急上昇するのは半減期から50〜100日後であるとQCP Capitalが分析。また、Bitfinexも半減期後の相場レポートを公開した。
08:45
ソラナJupiter、DEXモバイルアプリ5月公開予定
既存のUltimateウォレットは5月22日から利用できなくなるため、その前に仮想通貨の一時的移転(PhantomやMagic Edenウォレット)を推奨した。
08:10
米国のイーサリアムETF上場申請、5月承認は見込み薄か
申請中の仮想通貨イーサリアム現物ETFの多くは5月に最終判断を迎える予定だが、多くのアナリストは承認の確率が低いと予測。背景には、イーサリアム財団への任意捜査で米SECがETHを有価証券に分類しようとしている点や、ビットコイン現物ETFが承認されてからまだそれほど時間が経っていない状況などがある。
07:10
ビットコインの機能を拡充する新提案が公開
仮想通貨ビットコインのブロックチェーン上でスマートコントラクトなどを実現する開発提案がBIP-420として公開。以前から関心を集めている提案の内容が改めて説明された。
06:35
バイナンスアプリの削除、フィリピン当局がアップルとグーグルに命令
フィリピンはバイナンスの顧客基盤における重要な構成国だが、同SECは2023年11月以降、バイナンスを投資に利用しないよう国民に積極的に警告していた。
05:50
エルサルバドルの国営ビットコインウォレット、ハッカーがコードを流出
今回の漏洩は、4月上旬に報告された510万人のサルバドル人の個人情報リークを含む、一連のChivoウォレット関連のハッキングに続くものだ。
04/23 火曜日
19:00
メゾンマルジェラ MetaTABI NFT発売
メゾンマルジェラがMetaTABI NFTを一般販売開始。デジタル専用設計のタビシューズはThe Fabricantとのコラボで、限定版タビブーツとレザーウォレットが付属。今後のWeb3ブランドイベントにも参加可能。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
イベント情報
一覧
2024/04/24 11:30 ~ 13:30
その他 オンライン
2024/04/25 ~ 2024/04/26
東京 国立新美術館
2024/04/27 10:30 ~ 20:00
東京 東京都渋谷区
重要指標
一覧
新着指標
一覧