はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用
CoinPostで今最も読まれています

bitbankアナリスト、海外mediumで直近数ヶ月の仮想通貨市況レポート公開

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

bitbank仮想通貨市況

国内大手仮想通貨取引所bitbankを運営するビットバンク株式会社のマーケットアナリストである長谷川氏が海外のmediumにて、国内仮想通貨市場で証拠金取引が歴史的高水準に達した点について分析を行った。

  • 仮想通貨MONAの月間出来高3位→5位転落
  • 年間を通じて増加傾向にある現物取引のアクティブアカウント数はアクティブなトレーダー数増加には直結していない可能性がある
  • 証拠金(レバレッジ)取引の建玉数は、10月に過去最高を記録

今年6月、国内最大手コインチェックへの新規上場を機に最大223.64%急騰したモナコインだったが、現在にかけて月間出来高は66.45%低下した。

出典:bitbank medium

上昇トレンドが終焉を迎えた今年6月末以降、市場全体に停滞感が漂うが、現物取引のアクティブアカウント数は年間を通じて右肩上がりだ。 しかし、これは必ずしも新規による資金流入を示すものではなく、JVCEAのレポートにあるアクティブアカウント数は、大半の仮想通貨の出来高が減少傾向にあるなか、実態を反映しきれていない。

出典:bitbank medium

一方で長谷川氏は、「出来高減少は、個人投資家の関心低下を必ずしも意味するものではなく、低迷する市場環境下において、一定割合でアカウント数が継続的に増加していることは注目に値する。」との考えを示した。

証拠金取引が増加傾向に

現物取引高の低迷をよそに、証拠金取引量は10月に過去最高を記録するなど増加の一途を辿った。

JVCEAの国内証拠金取引データによれば、建玉数ショートポジション(売り建て)の未決済建玉(OI)はほぼ横ばいであるが、ロングポジション(買い建て)数は、むしろ下落相場で急増している。個人投資家の性質上、金融商品の売却よりも購入に傾倒しがちなのはある意味自然だと言える。今年10月の顕著で、中国の習近平国家主席によるブロックチェーン産業促進宣言の影響を色濃く反映したものだと考えられる。

10月24日、習近平国家主席は中共中央政治局会議にて「ブロックチェーンを国家戦略として取り込むべき」だと言及。一時ビットコイン(BTC)が急騰するなど仮想通貨市場への波及も思惑を加速させたが、中国政府の仮想通貨業界関係者への取り締まり圧力強化に伴い、期待分が剥離している。

関連:Japan Crypto Snapshot — Historic High of Open Interests for Margin Trading —

厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
13:50
コミュニティ投票を提案 Sui上DEX「Cetus」の230億円盗難資金返還に向けて
Sui上のDEX Cetusが2.2億ドル仮想通貨盗難で6000万ドル回収に国際捜査連携、1億6200万ドル凍結資金の返還についてSuiコミュニティ投票を提案。
13:20
ステーブルコインが2兆ドル規模の米国債需要を創出可能=米財務長官
ベッセント米財務長官がステーブルコイン推進により2兆ドルの米国債需要が創出されると予測した。また、トランプ政権の関税交渉の行方についても見解を示している。
11:35
ビットコイン下落でストラテジー株が7.5%安、メタプラネットは一時ストップ安
トランプ大統領の関税発言を受けビットコインし関連企業の株価にも飛び火。一方、安全資産の金は大幅反発。
10:25
ビットコイン、史上最高値更新も大口売り圧力は限定的か=アナリスト
仮想通貨ビットコイン史上最高値更新中、Cryptoquantアナリストが大口投資家動向を分析。取引所流入3億ドルと低水準維持。MVRV比率の乖離現象で市場構造変化を指摘。
09:45
今回のビットコイン強気相場は機関投資家主導、個人からクジラへ移行=Matrixport
仮想通貨ビットコイン上昇を主導する層が個人投資家から機関投資家に移行しているとMatrixportが分析した。企業のビットコイン財務戦略採用で市場構造が変化していると述べる。
09:15
CZ、トランプ一族のWLFIとの関係に関するWSJ報道に反論
トランプ家の仮想通貨プロジェクトWLFIのフィクサーではないと、バイナンス前CEOのCZ氏がWSJの報道内容に反論した。これまでの経緯も明かしている。
08:20
ハイパーリキッドのHYPEトークン最高値更新、OIが90億ドル突破
仮想通貨分散型取引所HyperliquidのHYPEトークンが史上最高値37.24ドルを記録。オープンインタレスト93億ドル突破と大口10億ドルロングポジション構築が価格急騰を後押し。
07:32
スウェーデンのH100グループ、同国上場企業初のビットコイン戦略開始
スウェーデンのH100 Group ABが50万ドルで4.39ビットコインを購入し、同国初の上場企業による仮想通貨準備金戦略を開始。議会の国家ビットコイン準備金提案と同時期の動向として注目。
06:35
米セムラー、455ビットコインを追加購入
米ナスダック上場の医療技術企業セムラー・サイエンティフィックが仮想通貨ビットコインを455BTC追加購入し総保有数4264BTCに。一方で株主代表訴訟の可能性も浮上。
06:15
ビットコイン・イーサリアム・XRP反落、トランプのEU・アップル関税発言を受け
トランプ大統領がEU輸入品50%関税とアップル25%関税を発表後、仮想通貨ビットコインが11万ドルから10万8400ドルに急落。仮想通貨市場で2億ドル超の清算発生。
05/23 金曜日
18:05
ビットコインは今後どうなる?2025年の価格展望・注目材料
2025年5月、仮想通貨ビットコインは11万ドルに到達。今後どうなるのか?価格上昇を支える5つの注目材料と専門家の予測を解説します。
13:50
セイラー率いるストラテジー社のビットコイン戦略を徹底分析=VanEck
資産運用大手VanEckがストラテジー社(MSTR)のビットコイン戦略を分析。レバレッジをかけたBTC投資商品として評価し、プレミアム発生理由と主要リスクを解説した。
13:25
政府・日銀、デジタル円に関する第2次中間整理を公表 プライバシー保護と民間決済との共存策を検討
政府・日銀、CBDC第2次中間整理を発表。日銀が個人情報を扱わない「二層構造」でプライバシー保護を。民間決済手段との共存や相互運用性向上に向けた具体的検討結果をまとめた。
13:00
『ビットコインピザの日』15周年 ATH更新も長期保有者の利益確定は減少=データ
仮想通貨ビットコインは初取引を記念するピザ・デー15周年を迎え史上最高値を記録した。一方で、長期保有者の利益確定は昨年12月比で大幅減少している。
12:08
ビットコイン11万ドル台で推移、個人投資家の出遅れシグナルは持続性を示唆
ビットコインは11万ドル超の最高値圏で推移。ムーディーズによる米国債格下げを受け、ヘッジ手段としてのBTC需要が急増した。一方、SECはXRP・ライトコインETFの承認判断を8月に延期している。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧