- ノルデア銀行が従業員の仮想通貨取引及び所有を禁止
- ビットコインを始めとする全ての仮想通貨の取引及び、所有を禁止する新しい政策は秘書や清掃員、ITスタッフ、そして銀行員も含む全ての従業員が対象であることを明らかにしています。
- 国民の反感
- この政策は、基本的権利や労働基準に沿っていないと主張され、地元コミュニティには受け入れられませんでした。さらに、デンマークの金融連盟の長を務めるKent Petersen氏は「デンマークでは、雇用されている会社にとってリスクとならないのであれば、何に投資するかは自由です」と言及しています。
ノルデア銀行の従業員への仮想通貨禁止通知が訴訟問題に?
ノルデア銀行の仮想通貨禁止は秘書、清掃員、ITスタッフ、銀行職員を含む全ての人に適応されます。
1月24日にデンマークの労働基本権の擁護者たちは、従業員に対しビットコインを始めとする仮想通貨の取引や所有を禁止する会社の政策を受け、大手北欧銀行であるノルデア銀行に訴訟を起こす可能性について触れました。
北欧地域最大の銀行のこの決断は、基本的権利や労働基準に沿っていないと活動家が豪語するように、地元コミュニティには受け入れられませんでした。
デンマークの金融連盟の長を務めるKent Petersen氏は、地元ラジオにて以下のように言及しました。
「個人に対する法的罪と捉えています。」
「デンマークでは、雇用されている会社にとってリスクとならないのであれば、何に投資するかは自由なのです」
CEOがビットコインのことを「ジョーク」だと言い、ノルデア銀行は従業員に対し仮想通貨取引を禁止に
最近では、ノルデア銀行のCEOであるCasper von Koskull氏(以下、von Koskull氏)は、ビットコインは「ジョーク」であると非難しました。
彼の言い分によると、ビットコインは規制されておらず、頻繁に詐欺や犯罪行為に加担しているものであるとしています。
ノルデア銀行は、約31,000人の従業員に対し仮想通貨の取引を禁止する公式発表をSNSを通じて行いました。
ツイート内容は以下の通りです。
「ノルデア金融機関は(少なくともスウェーデンの)全ての従業員に対しBTCやその他の仮想通貨の所有と購入を禁じます。そもそもそれは認可されているのでしょうか?」
このメッセージは、新しい政策が秘書や清掃員、ITスタッフ、そして銀行員も含む全ての従業員が対象であることを明らかにしています。
ノルデア銀行の従業員に対するビットコイン取引の規制は、北欧の金融規制局がどのように仮想通貨を規制しようか試行錯誤している内に成されました。
スウェーデンの総裁がビットコインは単なる投機的な仮想資産で、何の価値もないと考えていることから、デンマークの中央銀行はこの状況を危惧しています。
After CEO Calls Bitcoin a ‘Joke’ — Nordea Bans Employees From Cryptocurrency
Jan 24, 2018 by Aziz Abel-Qadar
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