CoinPostで今最も読まれています

仮想通貨イーサリアムクラシック(ETC)の重要アップグレード、予定通り完了

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

イーサリアムとの相互運用性向上

仮想通貨イーサリアムクラシック(ETC)のハードフォーク「Agharta(アガルタ)」が完了、イーサリアム(ETH)ブロックチェーンとの相互運用性が高まることとなった。「ハードフォーク」によるコミュニティの分裂やテェーンの分岐(新通貨の誕生)は確認されていない。

昨年9月の大型アップグレード「Atlantis(アトランティス)」と同様、イーサリアムブロックチェーンとの相互運用性を高めることを目的としたもので、アトランティスではイーサリアムの「ビザンチウム」アップグレードに、今回のアガルタでは「コンスタンティノープル」アップグレードの内容に対応した。

今回のアップグレードに伴い、ETCノード運用のための各クライアントをアップグレードする必要がある。またクライアントの一つである「Geth Classic」はサポートを終了しアップグレードに対応しないため、他のクライアントを導入する必要がある。

The DAO事件

イーサリアムクラシックは2016年にイーサリアムがハードフォークして生まれた通貨で、The DAOと呼ばれるサービスがハッキングを受けた際に「ハッキングを受ける前のブロックからハードフォークしてハッキング自体をなかったことにする」派閥と「そのような行動は仮想通貨のポリシー(分散志向)に反するためそのままにする」派閥に分かれた。

その結果、ハッキングを無かったことにしたチェーンがイーサリアムとなり、そのままにしたチェーンがイーサリアムクラシックとなった。

しかし、最近ではコミュニティの要請によってイーサリアムとの協力が推進されている。

コア開発機構「ETC Core(前Ethereum Classic Labs)」の創設者James Wo氏とCEOのTerry Culver氏は、「ETCとETHの相互運用性の向上は、ETCのコミュニティとエコシステムの発展を加速する」としている。

Aghartaの次のハードフォークは「Aztlán」では、ETHのアップグレード「イスタンブール」に対応するという。

CoinPostの注目記事

仮想通貨ETCが20年1月に重要アップグレードを予定 ETHとの相互運用性向上へ
仮想通貨イーサリアムクラシック(ETC)の次回のハードフォークで、イーサリアム(ETH)との相互運用性がさらに向上することが分かった。本アップグレードは来年1月15日頃になる予定だ。
仮想通貨イーサリアムクラシック(ETC)の大型アップグレード、無事実装終了
イーサリアムクラシック(ETC)の公式SNSによると、大型アップグレードAtlantis(アトランティス)が無事に実装された。新たな通貨に分裂したことは確認されず。
CoinPost App DL
注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
07/27 土曜日
08:10
マスク氏のX(旧ツイッター)、ビットコインなどの仮想通貨絵文字表示を削除か
イーロン・マスク氏がオーナーのX(旧ツイッター)は、ビットコインなどの仮想通貨絵文字表示を削除した。ドージコイン擁護のためか。
07:35
BitwiseのETH現物ETFの横断幕、NYSEに掲揚
仮想通貨運用企業Bitwiseのイーサリアム現物ETFの横断幕が、ニューヨーク証券取引所に掲げられた。同社は、取引終了のベルを鳴らすことも報告している。
07:05
野村傘下のレーザーデジタル、利回り提供のイーサリアムファンド販売予定か
野村ホールディングスの仮想通貨資産子会社であるLaser Digital(レーザーデジタル)は、イーサリアム現物ETFの代替商品の導入を計画しているようだ。
06:40
米SEC、グレースケールのミニ版ビットコインETFを承認
仮想通貨投資企業グレースケールが提供するGBTCは手数料(1.5%)が最も高く資金流出は続いていたが、新商品を導入し0.15%という業界最安の手数料設定で競争力を高める狙いだ。
06:20
ビットコイン価格が21年後に最大で75億円に到達か、マイケル・セイラー氏の強気予想
ビットコインを最も保有する米上場企業マイクロストラテジーのマイケル・セイラー氏はカンファレンス「ビットコイン2024」で、BTCの今後の強気予想のプレゼンテーションを行った。
07/26 金曜日
17:10
「米大統領選で価格変動 トランプやハリス由来のミームコインの買い方
トランプトークンの概要 ドナルド・トランプ前米大統領とその「Make America Great Again」(アメリカを再び偉大に)というスローガンからインスピレーションを得…
17:10
ヤマハ発動機が初のVTuberコラボNFTを発行、Yamaha E-Ride Baseを訪れて進化可能
ヤマハ発動機が初のNFTデジタルステッカーを発行。横浜のYamaha E-Ride Baseで進化するダイナミックNFTを体験し、限定グッズをゲットできる。
15:13
ビットフライヤーがFTX Japan買収完了、カストディ事業展開へ
株式会社bitFlyer HoldingsはFTX Japanの株式100%を取得し、完全子会社化を発表。8月26日までに社名を変更し、クリプトカストディ事業を展開予定。法制度整備後の暗号資産現物ETF関連サービス提供も視野に入れている。
14:43
Neo Xメインネットが正式稼働 EVM互換でネオのエコシステムを拡張
Neoは高性能EVMベースのサイドチェーン「Neo X」のメインネット正式稼働を発表。クロスチェーンブリッジで流動性と互換性が向上し、エコシステムの可能性が広がる。
14:15
カマラ・ハリス氏のミームコインが過去最高値を記録、大統領候補指名の期待受け
PolitiFiと呼ばれる政治パロディのミームコインが、仮想通貨領域で独自のジャンルを形成しており、カマラ・ハリス副大統領のパロディコイン「 Kamala Horris(KAMA)」が急騰し話題となっている。
12:55
アルトコインETFの未来、ブラックロックが語る現実と可能性
ブラックロックのデジタル資産責任者は、イーサリアム現物ETFが承認されていても他のアルトコインETF誕生には困難があると話した。
12:14
仮想通貨相場反発、ビットコイン・カンファレンスのトランプ登壇に関心集まる
昨日までの大幅下落とは打って変わり暗号資産(仮想通貨)相場は反発した。強気シグナルのハッシュリボンが点灯しているほか、今週末にはビットコインカンファレンスに米国のトランプ前大統領が登壇予定であり、投資家の関心が集まる。
11:00
トランプ前大統領の陣営、4〜6月期で仮想通貨で6億円の寄付金調達
トランプ前大統領は、ビットコインなど仮想通貨で6億円以上の選挙資金を調達。「ビットコイン2024」でもさらに資金を集める予定だ。
10:30
BTCが290万ドルに到達するシナリオ、VanEckが公開
仮想通貨ビットコインが2050年までに290万ドルに到達するシナリオをVanEckのアナリストが公開。このシナリオを実現するための条件を説明している。
10:00
ソラナ初事例、パラオ共和国がデジタルID発行
主権国家が仮想通貨・ブロックチェーンであるソラナ上で、法的アイデンティティを発行する初めての事例となった。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア