はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

仮想通貨市場の全面高は「3つの半減期」を意識か ビットコインSVは100%越えの急騰

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

仮想通貨市場は全面高

仮想通貨市場は15日、ビットコインが前日比8%高と急伸。アルト市場もそれを上回る銘柄も散見されるなど、全面高相場の様相だ。

出展:CoinMarketCap

特筆すべきは、ビットコインSVの高騰率で、一時前日比で100%高の過去最高値を更新、時価総額もテザー、ビットコインキャッシュ越えの4位に浮上した。ビットコインキャッシュとは時価総額が均衡しているものの明確に上回る可能性まで見えた格好だ。

出展:CoinMarketCap

今回の高騰は、ビットコインのテクニカル面が好転したことを足固めに、アルト市場、特にビットコインキャッシュとSVが主導していることを高騰率から見ることができる。

テクニカルに関する相場分析はこちら逆三尊成立でテクニカル的な買いが集まるか注目されるビットコイン

ビットコインを含めた当該3通貨は、2020年の4月から5月に半減期を控える通貨でもある。また、ビットコインキャッシュとSVについては、半減期までの期間がBTCと比べて短く、すでに100日を切っている状況にあるため、市場は織り込む動きに移行した可能性もある。(ブロック生成平均時間でズレた関係)

半減期の予定日程(1月15日時点)

ビットコイン:5月12日(約119日後)

ビットコインキャッシュ:4月8日(約84日後)

ビットコインSV:4月11日(約87日後)

半減期のズレとそれまでの各ネットワークの状況は、同じハッシュアルゴリズム「SHA-256」を採用する通貨であることから、市場も注目するポイントとなるだろう。(掘る通貨を変更することができるため)

なお、日本時間15日8時に予定されるビットコインマイニングの難易度調整は、現在の予定調整変動率が+6.96%で推移しており、概ね7%前後で確定しそうだ。今回の調整を経て、ビットコインのデフィカルティはハッシュレート共に過去最高値を更新することになる。

2020年は改めてビットコインETFに注目との声も

なお、高騰の背景には、13日に開始したシカゴ・マーカンタイル取引所(CME)のビットコイン先物のオプション取引が、好調なスタートを切ったことも理由に挙がった。

すでにライバルBakktの出来高を越えたことで、好調な推移として評された当該オプション取引は、業界における重要なリスクマネージメントのツールになることに期待感が高いと指摘される。

今回のオプション取引が開始されたことは、2020年のビットコインETFの実現にも重要なプロセスにもなったと指摘する見方もCNBCのテレビ番組で語られたほどだ。

同番組に出演したETF TrendsでCEOを務めるトム・ライドン氏は14日、2020年には改めてビットコインETFが実現する可能性があるとして、その理由にCMEのオプション取引を含め2つの理由を挙げた。承認の可能性は60%と考えているという。

CMEのオプションについて言及したランドン氏は、SECがこれまでのETFを却下した理由に挙げた、市場流動性と安定性の欠如にオプション取引や先物取引の環境が整うことで、解消していくとの見方を示した。

もう一つの理由は、NYDIG社のビットコイン先物ファンド「NYDIGのビットコイン戦略ファンド」を米SECが昨年12月に承認したことを挙げた。

「NYDIGのビットコイン戦略ファンド」は、機関投資家向けにビットコイン先物に特化した戦略ファンドの販売を行うもので、米SECの仮想通貨への承認状況が軟化したと見られた事例だ。

なお、このファンドの承認には、現物のビットコインを取り扱わないことで、SECが懸念するカストディの問題には及ばないことが決め手になったと、有識者が当時の発表時に論じている。

CoinPostの関連記事

アルト暴騰でシーズン再来の兆候も、ビットコイン(BTC)高騰の背景を探る|仮想通貨市況
ビットコインキャッシュをはじめ、リップル(XRP)やイーサリアムが高騰、全面高を見せる15日の仮想通貨市場。一方、テクニカル無視のfomo発生が指摘されるほか、BTC市場の過熱感が強まっており、相場の乱高下が懸念される。
仮想通貨市場に影響を及ぼす「重要ファンダ」一覧表|ビットコイン、リップルなど【3/7更新】
ビットコイン(BTC)やリップル(XRP)など、仮想通貨市場に影響を与え得る重要ファンダ一覧はこちら。あらかじめイベントをチェックしておくことで、トレードの投資判断に役立てることができる。
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
08/19 火曜日
11:45
2025年末のビットコイン価格予想18万ドル維持、ヴァンエック最新市場レポート
ヴァンエックが最新市場分析で2025年末ビットコイン価格予想18万ドルを維持している。先物需要の回復や、ビットコイントレジャリー企業の動向についても言及した。
11:25
仏上場キャピタルB、アダム・バックから約3.8億円調達でビットコイン戦略加速
欧州初のビットコイントレジャリー企業キャピタルBが、暗号学者アダム・バック氏から220万ユーロの資金調達を実施。追加17BTC取得でビットコイン保有量拡大へ。
10:25
イーサジラ、イーサリアム財務戦略を正式開始
米ナスダック上場企業イーサジラは、企業の新ブランドを正式にローンチし、仮想通貨イーサリアムの財務戦略を遂行すると発表。発表時点で620億円相当のイーサリアムを保有している。
09:45
ストラテジー社、株式発行の基準を緩和 ビットコイン買い増しは76億円相当
米ストラテジー社が仮想通貨ビットコインを430枚追加購入し、保有量は62.9万BTCに達した。株式発行の自主基準も緩和しており、資金調達の柔軟性を向上させている。
08:30
中国大手銀招商銀行傘下のCMB、香港で仮想通貨取引サービス開始
招商銀行傘下の招銀国際証券が18日、香港で仮想通貨取引サービスを正式開始。ビットコイン、イーサリアム、テザーの24時間取引を提供。中国系銀行系証券会社として初の仮想通貨取引ライセンス取得企業となった。
07:10
国民民主党の玉木代表、ステーブルコインの支援を表明
国民民主党の玉木代表は、日本円ステーブルコインJPYCが発行のための登録を取得したことなどを受け、ステーブルコインの取り組みが促進されるように政策面でサポートしていくと表明した。
06:50
米財務省、ジーニアス法に基づく不正活動対策でパブリックコメント募集開始
米財務省が18日、ステーブルコイン規制のジーニアス法に基づき仮想通貨の不正活動検出手法についてパブリックコメントを募集。AI、ブロックチェーン技術、デジタル身元確認などの革新的手法に関する意見を10月17日まで受付。
06:10
米SEC、複数の仮想通貨ETFの承認判断を延期
米証券取引委員会が、トランプメディア運営のトゥルースソーシャルが申請したビットコイン・イーサリアムETFの承認判断を再延期。コインシェアーズのライトコインETFやXRP ETFも同時に延期決定。
05:50
ビットマイン、ストラテジーに次ぐ最大の仮想通貨保有企業に
ナスダック上場のビットマインが66億ドル相当のイーサリアム保有を発表し、マイケル・セイラー氏のストラテジーに次ぐ世界第2位のデジタル資産保有(DAT)企業となった。
05:30
米上場BTCS、世界初のイーサリアム配当を発表
ナスダック上場のブロックチェーン企業BTCSが18日、世界初のイーサリアム配当「ビビデンド(Bividend,)」を発表。1株当たり0.05ドルのETH配当と0.35ドルのロイヤルティ支払いで計0.4ドル相当を株主に提供。
08/18 月曜日
17:00
Tezos ecosystem at WebX 2025:RWA最新動向から日本限定グッズ、体験型コンテンツまで一挙公開
テゾス(Tezos)は、ハードフォークなしでアップグレードできる独自の仕組みを持つブロックチェーンプラットフォームです。2014年にArthur Breitman氏とKathl…
15:50
NewLo、リワードプログラム上のポイントを暗号資産に交換できる新機能をリリース
Web3マーケティング企業のNewLoは8月18日、「NewLo Quest」でポイントを暗号資産ETHに交換できる機能を開始。企業向けサービスも展開し、既存ポイントプログラムのブロックチェーン拡張を支援。
14:27
スイス大手スーパー「SPAR」、全国100店舗で仮想通貨決済開始 
スイスの大手スーパーマーケットチェーン「SPAR」が全国100店舗で仮想通貨決済を開始した。Binance PayとDFX.swissとの提携により、100種類以上の仮想通貨とステーブルコインでの支払いが可能になる。
13:30
加藤財務大臣・金融担当大臣の「基調講演」が決定|WebX2025
加藤財務大臣・金融担当大臣が登壇決定 国内最大手のWeb3メディア「CoinPost」の運営会社、株式会社CoinPost(本社:東京千代田区、代表取締役CEO:各務貴仁)が企…
12:28
イーサリアム RWAトークン化のリスクとは?有識者が指摘する課題と対策
ニューヨーク大学教授が、仮想通貨イーサリアムにおける資産トークン化が普及する上での課題を指摘した。大規模採用前に解決すべき問題を提示している。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧