WebX完全ガイド
TOP 新着一覧 取引所 WebX
CoinPostで今最も読まれています

ドイツ老舗銀行がデジタル証券を4月より提供開始 仮想通貨関連ライセンスで実現

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

ドイツ銀行がSTOを予定

1754年設立のドイツの老舗銀行Bankhaus von der Heydtは、ブロックチェーン金融サービス会社Bitbondと提携し、ブロックチェーン技術を活用した資産のトークン化とカストディサービス(保管・管理・清算等)を提供すると発表した。

ミュンヘンに本拠を置くvon der Heydt銀行は、「多種多様な資産を流動化する最新ソリューション」として、トークン化された証券を発行するとともに、独自のユーロ建ステーブルコインも発行する予定だという。

さらに、今年1月1日に施行されたドイツ銀行法(KWG)の改正により、連邦金融監督庁(BaFin)が規制する金融サービスの一つとなった仮想通貨の保管/管理業務の予備ライセンスを取得し、規制に準拠したカストディサービスの提供を目指している。

証券取引の簡素化によるコスト削減

von der Heydt銀行のプレスリリースによると、トークン化により「証券を仲介者なしで直接取引できるため、資金調達は、はるかに安価になり、煩わしさも軽減する」ことから、売買の簡素化が可能でコストも削減できると説明している。

同行は、トークン化されたデジタル証券の提供については、機関投資家対象の私募を予定しており、トークンの購入は同行が発行するユーロステーブルコインを用いて行うことができるという。 そのため、売買プロセス全てにおいて、決済業者を介することなく、銀行内で完結することが可能になる。

製品の提供は4月初めに予定されているという。

規制に準拠したトークン化プラットフォームを提供するBitbondが支援

von der Heydt銀行は、昨年から、ベルリンに本拠を置くブロックチェーン企業Bitbond社と共に、仮想通貨保管事業のための技術構築を進めていたが、すでに最初のカストディトランザクションは成功裡に完了したという。

2013年に設立されたBitbond社は、ブロックチェーンベースのP2Pのビットコイン貸し付けプラットフォームの運営から事業を開始。その後、特に中小企業向けのビジネスローンをグローバルに展開し、毎月100万ドル(約1億1000万円)相当のローンを発行している。ドイツの規制当局であるBaFinから金融サービス提供業者としてのライセンスを2016年に取得した。

近年は、規制に準拠した債券発行プラットフォームの開発に注力しており、昨年3月、ドイツ初となるBaFinから承認を得たSTO (セキュリティトークン発行)を行い、210万ユーロ(約2億5200万円)を調達した。 Bitbond(BB1)が発行する債務証券には国際証券識別番号が付与され、清算、決済、および保管の全てが規制の対象となっている。

「ICOの呼び名が変わっただけ」とも揶揄されるSTOだが、ドイツではBitbond社以外にも、スタートアップへの少額投資を可能にするStartMark社がBaFinにより、昨年8月、承認を受けている。

STOに成功した同社の創設者でCEOのRadoslav Albrecht氏は、「デジタル資産のトークン化と保管の分野における様々なプロジェクトで、複数の銀行や金融仲介業者と協力している。」と述べており、ドイツでブロックチェーン技術を活用した資産のトークン化が進められている状況が垣間見れる。

銀行法の改正により、銀行が仮想通貨を扱うことが可能になったことで、ドイツは金融のデジタル改革推進のリーダーとしてより優位な立場を手に入れたのかもしれない。

Google Newsでフォロー
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
10/17 土曜日
13:50
ビザ、ステーブルコインUSDCの事前入金を商用化 国際送金で24時間利用可
ビザは15日、ビザ・ダイレクトで国際送金の資金をUSDCで事前入金できる機能の商用運用を始めた。従来の資金調達の時間枠に頼らず、インヨ・グローバル経由で24時間利用できる。
13:20
トークン化株式市場の70%超、オンドとバックド2社が支配=IMFレポート
IMFは世界金融安定報告書で、トークン化株式価値の7割超をオンドとバックドが占めると指摘。24時間取引や少額取引での需要を確認した一方、流動性の低さと高い変動率を課題に挙げた。
13:10
クロードAI、量子コンピュータの設計で従来超え|仮想通貨の暗号を破る計算の一部も効率化
アンソロピックのAI「クロード」が量子回路を自律設計し、8種類の回路で公開済みの最良設計を上回った。仮想通貨が署名に使う楕円曲線暗号の解読に関わる計算の効率化も含まれる。
11:00
米証券大手シュワブ、BTCとETH取引を対象顧客全員に開放
米証券大手チャールズ・シュワブが、ビットコインとイーサリアムの仮想通貨取引を対象となる個人顧客全員に提供した。手数料は0.75%で、フィデリティの1%を下回る。年末までにソラナ、アバランチ、チェーンリンクの3銘柄も加わる予定だ。
10:25
ビットコインは年末にかけて回復見通し、ただし9万ドルが壁=レポート
コインベースとグラスノードが10〜12月期の仮想通貨市場見通しを公表。利上げ下でも回復が進んだ現状を評価しつつ、上値の供給圧力など短期リスクにも言及した。
10:00
コインベース、カード発行のMarqetaに仮想通貨基盤提供 
仮想通貨取引所コインベースが、カード発行基盤を手がける米マーケタの企業顧客向けに、ステーブルコイン裏付けカードの保管・換金・決済基盤を提供する。カード保有者は世界の加盟店でステーブルコイン残高を使える。
09:10
ウォーシュFRB議長が利上げ示唆せず観測後退、ビットコイン当面レンジ相場
コインシェアーズは16日、9月の米CPIと小売売上高が予想を上回りFRBの利上げ観測が強まったため、仮想通貨ビットコインの短期見通しはデータ待ちのレンジ相場とみるべきだと分析した。
07:30
東証上場のunbanked、金連動トークン「Kinka」の暗号資産事業を廃止 採算難
金地金を裏付けとする仮想通貨「キンカ」を発行してきた国内上場企業unbankedが、暗号資産事業の廃止と子会社3社の解散・清算を決議した。販売低迷と採算確保の困難を理由に挙げ、2027年3月末までに清算を完了する予定だ。
06:50
ドイツ銀行、法人向け仮想通貨保管サービスを数週間以内に開始 アジア展開も
ドイツ銀行が数週間以内にドイツで、法人向けの仮想通貨保管サービスを開始し、2027年にアジアの金融拠点へ展開する計画だ。ビットコインとイーサリアムの保管から始め、ステーブルコインの出し入れ支援やトークン化預金へ段階的に広げる。
06:15
中国発老舗Coboの個人向け仮想通貨ウォレット終了へ、公開から約9年
仮想通貨の保管サービスを手がけるCoboが、個人向けウォレットアプリを12月1日に終了すると発表した。11月30日までに引き出さなかった資産には、月2%の手数料が課される。
05:55
サークル、上半期売上の約59%を提携先と取引費用に
サークルは16日、2026年上期の売上約14億ドルのうち約8.19億ドルをUSDC流通の提携先と取引費用に支払い、純利益は売上1ドルあたり約7セントだったと明らかにした。新規参入企業の主張には反論した。
05:00
2022年以来初、米国がビットコイン純輸入国に
チェイナリシスは、米国が2022年以来初めて仮想通貨ビットコインの純輸入国になったと明らかにした。1万ドル未満の小口送金は流出超、大口の送金は流入超だった。
10/16 金曜日
17:54
3メガ銀、共同発行ステーブルコインで国際決済の実証を完了
みずほ銀行・三菱UFJ銀行・三井住友銀行の3メガバンクなど5社が、共同発行する円建てステーブルコインで三菱商事の国際決済を想定した実証を実施した。信託型の発行スキームとAML対策、2026年度中の実取引に向けた設計を整理する。
17:24
ANAP、ビットコイン評価損43.7億円を計上 前期の評価益12億円から反転
ANAPホールディングスは15日、2026年8月期に保有ビットコインの評価損43億7,466万円を計上したと発表。最終損失は73億2,300万円に拡大した。前期の評価益からの反転と、期中に開示した評価損の推移をまとめる。
16:51
英上場スマーター・ウェブ、83BTCのビットコインを追加取得 保有2830BTCに
英上場のスマーター・ウェブ・カンパニーが83BTCを約520万ポンドで追加取得し、ビットコイン保有量は2,830BTCに。優先株の調達資金でコインベースからの借入を圧縮したほか、累計のBTC売却額も開示した。
今から始める仮想通貨特集
通貨データ
重要指標
一覧
新着指標
一覧