はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用
CoinPostで今最も読まれています

ブロックチェーンが2018年のビジネスを変える方法

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

ブロックチェーン技術の可能性
デジタルとビジネスの世界において信頼できる貴重な力に変わりつつあり、その潜在的な技術力はほぼすべての業界で応用が可能である可能性を示しています。
ブロックチェーン革命
ブロックチェーン技術は革命的な技術であり、今後使われるのは時間の問題です。

ブロックチェーンの利用用途

既に大企業でも、既存のデジタルインフラを改善するためにこのテクノロジーの使用を検討し始めています。

ブロックチェーン技術とは複雑な機能を持つ技術で、情報を明確にし、あらゆる種類のデータ操作に目印をつけることですべての金融取引を透明かつ公に利用可能にすることを目指しています。

この技術は、Bitcoinを初めとする仮想通貨ブームのおかげで普及しました。

ブロックチェーンに関する最も興味深い点は、参加しているすべての当事者がお互いを同じように監視することができる点です。

システムのデフォルト設定上、Bitcoinのブロックチェーンは約10分間隔で更新されることにより、従来の手作業による取引認証と比較してすべての作業がより簡単に実行され、管理されます。

またBlockchain技術は、システム全体の中央管理者を必要としないことから取引手数料が削減され、プロセス全体のコストが他の取引方法よりも低くなるというメリットが挙げられます。

すべてのブロックチェーンは独自のインターフェースを有していて、一般にユーザーはこれらのウォレットアプリなどから、暗号化された仮想通貨を使用して商品やサービスの支払いを行うことが可能です。

複雑なシステム

最近では、取引メカニズムとしてブロックチェーン技術を使用したさまざまなアプリを目にすることが多くなりました。

ブロックチェーンとは本来、巨大な構造を持つ複雑なシステムであり、作成には、コーディング、数学やハッシングに秀でた開発者を必要とします。

また、ブロックチェーン技術の専門家への需要が急増しており、ブロックチェーン技術の研究開発に参入する企業が増えるにつれて、より多くの専門家やアナリストらが求められると考えられています。

ProAcademicWritersの Judith Robertsはインタビューにおいて以下のように答えています。

研究職から暗号通貨信者に転じた者として、この技術は大きな変革をもたらすと断言します。

多くの否定的な人間が仮想通貨市場とブロックチェーン技術のバブル崩壊を信じ込んでいますが、これらがもたらす多大なるメリットとその規模を今だ認識できていません。

少なくとも今後数年間は面白い展開を見せるでしょう。

イーサリアム

Bitcoinと双璧をなしているもう一つの重要なプラットフォームがEthereumです。

一般的に、Ethereumはブロックチェーンに基づく複雑なプラットフォーム系サービスと見なされます。

要するにこのシステムは、そのフレームワークを用いてその上に新しいアプリケーションを構築することが可能なのです。

Ethereumシステム全体は、Etherをマイニングするユーザーによって管理運営されます。

また仮想通貨は、これらのトランザクション料金を処理するためEthereum領域で実行される他のプロセスのために開発者によって使用され、分散され独立したアプリケーションでも使用されます。

では、今現在彼らが取り組んでいる特殊な”契約”とは何なのでしょう。

スマートコントラクトと呼ばれるこの電子契約は任意のトランザクション内のすべての残高を定義してチェックするものであり、この技術を用いることでブロックチェーンの上に新しい機能やアプリケーションを作成することを可能にします。

簡単に言えば、このシステムにおいてブロックチェーンは、Ethereumの適切かつ安全な実行を保証しています。

これらを踏まえた上で、ブロックチェーンがどのように今日のビジネスに応用可能なのか検証する必要があります。

ブロックチェーンがビジネスの世界を変える5つの方法

これまでの内容をみてもブロックチェーン技術の大きな可能性と、現行のビジネスモデルに浸透し中心的役割を果たしていくことは明白であり、これが現実のものとなるのはもはや時間の問題であるといえます。

ブロックチェーン技術に携わる人々や企業のうち、誰が覇権を握るのか、正確には分かりませんが、2018年にはすべての業界においてその地位が向上することが見込まれます

ここでは、今年のブロックチェーン技術の5つの主な成長方向性を挙げてみました。

1.財務

最も劇的で明白な変化が起こるのは金融分野です。

Blockchain技術は昨年の仮想通貨市場の台頭などのように、今年もさらに既存の金融業界に変化をもたらすことでしょう。

最近認知度を高めているデジタルウォレットはますます人気が高まり、間接金融による預金サービスは(エスクローと同様に)永遠に消えるかもしれません。

ではあなたのビジネスはどうか?

少なくとも、ビジネスは確実にこのトレンドからの恩恵を受けるでしょう。

為替取引や他の煩雑な手続きがなくなるとともに、クライアントとの取引を実行し完了するために大きな支出をする必要がなくなる上、あなたが地球上のどこからでも取引をを行うことができるようになります。

ブロックチェーン技術の主な利点は、従来の銀行と比較して低価格な手数料でよりシームレスかつバラエティに富んだ取引を可能とする点です。

2.知的財産

インターネットの誕生は情報とデータの共有を著しく早く、またより簡単なものにしました。

しかし、同時にその利便性の反面、オンライン上の盗難や窃盗被害など新たな犯罪も誕生したという経緯があります。

ブロックチェーン技術は、その高度に暗号化されたプラットフォームの特性を生かして、知的財産を保護するのに役立つと考えられていてサイバー空間でアイデアや創造物を保護する新たな方法として注目を集めています。

3.スマートコントラクト

これは、ブロックチェーン技術が提供する最も有用な機能の1つです。

スマートコントラクトは、契約を結んだ双方の契約内容が正しく実行されることを保証する機能で、特殊なコードを使用することにより双方がすべてのトランザクションを透過的に監視し管理できるという特徴を持ちます。

これによりブロックチェーン技術を使用すれば仲介者なしで直接、すべての取引を管理することができ、2018年はその可能性を証明する年となるでしょう。

4.暗号署名

ビジネス上のすべてのデジタル署名を取引時において合法的かつ効果的に使用できるようになります。

従来は書類を印刷して手書きで署名しなければならなかった公式文書においても、電子署名が認められることでファックスやメールの送信回数を激減させることが可能です。

また、文書はブロックチェーンのおかげでより扱いやすくなります。

暗号化されたシステムが介在するため、これまでの電子署名と比較しても今後のデジタル署名の信頼性セキュリティーの高さは別次元のものとなるでしょう。

5.クーポンとプロモーションコード

最後に、特にクーポンやその他のプロモーションコードなどを多く取り扱う人においては、ブロックチェーン技術を使用することでこれらのすべてを制御し管理することが容易になります。

ブロックチェーンは、その特殊構造ゆえにどのようなタイプのデータにおいても重複使用を防ぐことができます。

自身の管理するクーポンやプロモーションコードを追跡するだけで、知らぬ間に勝手に利用される不正を未然に防止することが可能となるでしょう。

結論

このように、ブロックチェーン技術とは決して仮想通貨だけのものではありません。

そしてまた、それらのブームが巻き起こしたバブル市場のリスクを有するものでもないです。

そして時を経るごとに、次第にこのブロックチェーン技術が予期せぬ分野で応用されているところを目にすることになるでしょう。

How Blockchains Can Change the Way We Do Business in 2018

January 27, 2018

参考記事はこちらから
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
05/18 日曜日
14:00
今週の主要仮想通貨材料まとめ、企業のETH大量購入やアーサー・ヘイズのBTC100万ドル到達予測など
前週比で振り返る仮想通貨市場の最新動向。ビットコインやイーサリアム、XRP、ソラナなど主要銘柄の騰落率や注目材料を一挙紹介。市場トレンドと関連ニュースを詳しく解説する。
12:49
UPCXが2025 Tokyo E-Prixスポンサーに 次世代決済とFanlinkの可能性を解説
UPCXが「2025 Tokyo E-Prix」のスポンサー契約を発表。世界標準決済を目指すブロックチェーンプラットフォーム「UPCX」と、ファン支援サービス「Fanlink」の特徴をCEO中野誠氏が解説した。秒間10万件の処理能力やグローバル展開の展望とは?
11:00
週刊仮想通貨ニュース|メタプラネット株価1340円到達の可能性に高い関心
今週は、仮想通貨ビットコインの専門家アダム・バック氏によるメタプラネットの株価試算、資産運用会社によるイーサリアム価格急騰の要因分析、空売り投資家ジム・チェイノス氏の投資戦略に関するニュースが最も関心を集めた。
05/17 土曜日
14:00
アブダビ政府系ファンド、ビットコインETF買い増しで保有額750億円突破
アブダビのムバダラ・インベストメントが第1四半期にブラックロックのビットコインETFを49万株追加購入。ゴールドマン・サックスは最大保有者として3000万株を保有。
13:05
ビットコインETFフェイクニュース事件、犯人に懲役14か月の判決
米SEC公式Xアカウントを乗っ取り、ビットコインETFについてのフェイクニュースを流した26歳の被告に懲役14か月の判決が下りた。偽情報で仮想通貨市場を混乱させたことが重大視された。
12:43
史上最高値を試すのは時間の問題か、米中貿易緩和も上値トライ失敗|bitbankアナリスト寄稿
米中関税115%引き下げ合意やインフレ指標下振れもビットコイン上値を抑える展開。アリゾナ州知事の暗号資産準備金法案への拒否権行使も影響。短期筋による損切り送金増加で売りをこなした可能性。史上最高値トライは時間の問題か。bitbank長谷川アナリストが週次相場分析を解説。
11:00
ビットコイン長期保有数1437万BTCに到達も、利確売り強まる=アナリスト分析
ビットコインの長期保有者が3月から5月にかけて利益確定を加速。支出利益率は71%増加し227%の平均リターンを記録。長期保有量は1437万BTCに達するも、市場サイクルの分配フェーズへの移行を示唆。
10:10
トランプ家のWLFI、民主党議員による調査要請を正式拒否
トランプ一族の金融企業WLFIが上院による調査を拒否した。政治的動機と批判し、同社は説明責任や米ドル優位性を指針としていると主張。倫理規定違反の疑惑なども否定している。
09:02
ETH・BTC比率が5年ぶり急騰、アルトシーズンの到来示唆か
イーサリアム/ビットコイン(ETH・BTC)価格比率が過去5年最低水準から38%急反発。ETFによる買い増し、取引所流入減少などの指標から需要増加・売却圧力低下が鮮明に。「極端な過小評価ゾーン」からの回復が示すアルトコインシーズン到来の可能性を分析。
07:50
ビットコインで利回り獲得、Solvがアバランチ基盤の新トークン発表
仮想通貨ビットコインの保有者にRWAの利回り獲得手段を提供するため、Solv Protocolはアバランチ上にSolvBTC.AVAXをローンチ。ローンチの目的や仕組みを説明した。
07:30
10億ドルのビットコイン投資を検討、米上場のシンガポール医療企業
シンガポールの医療企業バーゼル・メディカル・グループが10億ドル規模のビットコイン投資に関する交渉を開始。ストラテジー社に続く大規模企業BTC投資の新事例として注目される中、「革新的な株式交換契約」を通じてアジア医療企業最強の財務体質構築を目指す。
06:45
米裁判所、SECとリップルの和解案を「手続き上不適切」として却下 再申請へ
米連邦地裁がSECとリップルの和解申請を「手続き上不適切」として却下。民事訴訟規則違反が原因で、両者は適切な手続きでの再申請を迫られる状況に。
06:25
イーロン・マスクの『Kekius Maximus』切り替えでミームコインが2倍以上急騰
イーロン・マスク氏がツイッターのプロフィール画像とユーザー名をミームトークン「Kekius Maximus」に変更し、関連トークンが2倍以上急騰。昨年の900%上昇・急落事例に続くマスク氏のSNS活動による仮想通貨市場への影響力を示す展開に。
06:05
サウジ中央銀行、15億円相当のストラテジー株保有でビットコインに間接投資
サウジ中央銀行がセイラーのストラテジー社の株を25656株取得し仮想通貨ビットコインへの間接投資を開始したことが確認された。
05/16 金曜日
17:00
マスクネットワークとは?仮想通貨MASKの買い方・取引所まで徹底解説
Mask NetworkはSNS×Web3をシームレスに接続するSocial-Fiプラットフォーム。本記事では特徴とMASKトークンの買い方を初心者向けに解説します。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧