老舗取引所のクラーケン、外国為替取引へ参入
仮想通貨取引所のクラーケンは外国為替取引ビジネスへ参入したことが分かった。新しいサービスは本日、米国東部標準時(EST)で10時30分から利用可能になり、現在9つの取引ペアが確認できる。
USドル、カナダドル、ユーロ、ポンド、スイスフラン、そして日本円の通貨が取り扱われており、日本円は米国ドルとユーロとの取引ペアがある。
クラーケンは将来的に取引ペアは追加される可能性があるとしている。
外国為替取引の手数料はクラーケンのステーブルコインの手数料に基づき、メイカーとテイカーを区別したモデルが使われる。
資金を借り入れるなどして行うマージントレードは外国為替取引ではまだ利用可能にはなっていないが、クラーケンは仮想通貨取引ですでに同サービスを提供している。
また、外国為替取引は米国在住の人には利用できない。
クラーケンはサンフランシスコを拠点として2011年に設立された、仮想通貨取引の中でも老舗取引所の一つになる。仮想通貨取引所やOTC取引業務、先物取引プラットフォームなどを事業の中核として成長してきた。
また、クラーケンは長年にわたり、事業の強化を目的として企業の買収を行ってきた。最近では、クラーケンはオーストラリアを拠点とした仮想通貨取引所Bit TradeとOTCのサービスを提供するCircle Tradeを買収している。
去年には”7桁”の取引により、仮想通貨企業を買収し、Kraken Futuresとしてリブランディングを行っている。これまでにクラーケンが買収した案件は、公開されているもので10個になる。
クラーケンの外国為替取引への参入は前例のない動きとなるが、ほかの仮想通貨取引所がこの動きに追従するのかは不明だ。
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