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リップル社CEO :仮想通貨を「通貨」として捉えていないと主張

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

All Markets Summit:仮想通貨 でのリップル社CEOによる発言
リップル社のCEOであるBrad Garlinghouse氏は、自社のXRPを始め、他の仮想通貨も通貨としては捉えていないと公表しました。
仮想通貨の価値
Brad Garlinghouse氏は、デジタル資産はビジネス面での課題を解決して初めて資産としての価値が認められるとする一方で、この記事では、その定義に対し、金及び、紙幣の本質的な価値を例にとって反論しています。

2月7日水曜日に行われたヤフーファイナンスのAll Markets Summit:仮想通貨にて、リップル社のCEOであるBrad Garlinghouse氏(以下、Garlinghouse氏)が、XRP、ビットコイン、イーサリアムを始め、他の仮想通貨も通貨としては捉えていないことを明らかにしました。

この6時間のイベントでは、CoinDeskがスポンサーとなり、オンラインで中継され、仮想通貨及び、その根本にある技術の高まる関心を理解することが目的とされていました。

このサミットでは、仮想通貨やブロックチェーン技術関連の幅広い範囲の企業が紹介され、デジタルウォレット企業のBlockchain、アフリカに焦点を当てている決済処理企業のBitPesa、銀行に対してのプライベートブロックチェーン先駆者であるChainなども紹介されました。

さらに、銀行をターゲットにしているもう一つのプロジェクトで忘れてはならないのはリップル社でしょう。

XRPトークンは、金融の中核を担う迅速な国際間決済を推進することを目的とし、2017年にそのXRPトークンの価格は32,000%以上もの上昇を見せました。

リップル社CEOGarlinghouse氏の仮想通貨の捉え方

Garlinghouse氏は、そのトークンや、その他の仮想通貨の名目に懐疑的なようです。

「私は、これを仮想通貨とは呼んでおらず、通貨でもないと考えています。スターバックスやアマゾンで使用することもできません。

そう言うと、私はビットコインで何かを購入したことがあると主張する人が出てきます。

そう聞かれると私は”ではそれ以降もビットコインで取引をした事がありますか?”と聞き返します。

つまり、これは通貨ではなく、デジタル資産なのです。もしその資産が実際の顧客が抱える課題を解決したとしたら、それは資産価値があるということになるのです。」

しかし、リップル社のCEOは、多くの人々が仮想通貨で何かを購入していたり、所謂通貨と呼ばれるものではない購入手段をトークンなどで代替しているのを見落としています。

さらに、例えば、イギリス現地のレストランでドルを使用することはできません。

ということは、ドルは通貨ではないのでしょうか?そんなことはありません、歴とした通貨に変わりはないのです。

世界共通の通貨

そもそも世界共通の通貨など存在しないのです。

しかし、もし国境を厭わない、世界共通の通貨が台頭してくるとしたら、その存在に1番近いのは一部の仮想通貨であると言えるでしょう。

中央集権のインフレを通して、ビットコインを排除する事が勧められていないからといって、通貨としての価値が下がる訳ではないのです。

Garlinghouse氏によると、デジタル資産はビジネス界での課題を解決して初めて資産としての価値が認められ、日常生活での通貨としての価値はないと捉えています。

しかし、$20紙幣もまた取引の仲介物として広く認められている事以外の価値はないのです。金に関しても、電子工学的な用途もあるものの、それは限定的であり、市場での価値はその実用的価値を遥かに上回っていると言えます。

このように、紙幣及び、金の価値は社会によって形成されており、その社会的な価値はビットコインのような資産にも付与できるはずなのです。

さらに、実際BTCは、分割可能であり、譲渡可能で、透明性を持ち、許可を必要としないため、資産の保全という意味では金よりも数段優れていると言えます。

しかし、Garlinghouse氏がどのような意見を持っていようと、”仮想通貨”という単語は使われ始めて9年の月日が経っており、それがすぐに変更されることになるとは考えられないでしょう。

CEO of Ripple, Brad Garlinghouse: Cryptocurrencies are Bad Currencies

Feb 10, 2018 by RICK D

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