はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用
CoinPostで今最も読まれています

速報 日本仮想通貨銘柄のファクトム(FCT)、開発会社が解散・会社清算手続きへ

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

Factomの財政難

Factom,Inc.の理事長を務めるDavid Johnstonへ取材を敢行、内容に一部修正点に黄色アンダーラインを加えています。(3日20時)

「ファクトムの開発企業解散」で独自取材 仮想通貨FCTの存続について
国内の上場銘柄でもある仮想通貨ファクトムに関連した開発会社Factom,Inc.が会社を解散する方向で、会社清算の手続きを進めている点について、状況を整理するため、独自取材を敢行した。

国内の上場銘柄でもある仮想通貨Factom(FCT)を発行し、開発を担当した企業Factomが、会社を解散する方向で、会社清算の手続きを進めていることがわかった。Factomの筆頭株主企業FastForwardがロンドン証券取引所に提出した資料で明らかになった。

Factomは2015年にトークン販売(ICO)で14万ドルを調達した仮想通貨黎明期のプロジェクトだ。国内取引所コインチェックの販売所にも上場しており、今月1日には当該通貨を板取引第一号のアルトコイン銘柄として取り扱いを開始した。

FastForwardの声明によると、3月31日のFactomの役員会議の際、役員らは運営資金不足を補うために、債権者に返済するために一部の資産譲渡を行うことに合意した。Factom側は、会議後に株式投資家らに会社清算を行う予定を知らせたという。

FastForwardはFactomの筆頭株主であるため、会社清算にあたり、大部分の資産を受け入れることになる。また、Factom, Incの株式については、2018年に締結した600万ドルに相当する「将来株式の簡易な同意書(SAFE)」の再交渉を計画するという。

FastForwardの役員Ed McDermottは声明で、Factomがなぜ財政難の瀬戸際に追い込まれているのか、要因がまだ明確ではないとコメントした。

Factomの公式ツイッターは今年1月より情報更新が途絶えているが、これまでいくつかの政府機関とも大型サービス提供契約を締結してきた実力派のプロジェクトだ。

例えば以前、トラストレスモデルに準ずるデータシステムの提供にあたり、米政府の国土安全保障省や防総省と契約関係を決めていた。また、昨年米エネルギー省から支援金を受け、共同実験プロジェクトを行なっていた。

なお、仮想通貨FCTが停止されることはないと見られるが、今後の運営方針などについては、FastForwardとの交渉の行く末なども重要な注目ポイントとなりそうだ。

追記(3日10時)

プロジェクトのファクトムはレディットで、清算に至ったのがソフトウェア企業であるFactom, Inc.で、オープンソース開発に携わるFactom Protocol Operatorsは依然として開発を継続していくと説明した。

また、Factomのシステム・プロトコルはFactom, Inc.の所有物ではないため、Factom, Inc.によって運営されず、今回の清算手続きはプロジェクトのFactomに影響しないと発表した。

参考:公式声明

CoinPostの注目記事

速報 コインチェック、板取引でアルトコインの取扱い開始 初回銘柄はFactom(FCT)
仮想通貨取引所コインチェックは1日、板取引を提供する「取引所」サービスで初めて、アルトコインの取り扱い開始を発表した。ビットコイン以外では初めての採用、初回銘柄はFactom(FCT)に。
仮想通貨関連企業Factom、米国防総省を含む連邦政府へ向けたブロックチェーンサービス提供を発表
データのセキュリティ性に特化したブロックチェーンプロジェクトFactomは日本時間6日、連邦政府のコントラクター企業SPAと提携し、米国防総省を含む連邦政府の省庁に向けてブロックチェーンの利用サービスを提供すると公式で発表した。
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
07/05 土曜日
13:40
トランプ一族の「World Liberty Financial」、WLFIトークンの取引開始を提案
World Liberty Financialが仮想通貨WLFIトークンの譲渡可能化を提案。早期支援者のトークンがアンロックされる見込み。
13:00
リップル社、シンガポールでXRPLの起業家育成プログラム開催へ 最大20万ドル資金提供
リップル社がシンガポールでXRP台帳基盤の起業家育成プログラムを開始する。RWAトークン化・DeFi・AI分野などに焦点を置き、最大20万ドルの資金提供を予定している。
10:20
1兆円相当ビットコインが移動も、構造的売り圧力は限定的か=Bitcoin Vector分析
14年以上動かなかった8万ビットコイン(約1.2兆円)が8個のアドレスから移動。仮想通貨取引所への売却ではなくOTC取引との見方も。
09:45
ロシア国営ロステック、トロンでステーブルコインRUBx発行へ 制裁回避狙いも
ロシア国営企業ロステックがルーブル建てステーブルコインRUBxを年内に発行する予定だ。決済プラットフォームRT-Payも立ち上げる。経済制裁回避の意図もあるとみられる。
08:20
Mercado Bitcoin、XRPレジャーで約300億円の資産トークン化計画
ブラジルの仮想通貨取引所Mercado BitcoinがXRPLで実世界資産トークン化を拡大。南米機関による最大規模の取り組み。
07:10
英上場ゴールド探査会社Hamak Gold、ビットコイン財務戦略導入で247万ポンド調達
ロンドン上場のHamak Goldが仮想通貨戦略転換を発表。カタール王族系投資ファンドも参加し株価6%上昇。
06:55
14年以上動かなかったビットコイン、合計1兆円相当が移動 警戒感高まる
14年以上動かなかった合計1兆円相当の仮想通貨ビットコインが、8個のアドレスから移動したことがわかった。当時からどのくらい価値が増えているのかも明らかになっている。
06:30
Ondo Finance、米SEC登録のOasis Pro社買収でトークン化証券市場に本格参入
RWAトークン化プラットフォームOndoが規制準拠のOasis Proを買収。米国投資家向けトークン化証券サービス拡大へ。
06:21
初心者向け|仮想通貨取引所のKYC手続きとは?スマホでできるeKYCの流れと注意点
口座開設の必須手順 暗号資産(仮想通貨)取引所を利用し始めるには、口座開設時に「KYC(本人確認)」と呼ばれる手続きが必要です。これは、ユーザーの身分確認や、利用目的の確認を通…
06:10
スウェーデン、違法収益による仮想通貨の押収を強化
スウェーデンのストレマー司法相が警察や税務当局に仮想通貨を含む犯罪収益の押収強化を指示。昨年11月導入の欧州最厳格な没収法により840万ドル相当を押収済み。
05:40
2800分の1の確率を突破 個人マイナーがビットコイン採掘に成功、5000万円獲得
個人ビットコインマイナーが7月4日にブロック903,883を単独採掘し、3.173BTC(約5000万円)の報酬を獲得。ネットワーク全体の0.00026%のハッシュレートで成功。
07/04 金曜日
17:43
マックハウス、仮想通貨事業でゼロフィールドと基本契約
アパレル大手マックハウスが暗号資産事業に参入。国内マイニングシェア1位のゼロフィールドと基本契約を締結し、ビットコイン購入とマイニングの両輪戦略で収益多様化を目指す。
17:11
SMBCグループ、事業共創施設「HOOPSLINK」を丸の内に開設 Web3や生成AIの活用を目指す
SMBCグループが事業共創施設「HOOPSLINK」を丸の内に開設。Web3などを活用し、スタートアップから大企業まで多様なパートナーと新事業を創出。
15:08
みんなの銀行、ソラナ基盤のステーブルコイン事業化に向け共同検討を開始
みんなの銀行がソラナ(SOL)基盤のステーブルコインとweb3ウォレットの事業化に向け共同検討を開始。Solana Japan、Fireblocks、TISの3社と協業し、新たな金融体験の創出を目指す。
13:50
米上場アンバー・インターナショナル、約37億円調達で仮想通貨準備金戦略を加速
米上場のアンバー・インターナショナルが機関投資家から2550万ドルを調達し、1億ドルの仮想通貨リザーブ戦略を強化。パンテラ・キャピタルなど著名投資家が参加。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧