エイプリルフールではないと説明
オーストラリアの納税者団体の政策責任者がビットコインの購入を明かした。
オーストラリアの納税者のための利益団体であるオーストラリア納税者連合(ATA)の政策責任者を務めるEmilie Dye氏は1日、人生で初めてビットコインを購入したことを明らかにした。同氏はエイプリルフールではないとしている。
「Today, I made my first #Bitcoin purchase. Wahoo!」
(今日、初めてビットコインを買いました。やった!)
上記の内容の英語ツイートは記事執筆時点で5971いいねを集めており、この反応の大きさにも驚いているという。
I couldn’t have asked for a warmer welcome to the #Bitcoin fold. If anything, the number of comments and likes shows thousands are invested in bitcoin and confidence is high. Feeling even more secure in my investment, it that is possible. Thank you all!
— Emilie Dye (@Emilie_Dye) April 1, 2020
購入のきっかけとは
Emilie氏がビットコインを購入した理由には、ビットコインのポッドキャスト運営など、ビットコインの啓蒙活動を行っているStephan Livera氏の存在が大きかったという。
ツイッターユーザーからなぜビットコインに投資を行うに至ったのか聞かれた際に、Emilie氏は投資をする前にビットコインの仕組みを理解したかったので、Stephan氏と議論を交わしてきたことを明らかにした。
また、これまで人々が金を資産の逃避先にしてきたように、ビットコインへの投資する決めたとコメント、経済的なヘッジ手段として長期的に保有する意向を明かしている。
オーストラリア納税者連合はオーストラリアでも大きな規模を誇る団体で、メンバーは75000人を超える。税金の減額を求めるほか、政府による浪費、過剰な規制などに対し、政治的な働きかけを行っている。
団体としては小さな政府、市場経済を重視する立場で、これまでリバタリアンの団体と共同でイベントの開催などを行っていることから、ビットコインの思想とも親和性が高いと見られる。
経済面では自由放任主義を主張するリバタリアンは、政府あるいは中央集権者に対し否定的な立場を持っており、ビットコインの黎明期においては、リバタリアンらの活動によってビットコインが広められたという経緯もある。