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『サトシナカモト』の誕生日に ビットコインの匿名性を高める運動が計画

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

仮想通貨のミキシングで匿名性を高める運動

ビットコインの考案者であるサトシ・ナカモト氏の誕生日と推定される4月5日を、ビットコインの匿名性を高めるための運動「Coinjoin Day」が計画されている。

CoinJoinとは、複数のユーザーの取引を一つのトランザクションにまとめ、送金経路を分かりにくくする手法。『Coinjoin Day』はその利用を一斉に呼びかけ、ビットコインの匿名性を高めようとする運動だ。

ビットコインで度々誤解される点として挙げられるのはビットコインが匿名であるという点。これは個々のアドレスとそのアドレスの所有者の関係を特定できないという特徴に由来するものだが、送金アドレスのトランザクション履歴自体は誰もが閲覧することが可能な状況にある。

つまり、ビットコインの匿名性(プライバシー)は、一つのアドレスの動向は誰もが確認できるが、そのアドレスが現実世界の誰のものであるかは、本人が公開でもしない限り分からないという点に留まる。

CoinJoinのような匿名性を高める仕組みは、このアドレスの追跡を困難にする匿名技術が採用されている。

CoinJoinの問題点

一方、マネーロンダリングに対する技術や手段も大幅に選択肢が広がり、取引所などの法定通貨への出口で規制する手段も講じられている。

具体的には、取引所によってはCoinJoinのような匿名サービスを利用したことのある人のトランザクションを引き止める仕組みが導入されるなど、アンチマネーロンダリングに対する対抗策を講じている。理由は、匿名化された資金がハッカーやダークウェブからのものであった場合、そういった人々の利用を許してしまえば、取引所としては規制や信頼リスクを負うことになるためだ。

例えば、匿名性の高い仮想通貨ウォレットとして有名なWasabiウォレットはCoinJoinを実装しているが、過去にはWasabi Walletを使用しミキシングを行ったユーザーが取引所から警告を受けるといった事例が発生した。(国の規制によってはマネロン行為と見なされる事例も)

CoinJoin Day

しかし、CoinJoin Dayは一部のユーザーによって活動を促す動きがあるという。多くのメンバーがCoinJoinを利用すれば、取引所はもはやその利用履歴でユーザーを差別することはできなくなるのではないか、というリバタリアンの発想に基づき計画されている。

一方で、Proof of Keys Dayと呼ばれる秘密鍵の自己保管運動を企画したTrace Mayerはこの計画に批判的な立場を持っている。Mayerは以前行われたインタビューで以下の様にコメントした。

私はCoinJoinを利用することがとても良いことであるとは必ずしも考えない。ご存知の通り、(CoinJoinでは)利用者は誰が一緒にCoinJoinを利用しているのかを知る必要はない。もしそれが北朝鮮やテロリストであったとしたらどうだろうか。

同氏はCoinJoinを利用することにより、結果的に犯罪者の資金匿名化に加担してしまう可能を案じている。しかし、Mayerは自身も匿名性を売りにした別の仮想通貨のプロモーションを行っていることから、ポジトークではないかとの批判もある。

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