同じ開発者が関わる仮想通貨は価格も相関関係に、新レポートで指摘

開発者と仮想通貨の価格推移に相関関係

仮想通貨(暗号資産)の価格推移と開発者との間に相関関係があることが、プレプリントの論文により指摘された。

論文には英アラン・チューリング研究所や伊トレント大学の研究者が参加している。

論文は一定上の出来高のある、Github上の約300通貨を調査。その結果の分析として、「同一の開発者により二つの仮想通貨の連携が行われた場合、数ヵ月後の価格のリターンが同期し得る」としている。

現在、Github上では1600以上の仮想通貨のコードが保存されているが、およそ4%の開発者が一つ以上の仮想通貨のコードに関わっており、そういった複数の通貨開発に関わる開発者は平均よりアクティブで、開発全体の10%に貢献しているという。

そして、それら共通した開発者を持つ仮想通貨間において、市場で一定の相関関係が見られていた。

出典:レポート資料

こうした相関関係が見られる理由として、同じ開発者が複数の開発に携わった場合、それら資産において類似点を多く共有するためではないかとの推測を展開。以下のように続けた。

我々の調査により、仮想通貨の開発と市場での振る舞いの相関関係に明確な共通点が見られた。

より広範に言えば、コードをベースとしたエコシステムの透明性がもつ全体的な様相を明らかにしたものであり、これはリサーチャーや投資家、規制当局らが関心を寄せるものだろう。

仮想通貨市場のファンダメンタル分析において、様々な手法が登場しているが、今回のレポート内容が指摘するように、プロジェクトに携わる開発者やGitHub上のアップデート数なども今後市場から注目されるポイントになる可能性も考えられるだろう。


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