はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習 WebX
CoinPostで今最も読まれています

ソニー、次世代移動サービス向けにブロックチェーンを開発【MaaS】

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

ソニーが次世代移動サービス向けブロックチェーン開発

ソニーが、次世代移動サービス「MaaS」向けに、ブロックチェーンを使用した共通データベース(BCDB)プラットフォームを開発した。同社は現在、教育分野など多方面でブロックチェーン開発を推進している。

MaaS(Mobility as a Serviceの略称)とは、電車やバス、タクシー、カーシェアリング、オンデマンドモビリティサービス(電話に加えスマートフォンなどウェブからも予約できる交通サービス)、レンタル自転車など、様々な移動手段に関わる情報を横断してユーザーに提供するもの。

ソニーが導入したブロックチェーン・コモン・データベース(BCDB)は、独自の高速データ処理機能を備えており、1日あたり700万人を超えるユーザーの旅行履歴に関する匿名データを、共有可能とした。

ユーザーは目的地までの最適なルートや交通手段、所要時間、費用などの詳細を効率的に把握することも可能になる。予約から決済までのプロセス全体をカバーすることもできる。

昨年、ソニーはオランダのインフラ水管理省のブロックチェーン・チャレンジプログラムに参加し、2020年3月末までBCDBをテストしていた。ソニーによると、同省によって定められた要件を満たした唯一の参加者だったという。

「BCDBは、MaaSに関与するさまざまな交通オペレーター、トランザクションプロセッサ、MaaSサービスプロバイダーの間で、ブロックチェーンの分散型台帳に情報を記録し共有することを可能にした 」とソニーは声明を発表。

BCDBは、スマートシティの開発のためにセンサーデータの記録や共有を必要とする他のアプリケーションにも使用できるという。ソニーは今後、大都市で使用できるよう更にデータ処理を高速化するため、プラットフォームを拡張する予定だ。

教育分野でもブロックチェーン開発

ソニーグループはこれまでも、ブロックチェーンを用いた新たなシステムの開発を試みている。

ソニーの子会社であるソニー・グローバルエデュケーションは、埼玉県が公募した「AIを活用した学びの実践研究」の事業者に選定され、実証研究を開始したことを4月21日に発表。

教育ビッグデータを独自開発のブロックチェーン技術などでセキュリティを確保した上で分析管理、学力の伸びに直結する要因を子どもたち一人ひとりの個性に応じて導き出し、個別最適化された学びを提供することを目標としているという。

以前にはソニー・グローバルエデュケーションと大手IT企業の富士通は合同で日本への入国に必要な教育書類の不正を探知するシステムを開発した。富士通のオンライン学習システムとソニーのブロックチェーン技術を組み合わせて実現した。

また、ソニーはブロックチェーン分野に投資も行っている。昨年はドイツのスタートアップBitwalaに出資。Bitwalaは、仮想通貨ウォレットと取引システムを従来の銀行口座と組み合わせるプラットフォームを開発する企業だ。また、米カリフォルニア州を拠点とするトークン化企業Securitizeにも投資を行なっている。

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
12/26 金曜日
10:02
2025年仮想通貨デリバティブ市場レポート、取引高1300兆円突破=コイングラス
コイングラスが2025年の仮想通貨デリバティブ市場に関するレポートを公開。ETFやDAT企業などへの機関投資家による投資が加速したと分析している。
06:55
トラストウォレットで9億円以上不正出金、数百人のユーザーが被害か=報告
オンチェーン探偵のザックXBT氏が、トラストウォレットの複数ユーザーから資金の不正流出報告があったと明らかにした。クローム拡張機能のアップデート後に発生し最低でも600万ドル以上が盗まれたと推定。
06:40
金融庁、仮想通貨の担当部署を「課」に昇格へ
金融庁は、2026年7月の次期事務年度に仮想通貨の担当部署を「課」に昇格させる方針を固めたことがわかった。金融サービス変革への対応能力を強化する。
05:45
ロシアの主要証券取引所、2026年の規制発効で仮想通貨取引提供開始へ
ロシアのモスクワ証券取引所とサンクトペテルブルク証券取引所が、2026年に予定される仮想通貨規制の発効後に仮想通貨取引の提供を開始する準備ができていると発表した。
12/25 木曜日
18:01
Komlock labと東証上場TDSE、AIエージェントによる自律決済の実証実験開始
TDSEとKomlock labがAIエージェントによる自律決済の実証実験を開始。日本円ステーブルコイン「JPYC」を活用し、AIが人間を介さず決済する「Agentic Commerce」の実現を目指す。
18:00
アルトコインを保有する上場企業一覧|ETH・SOL・XRPなど主要銘柄別に分析
イーサリアム、ソラナ、リップル社開発のXRPなど、ビットコイン以外の仮想通貨をトレジャリー戦略で保有する上場企業が急増中。銘柄別一覧とともに投資効率や保有動向をわかりやすく分析。
17:38
日銀総裁、利上げ継続示す 30年ぶり高水準更新へ
日銀の植田和男総裁が25日の講演で利上げ継続方針を表明。政策金利は既に30年ぶりの0.75%水準に達しており、今後の追加利上げによる円キャリートレード巻き戻しが仮想通貨市場に与える影響が注目されている。
16:21
SBI VCトレードとアプラス、USDCによる店舗決済の実証実験を来春開始
SBI VCトレードとアプラスが米ドル建てステーブルコインUSDCを活用した店舗決済の実証実験を2026年春に開始。大阪・関西万博のデジタルウォレット成果を発展させ、QRコード決済でインバウンド顧客向けに新たな決済モデルを創出する。国内唯一の電子決済手段等取引業者であるSBI VCトレードと、豊富な加盟店ネットワークを持つアプラスが協力し、ステーブルコイン決済の社会実装を加速。
14:55
量子コンピュータは仮想通貨の脅威か 専門家が語る「共存」の可能性
量子コンピューティングが仮想通貨業界に与える影響について、楽観論と懸念論が交錯する中、専門家は「共存」の可能性を指摘。ビットコインベテラン投資家やマイクロストラテジー会長は量子が仮想通貨を強化すると主張する一方、開発者は5~10年の移行期間が必要と警告。ソラナやイーサリアムなど主要ブロックチェーンは既に量子耐性技術の実装を開始している。
13:50
アステリア、JPYC企業利用支援の「JPYCゲートウェイ」発表
アステリアは企業向けJPYC入出金管理サービス「JPYCゲートウェイ」を発表。ウォレット管理やガス代負担など企業利用の課題を解消し、100以上の既存システムと連携可能。2026年1月よりβ版提供開始。
13:30
2025年世界仮想通貨浸透率ランキング、日本は47位
Bybitは2025年世界仮想通貨ランキングで、79カ国をユーザー浸透度、取引利用度、制度整備度、文化的浸透度の観点から相対的に評価。シンガポールと米国が上位にランクインし、日本は47位となった。また国別の一人当たりGDPから分析したところ、投資主導型と実用主導型の二つの採用パターンが明確となった。
12:13
ビットコイン価格予想が二極化 来年の37000ドル悲観論と最高値更新説の根拠は
仮想通貨市況 暗号資産(仮想通貨)市場では、ビットコイン(BTC)は前日比+%の1BTC=87,850ドルに。 ビットコインが一時的に88,000ドルを上回ったことは、米国上場…
11:44
仮想通貨投資大手が大規模取引か、ワールドコインに3000万ドル投入の可能性
マルチコイン・キャピタルと関連するウォレットが24日、ワールドコイン(WLD)6000万トークンを約46億円で購入した疑いが浮上。オンチェーンデータ分析サービスが報告。WLD価格は史上最高値から95%下落中。
10:30
個人投資家が計22億円の詐欺被害に、米SECが仮想通貨企業などを起訴
米SECは、複数の個人投資家から最低でも計約22億円をだまし取ったとして仮想通貨企業などを起訴。詐欺の手口を説明し、投資家に注意喚起を行っている。
10:22
Aave、所有権紛争でDeFiガバナンスの課題が表面化
大手DeFiプロトコルAaveで深刻なガバナンス対立が発生。年15億円超の収益配分とブランド資産の所有権をめぐり、DAOとAave Labsが対立。Snapshot投票では反対が過半数を占め、DeFi業界のガバナンス課題を浮き彫りに。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧