CoinPostで今最も読まれています

ステーブルコインで日・中含む貿易金融促成へ 中国全人代に向け提案

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

香港にステーブルコインか

中国の著名VC『Sequoia Capital China』の創設者Neil Shenは、香港がステーブルコインを発行するべきことを、中国で開催中の全国人民代表大会に向け提案したことがわかった。Shenは中国人民政治協商会議の一人の委員でもある。

この提案は、「香港がクロスボーダーのステーブルコインの開発に関する提案」。目的は、新型コロナが影響しているアジア経済を復興させるために、香港を中心に中国・日本・韓国における貿易金融の決済を促進することだ。

具体的に仮想通貨なのか、ブロックチェーンを利用するかまでは言及していなかったが、香港ドル・人民元・日本円・韓国ウォンの4つの法定通貨が組成するバスケット型のステーブルコイン構築設定になる。

中国の中央銀行がこのクロスボーダープロジェクトを主導するが、通貨バスケットはIMF(国際通貨基金)の『特別引出権』に基づき、各国および香港が地元経済に応じて、法定通貨の配分率を決める仕組みをとる。

特別引出権とは

「Special Drawing Rights」の略で、IMFに加盟する国が持つ「特別引き出し権」をさす。加盟国の準備資産を補完する手段として、IMFが1969年に創設した国際準備資産だ。

SDRの価値は、5通貨(米ドル、ユーロ、中国人民元、日本円、英国ポンド)で構成されたバスケットに基づいて決められる。(IMF参照)

Shenはこの提案の実現で、香港だけでなく日本や韓国のクロスボーダー決済におけるデジタルウォレットやクリアリング事業領域の改善にも繋がると見ている。

このステーブルコインはいわゆるホールセール型のデジタル通貨で、消費者に向けた一般利用のものではない。一方、中国の中央銀行は一般利用に向けた「デジタル人民元」の試運転を一部の地域・複数の店舗で進めている。

全国人民代表大会(全人代)は、習近平国家主席ら共産党の最高指導部のメンバーや各地の代表などが出席し、その年の政策を決める政治日程の一つで、2020年は新型コロナウイルス感染拡大を受け、延期されていた。景気が落ち込む中で、中国が打ち出す経済成長率の目標にも注目が集まる。

参考:中国報道

CoinPost App DL
注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
08:15
zkSync基盤のWeb3ゲーム企業Tevaera、野村などから7.7億円調達
TevaeraはzkSync上でレイヤー3のゲームチェーンを立ち上げる予定で、年内に200万人のプレイヤーと12人のゲーム開発企業をTevaeraエコシステムに参加させようとしている。
07:00
ジャック・ドーシー率いるBlock、店舗売上をビットコインに変換へ
新たに導入する予定の機能は「Bitcoin Conversions」というもので、Cash Appのアカウントを持つSquareのユーザーは、店舗収益の最大10%を仮想通貨ビットコインで受け取ることができるようになる。
06:10
米司法省、バイナンス創業者CZ氏に懲役36ヶ月求刑
仮想通貨取引所バイナンスの元CEOのCZ氏は自分の「不適切な決断」を謝罪し、自分の行動の全責任を受け入れる内容の手紙を2月に提出した判事へ提出したことが明らかになった。
04/24 水曜日
17:00
「BTCは上昇トレンドに入る可能性」SCB銀
仮想通貨ビットコインは再び上昇トレンドに入る可能性があるとスタンダードチャータード銀行が分析。今回もビットコインとイーサリアムの価格予想をしている。
16:23
Block社(Square)、ビットコイン採掘産業の分散化に向けて高性能チップを開発完了
デジタル決済企業ブロック(旧Square)が、3ナノメートル技術を採用した最新のビットコインマイニングチップ開発を完了。このプロジェクトはオープンソース化され、ビットコインマイニング業界の分散化を推進することを目指している。
15:09
WebX2024、最大73%割引の「開幕セール」終了まで残り1週間
株式会社CoinPostが主催する日本最大のWeb3カンファレンス「WebX2024」にて、チケット販売を開始しております。2024年4月30日まで、最大73%割引のお得な開幕セールを実施中です。
14:35
米ブロックチェーン協会ら、仮想通貨業界の声をまとめSECを提訴
米ブロックチェーン協会とテキサス州暗号資産自由同盟は、米証券取引委員会が新たに制定したディーラー規則の阻止を求めて、SECを提訴した。
13:00
香港の現物ビットコインETF 4月30日にも発売かー報道
香港でボセラとハッシュキーキャピタルが提供するビットコインETFが取引を開始すると報じられた。2社の現物ビットコインETFは、価格安定性が高く、投資家に直接的な市場価格連動のメリットを提供する。
12:09
半値戻しのビットコイン、投資家心理改善で買い先行
暗号資産(仮想通貨)市場ではビットコインが66000ドル台まで反発し、50MA手前で一服した。イランとイスラエルを巡る中東リスク後退で米国株式市場でも買い戻しが先行しており、投資家心理が改善した。
12:00
ブラックロックのビットコイン現物ETF「IBIT」、70日連続流入を記録
ブラックロックのビットコイン現物ETF「IBIT」が70日連続で資金流入を記録した。運用資産は約2.8兆円に達している。
11:00
リップル社、SECによる20億ドルの罰金提案を過大と反論
リップル社は、XRPをめぐるSECとの裁判で新たな書類を提出。リップル社に対して約3,100億円の罰金支払いを求めるSECの主張に反論した。
09:40
「BTC価格上昇は半減期から50〜100日後」QCP Capital
仮想通貨ビットコインの今後の価格が急上昇するのは半減期から50〜100日後であるとQCP Capitalが分析。また、Bitfinexも半減期後の相場レポートを公開した。
08:45
ソラナJupiter、DEXモバイルアプリ5月公開予定
既存のUltimateウォレットは5月22日から利用できなくなるため、その前に仮想通貨の一時的移転(PhantomやMagic Edenウォレット)を推奨した。
08:10
米国のイーサリアムETF上場申請、5月承認は見込み薄か
申請中の仮想通貨イーサリアム現物ETFの多くは5月に最終判断を迎える予定だが、多くのアナリストは承認の確率が低いと予測。背景には、イーサリアム財団への任意捜査で米SECがETHを有価証券に分類しようとしている点や、ビットコイン現物ETFが承認されてからまだそれほど時間が経っていない状況などがある。
07:10
ビットコインの機能を拡充する新提案が公開
仮想通貨ビットコインのブロックチェーン上でスマートコントラクトなどを実現する開発提案がBIP-420として公開。以前から関心を集めている提案の内容が改めて説明された。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
イベント情報
一覧
2024/04/24 11:30 ~ 13:30
その他 オンライン
2024/04/25 ~ 2024/04/26
東京 国立新美術館
2024/04/27 10:30 ~ 20:00
東京 東京都渋谷区
重要指標
一覧
新着指標
一覧