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米仮想通貨マイニング企業Layer1、「ビットコインバッテリー」で電力の消費を安定化へ

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

季節的な電力消費の変動にも対応

米国を拠点とする仮想通貨マイニング企業のLayer1は電力管理システム「ビットコインバッテリー」を発表した。

大規模な電力を消費するマイニング事業は、しばしば世界各地で電力需給を逼迫させるなど以前から問題視されていたが、Layer1は需要に応じ、電気を放出することにより、電力消費の季節変動を安定化させると説明した。

プレスリリースによると、Layer1のマイニングデータセンターコンテナは大規模なエネルギー貯蔵システム(ビットコインバッテリー)として機能させることが可能。

コンテナごとにメガワットレベルの電力消費とリリースを集権化したうえで、電力消費のピーク時には電力使用量を動的に管理し、エネルギーグリッドの安定化を図る。

Layer1のAlexander LieglCEOはプレスリリースで以下のように述べた。

Layer1は市場のニーズに対しエネルギー消費を大幅に減らし、ボタンを押すだけでそれをグリッドに開放することもできる、ビットコインマイニング業界において世界初となる企業です。

また、ビットコインマイニングで高性能なコンピューティングによる激しいエネルギー消費とその経済的利益、およびエネルギー市場のグリッドの安定化を両立させることができるとした。

米PayPalの共同創業者でもある投資家Peter Thielが支援するLayer1 Technologyは今年2月より、テキサス州で正式に採掘事業を開始。複数オンラインマイニングコンテナを運用し、それぞれ2.5メガワットの発電容量で、テキサス州の高温な気候への対策として、液体冷却技も活用している。

参考:Layer1

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