ストラテジストがBTC市場の見解示す
米大手メディアBloomberg Intelligenceでコモディティ・ストラテジストを務めるMike McGloneは、ツイッター上でビットコイン市場に関する見解を投稿。
ビットコインのアクティブアドレス数の増加や、ビットコイン投資信託の運用資産額が好調なことなどから、ビットコイン価格は1万ドルに戻り得るとの考えを示し、以下のようにそれらの要素を語った。
利用されるアドレスの数は上昇し、CME先物の建玉(OI)は最高水準を記録している。
また、GBTCの運用資産額(AUM)も、ビットコインを下支えしている。
Key indicators support #Bitcoin's ability to sustain above $10,000. Increasing addresses used, record-high futures open interest and assets under management (AUM) of GBTC support the digital version of gold's value and the crypto's similar direction to the advancing metal. pic.twitter.com/jMWw6Cz97u
— Mike McGlone (@mikemcglone11) May 21, 2020
ビットコインとGBTCの関係性
現在、グレースケールのビットコイン投信『GBTC』のAUMは、38億ドルに到達しており、一年間で80%も増加した
以前から、裏付け資産であるビットコインとGBTCの関係性については、一部の専門家から度々指摘されている。
例えば、去年の8月には、ファンドマネージャー兼アナリストのティモシー・ピーターソンは、GBTCにおける需要を示すプレミアム(価格乖離)をBTC価格と関連付けて分析するモデルを公開している。
赤色のチャートと左のメモリがBTC現物価格を示し、グレー色のチャートと右側のメモリがGBTCのプレミアムの値を示している。これらの相関性を比較すると、高い相関性を示しており、ピーターソンはGBTCの需給関係がビットコインの現物価格に深く関係している可能性を示唆した。
また資産運用企業Cane Island Alternative Advisorsも同年10月に、GBTCのプレミアムの変動は、数週間先のビットコインの価格と連動してきたと分析し、プレミアムをビットコインの価格が上回る場合は、ビットコインが過大評価されることになるとも指摘した。