今週の金融市場の動き
今週の各経済指数、仮想通貨等の動きを見ていく。
コロナ終息との期待感からか、金融市場は全面的に上昇傾向になった。
ビットコインも下落したが、週の後半にかけ持ち直し、100万円を再び突破した。最新のマイニング機器であるビットメイン社のS19も出荷が開始されており、一時は年初来最低値を更新したビットコインのハッシュレートにも注目が集まっている。
重要なニュースをまとめた記事は以下から閲覧できる。
- 目次
各指標の騰落率一覧
今週の騰落率は以下のようになった。
月初来
年初来
(今週の騰落率は、先週の終値、今週の終値を用いて計算。月初来、年初来についても前の月、年の終値で計算している)5/29までのビットコインチャート
5/25(月)|仮想通貨下落、ハッシュレートも最低値
ビットコイン採掘でハッシュリボンに「降伏シグナル」、仮想通貨は下落=仮想通貨市況
12日に半減期を迎えたビットコイン(BTC)は、10,000ドル目前まで複数回上昇したものの、21日の高値9,800ドルから転落基調となった。一時8,600ドルを付け、5月の高値より約15%低い位置で推移するなど大幅続落が続いている。(記事はこちら)
ビットコイン、ハッシュレートが年初来最低値を更新
ビットコインハッシュレートが92EH/sまで下落。チャート上で94EH/sを下回ったのは、2019年の年末以来初めて。ビットコインネットワークは20日に難易度を6%の易化で調整するも、ビットコインハッシュレートの回復には至っていない。(記事はこちら)
バイナンスがETH・XRPオプションを提供開始
取引所大手バイナンスは25日、イーサリアム(ETH)とリップル(XRP)のオプション取引を開始したことを発表した。(記事はこちら)
5/26(火)| デリバティブで変調、大口がBTC買い集めか
ビットコイン急落で大手デリバティブ取引所でみられた「変調」、マイナーの売り超過も=
ビットコインは、ここ数日間のパニック売りで大幅に偏っていた需給を改善し、前日比+1.4%の8,880ドルと価格を回復した。背景には、BitMEXやOKExのような大手デリバティブ取引所における「ビットコイン先物」の資金調達率などがある。(記事はこちら)
ビットコインの本質的価値は半減期で「2倍に」 JPモルガンがレポート公開
半減期の後に変わったことでまず挙げているのが、ハッシュレートの低下だ。ハッシュレートは昨日、年初来最低値を更新。「blockchain.com」のハッシュレートチャートで92EH/sまで下落した。(記事はこちら)
ビットコイン大口投資家が買い集めか、暴落中の5日間で計12000BTCを追加
暗号資産(仮想通貨)のデータ分析サイトSantimentによれば、ビットコインの大口投資家を示す”クジラ”が、再び買い集め時期に入った可能性がある。相場再上昇の機運となり得るか注目される。(記事はこちら)
5/27(水)| ビットコインで金、ETHの活動増
不安定な相場が続くビットコイン、ETHのアクティブアドレスはBTCを上回る=仮想通貨市況
26日の反発で一時9,000ドルを回復するもレジスタンスを抜けずに反落したビットコイン。多くのマイナーが苦境に立たされる中、9日後に控える難易度調整が仮想通貨市場のターニングポイントに。(記事はこちら)
ビットコイン、9日後の「難易度調整」がターニングポイントに
ビットコインの次回難易度が大幅な易化で調整される可能性が見えてきた。次回難易度調整は9日後、マイナーの経済状況が市場に影響するターニングポイントとなりそうだ。(記事はこちら)
ビットコイン建ての金取引が誕生 大手仮想通貨ブローカーが提供へ
スイスの大手ブローカーBitcoin Suisseは、ビットコインとイーサリアムの建ての金、銀、およびプラチナムの取引を開始。24時間/7日で取引できる。(記事はこちら)
ビットコインの欠点補う「仮想通貨×ゴールド指数」に新たな可能性
英CoinSharesが、新たに仮想通貨と金(ゴールド)のマーケット価格を組み合わせたインデックスを組成。大手金融メディアのブルームバーグターミナルでも採用されたことがわかった。(記事はこちら)
5/28(木)|ビットコイン上昇、最新S19が出荷
ビットコイン高騰で一時100万円台回復、米中摩擦激化で資本逃避需要の論調強まる=仮想通貨市況
仮想通貨市場では93万円まで大幅下落していたビットコインが高騰、一時100万円台を回復した。新型コロナの感染拡大をめぐり米中貿易摩擦が再び燻るなか、世界的な金融緩和や香港情勢などの地政学・政情不安リスクが資本逃避を後押しするとの指摘がある。(記事はこちら)
GMOコイン顧客意識調査2020、最も期待される通貨はリップル(XRP)からビットコインに変化
国内取引所GMOコインは、2020年の顧客意識調査結果を公開した。2019年の調査と比較し、仮想通貨の価格上昇期待値や投資関心度などで違いが明確となった。(記事はこちら)
ビットコイン採掘の最新マシンS19が出荷 複数要因重なりハッシュレート回復に見通しか
中国採掘大手Bitmain製の最新型マシンS19はすでに出荷が始まっており、中国のマイニング施設(ファーム等)に到着し始めていることがわかった。中国大手メディア「吴说区块链」が報じた。(記事はこちら)
「人民元下落とビットコイン上昇」に相関性 仮想通貨が手軽な資産逃避手段に
米中対立の懸念が高まる中、ビットコインと人民元の相関性が話題になっている。ベンチャーキャピタルの投資チームのメンバーが、過去のデータを引用してビットコイン価格上昇の可能性を指摘した。(記事はこちら)
ビットコインへの投資「推奨しない」 ゴールドマンサックスが顧客に示す根拠
米大手投資銀行ゴールドマンサックスが顧客を招いた電話会議で、現在の経済状況下で、仮想通貨・ビットコインへの投資は推奨しないとの見解を示した。その根拠を説明している。(記事はこちら)
5/29(金)| ビット100万、アルトバブルは「厳しい」
ビットコイン高騰で100万円回復、デリバティブ指標では上昇余地も=仮想通貨市況
仮想通貨市場では急騰するビットコインの影響でイーサリアムなどのアルトコイン市場も全面高に。デリバティブ市場におけるポジション動向や、日本時間30日に控えるCMEの先物限月も高い関心を集める。(記事はこちら)
SBIの仮想通貨取引所、初の新規口座キャンペーン 対象者にXRP(リップル)配布へ
取引所「SBI VC Trade」が新規口座開設キャンペーンを開始したことがわかった。SBI VC Tradeが、新規の口座開設を基準としたキャンペーンを行うのは、オープン以来始めてだ。(記事はこちら)
仮想通貨市場でアルトバブル再来は「難しい」 Bybit CEOが語る見解
「アルトコインバブルは再び起こることは困難だと考えている」デリバティブ取引所大手BybitのBen Zhou CEOがCoinPostの取材で答えた。ビットコインの優位性が続くとする見通しを示した。(記事はこちら)
新たなビットコインヘッジファンドが誕生 香港でクオンツ運用
香港証券先物委員会認可の資産運用企業MaiCapitalが、適合投資家を対象に、新たなアクティブ型のビットコインのヘッジファンドをローンチ。同社の仮想通貨関連のクオンツファンドはこれが2つ目となる。(記事はこちら)
改めて考えるビットコインETF承認の重要性 米SECコミッショナー=ブルームバーグ
米証券取引委員会(SEC)のコミッショナーHester Peirceが、ビットコインETFを承認することの波及効果について語った。取引所に上場することのメリットにも言及している。(記事はこちら)
5/30(土)|CBカストディがテザー対応、半減期の影響とは
ビットコイン採掘最大手BitmainとF2Pool責任者が語る「半減期の影響と対応策」
ビットコインのマイニング中心地である中国四川省の成都市で、世界最大級のマイニングカンファレンス「採掘フォーラム」が開催中。BitmainやF2Poolの責任者が半減期後の「新時代」について展望を述べた。(記事はこちら)
コインベースカストディ、テザー(USDT)に対応 機関投資家からの需要か
コインベースカストディ(CCI)が人気ステーブルコインテザー(USDT)をカストディ対象に追加したことを発表。ERC20版テザーの需要に応じた形となる。(記事はこちら)
米コインベースPro、仮想通貨Maker(MKR)を新規上場
米最大手仮想通貨取引所コインベースProが、Maker(MKR)の新規上場を発表した。今月コインベースPro二度目の新規上場発表となる。(記事はこちら)