はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用
CoinPostで今最も読まれています

ビットコイン、9日後の「難易度調整」がターニングポイントに

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

ビットコインの難易度調整が鍵

ビットコインネットワークの次回難易度が大幅な易化で調整される可能性が見えてきた。

現在の平均ハッシュレートから概算された予測難易度は、前回比でマイナス10%を超えた。cryptothis.comが提供する予測値では、−17%近くまで拡大余地が示唆されている。

これは、半減期後1回目の−6%の調整では、マイナーの収益性は改善されなかったことを意味する。9日後の6月5日前後を予定する次回の難易度調整まで、マイナーの収益性は厳しい状況が続く可能性がある。

−17%の調整となれば、ビットコインが大幅下落したことを受けハッシュレートに影響が出たコロナショック時の調整水準を超える。半減期後の影響を織り込んだ本格的な調整となる見込みだ。

また、次回難易度調整時期までおよそ9日間で影響が懸念されるのが、半減期後から続くマイニング業界の経済状況に伴うビットコイン市場への影響となる。

半減期を経て、1日に発行されるビットコインの数量は平均1800BTCから900BTCまで半減したが、円換算では、8.5億円相当の発行量がある。業界の専門家からも、市場への影響を危惧する見方が広がっている。

CoinDeskによると、Swissquoteのトーマス氏は、中国でマイナー収益が有利に運ぶ豊水期(雨季)の期間に差し掛かるも、運営費の拠出にビットコイン採掘で得た利益を当てる必要が出てきていると指摘。これが、市場の重しになり始めていると懸念している。

ハッシュレートと手数料

具体的な市場データとの比較チャートで見ると、ハッシュレートと手数料ともに、採掘状況の影響が出ている。

ハッシュレートと相場比較(Glassnode)

ビットコインの手数料と相場比較(Glassnode)

ビットコインハッシュレートは、年初来最低値を更新。一方の送金手数料は上昇を続けている状況にある。

マイニング業界の収益性の改善が本格的に行われる次回の難易度調整は、業界や市場における一つのターニングポイントとなる可能性がある。一方、それまでの期間で、更なるハッシュレートの低下が確認されれば、市場の警戒ポイントとなりそうだ。

厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
06/14 土曜日
10:44
ブラジル下院委員会、ビットコイン戦略準備金法案を可決 
ブラジル下院委員会が仮想通貨ビットコイン戦略準備金法案を可決。外貨準備の最大5%をビットコインで保有する「RESBiT」創設を目指し、中央銀行デジタル通貨の担保活用も検討。
09:50
「ドン・キホーテ」運営のPPIH、オンチェーンでデジタル証券発行へ 若年層支援の仕組み
ドン・キホーテ運営のPPIHは、セキュリタイズジャパンと提携し若年層支援の仕組みを持つデジタル社債を発行する。majicaポイントなどで利息支払いし、若者に特典を付与する。
09:30
ソラナ現物ETF承認へ前進か、複数企業がSEC要請でS-1書類を修正提出
米SEC要請を受けフランクリン・テンプルトンやフィデリティなど複数企業がソラナ現物ETFのS-1書類を修正提出。ステーキング機能組み込みも検討され承認に向け前進。
08:20
ホスキンソン氏、エイダをビットコインやステーブルに替えることを提案
カルダノ創設者チャールズ・ホスキンソン氏は、1億ドル相当の仮想通貨エイダをビットコインや複数のステーブルコインに替えることを提案。背景や目的を説明し、売り圧を懸念する声にも応えている。
07:30
現在最注目の仮想通貨関連法案、来週火曜日に米上院で最終採決見込み
米上院が来週火曜日にステーブルコイン規制法案「GENIUS法」の最終採決を実施。米ドル裏付け義務化や年次監査要件など包括的な規制枠組みを設定する重要法案の行方に注目。
07:05
今年最大規模の流入、ビットコイン長期保有ウォレットに3万超BTC=アナリスト分析
月11日にビットコイン蓄積ウォレットへ3万BTC以上が流入。2025年最大規模で、史上最高値圏でも長期投資家の積極的な買い増しが継続している状況が明らかに。
06:30
ウォルマート・アマゾンが独自ステーブルコイン検討、競争激化でビザとマスターカード株価急落
米大手小売企業がステーブルコイン発行を検討中。年間数十億ドルの決済手数料削減が狙い。競争激化でビザ・マスターカード株価下落、大手銀行も共同発行で対抗策を模索している。
05:55
米ナスダック上場企業、1000億円規模のビットコイン購入を計画 SPAC調達で
著名仮想通貨投資家ポンプリアーノ氏がProCapBTCのCEO就任を協議中。SPAC合併により750億ドルを調達し、全額ビットコイン購入に充当する計画が明らかになった。
05:35
米SharpLink Gaming、670億円でETH大量購入 イーサリアム財団に次ぐ世界2位の保有企業に
米上場企業SharpLink GamingがETH176,270枚を670億円で購入し、イーサリアム財団に次ぐ世界第2位の保有企業となった。Consensys主導の私募増資で最大ETH保有戦略を推進。
06/13 金曜日
21:13
​​セガとDJTが満を持してリリースする『魁 三国志大戦』 BCGの新潮流を切り拓けるか?
セガの「三国志大戦」がWeb3テクノロジーを取り入れた新作『魁 三国志大戦』として生まれ変わった。CoinPostでは、開発を担うdouble jump.tokyoの創業者である上野 広伸氏にインタビューを実施。開発背景や作品の魅力を語ってもらった。
18:35
MEXC関連企業、ソラナ開発者育成で新プログラム アジア太平洋地域で展開
MEXC IgniteXとSuperteamが戦略的提携を発表。Solana Summit APACで「IgniteX Solana Talent Lab」を始動し、APAC地域のブロックチェーン人材育成を推進。
17:00
超富裕層の投資戦略が大転換、株式から仮想通貨などへシフト=BNYレポート
米大手金融機関BNY Mellonが公開した最新のファミリーオフィスの投資動向調査レポートで、超富裕層による投資戦略の大きな転換が明らかになった。上場株式への投資から、プライベート市場や仮想通貨を含むオルタナティブ投資へと積極的なシフトが進んでいる。
15:46
リミックスポイントのビットコイン保有量が目標の1000BTC突破 8.9億円買い増し
リミックスポイントが56.87BTCを8.9億円で追加購入し、保有量が目標の1000BTCを突破。暗号資産全体の時価評価額は172億円、評価益21億円に。
13:40
米SEC、ゲンスラー時代のDeFi・仮想通貨規制案を正式撤回
米証券取引委員会がDeFiと仮想通貨カストディの規制強化案を撤回。アトキンス新委員長は「イノベーション免除」制度を検討し、業界の規制不確実性解消へ大幅な方針転換を表明した。
13:30
株価8倍暴騰、カナダ上場企業Tony G、6300万円で仮想通貨HYPEを購入
カナダの投資持株会社トニーG投資ホールディングスがHYPEトークン10,387枚を平均42.24ドルで取得。DeFi分野への初進出で株価は8倍以上の急騰を記録。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧