TOP 新着一覧 チャート 資産運用
CoinPostで今最も読まれています

「人民元下落とビットコイン上昇」に相関性 仮想通貨が手軽な資産逃避手段に

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

ビットコインと人民元の相関性

新型コロナウイルスの発生源と責任論に関する問題や、中国が香港の統制強化に向けて新法制定を目指している問題を背景にして、米中対立が先鋭化してきた。

その米中対立の懸念が高まる中、ビットコイン(BTC)と中国の法定通貨「人民元(CNY)」の相関性が話題になっている。

この相関性とは、CNYの価値が下がるとBTCの価格が上昇するというもので、2015年から2016年の値動きのデータを根拠にしている。米ドルとCNYとの関係とBTC価格を表した以下のチャートを見ると、大まかではあるが、BTCの「強さ」とCNYの「弱さ」が一致していることが分かる。

上記のツイートを投稿したのは、ベンチャーキャピタル「Placeholder」の投資チームに所属するChris Burniske。ツイッターのフォロワー数は12万を超える。

Burniskeはこれから人民元の価値が下がり続ければ、上記の期間と同様にBTCの価格が上昇する可能性があると指摘する。

中国元相場は27日、オフショア人民元相場が過去最低水準に迫ったが、中国人民銀行が28日、人民元の中心レートを予想より元高方向に設定。中国当局が元安に歯止めをかけることを示唆した。

管理変動相場制度を施行する中国は毎日午前に外国為替市場が取引を開始する前に人民銀行が市場の状況を反映して基準値を公表、中国国内市場の為替相場は基準値より上下2%の範囲で取引が行われる。

人民元安は中国企業の輸出には有利となる一方で、中国資本市場から資金引き揚げや、国内企業の資産逃避を招く恐れもある。

中国人の資産逃避先に

「人民元の価値が下がれば、中国の投資家が逃避資産としてBTCを購入する可能性が高まる」、「人民元の価値の低下によって、中国からBTCに資金が流れる」といった指摘はこれまでも見られてきた。

昨年8月、米大手仮想通貨ファンド企業グレースケールは、米中貿易戦争の逃避資産としてBTCの特徴を3つ挙げた。その際、深刻化している関税問題を受け、BTCの価値上昇が対米ドルの人民元のレートの引き下げに伴っていると指摘している。

関連米グレースケール分析「逃避資産としてビットコインが優れる3つの理由」

SNSなどを通じたOTC市場で取引が行われるUSDTも、中国資本の影響を受けているとの観測も強い。USDT発行量増加の背景にあるとの指摘もある。

CoinPost App DL
注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
11/23 土曜日
11:30
XRP・SOLOなど高騰、トランプ新政権でリップル技術採用への期待高まる
米SECのゲンスラー委員長が2025年1月に退任することが発表され、過去4年間の厳格な仮想通貨規制からの転換期待からXRPの価格が高騰している。
10:50
米仮想通貨業界団体、トランプ新政権に5つの優先事項を提案
米ブロックチェーン協会が次期トランプ政権に仮想通貨の取り組みにおける優先事項を提案した。SEC新体制など5つの項目を掲げている。
10:20
トランプ次期米大統領、仮想通貨支持派のベセント氏を財務長官に起用する方向
ドナルド・トランプ次期米大統領が、親仮想通貨のヘッジファンド経営者のスコット・ベセント氏を財務長官に起用する方向で最終調整に入っていることが、ブルームバーグなど複数のメディアの23日の報道で明らかになった。
08:40
独保険最大手アリアンツ、マイクロストラテジー転換社債の25%取得
ドイツ最大の保険会社アリアンツが、米マイクロストラテジーが発行した26億ドル規模の2031年満期転換社債の約25%を取得した。ビットコインを間接的に保有することになった。
07:55
L1アルトコイン、米大統領選後に価格が急上昇
仮想通貨を分析するCryptoQuantは、L1アルトコインの価格が米大統領選後に上昇していると報告。この価格上昇は、現物取引の出来高を伴っていると指摘している。
06:45
米マラソン、転換社債販売で1500億円を調達 5771BTCのビットコインを取得
ビットコインをさらに買い増し 米マイニング大手のMARA Holdings(マラソン)は23日、2030年満期のゼロクーポン転換社債10億ドル(1500億円)の発行を完了し、そ…
11/22 金曜日
20:30
XRPのETF承認はどうなる?市場価格への影響を分析
トランプ次期政権下でのXRP現物ETF承認の可能性を詳しく解説。SEC委員長交代や規制緩和への期待、市場への影響を専門家の見解とともに分析。ビットコイン、イーサリアムに続く承認タイミングと価格への影響を予測します。2025年のXRP市場展望を徹底解説。
15:00
仮想通貨XDC(XDC Network)の買い方と将来性は?
ハイブリッド型ブロックチェーンを採用する仮想通貨XDCの特徴や将来性を解説。SBIとの提携や買い方、リスクについても詳しく紹介します。
13:50
米SEC敗訴、連邦地裁がディーラー規則は無効と判断 「仮想通貨業界全体にとっての勝利」
米連邦地裁がSECのディーラー規則を無効と判断し、SECの敗訴が確定した。原告の米ブロックチェーン協会CEOは、この判決は仮想通貨業界全体の勝利であると表現。ディーラー規則は分散型金融に重大な影響を与える可能性が危惧されていた。
13:10
トレードの機会損失を最小限に、メタマスクがイーサリアムガス代込みスワップを新たに導入
仮想通貨イーサリアムの主要ウォレットMetaMaskは新機能「Gas Station」の導入を発表した。ガス代不足によってスワップが中断されることを防ぐものである。
11:26
チャールズ・シュワブ次期CEO、規制緩和で仮想通貨現物取引への参入示唆
米大手ブローカー、チャールズ・シュワブの次期CEOが、規制環境の変化があれば仮想通貨現物取引へ参入すると述べた。トランプ新政権に期待する格好だ。
10:10
仮想通貨擬人化BCG「コインムスメ」、板野友美がアンバサダー就任
タレントの板野友美氏がWeb3ゲーム「コインムスメ」のアンバサダーに就任。板野氏プロデュースのアイドルグループとのコラボユニットも結成する。
09:55
Suiブロックチェーン、稼働停止の原因や対策を公表
約2.5時間稼働を停止していた仮想通貨SUIのブロックチェーンが復旧。その後、原因や今後の対策を公表している。
08:20
マイクロストラテジー、ビットコイン追加購入のための30億ドル調達を完了
米マイクロストラテジーは21日に仮想通貨ビットコイン追加購入のための、2029年満期の無利息転換社債の募集を完了したと報告した。
07:50
金融庁、仮想通貨仲介業の新設を検討
仮想通貨のイノベーションと利用者保護の両立に向けて、金融庁が仲介業の新設を検討。この会議ではステーブルコインも議題に上がった。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
イベント情報
一覧
2024/12/01 09:30 ~ 20:00
東京 墨田区文花1丁目18−13
重要指標
一覧
新着指標
一覧