仮想通貨の送金詐欺、YouTubeでも
仮想通貨VeChain(VET)の保有者をターゲットとした詐欺が現在、動画投稿サイトYouTube上で散見されている。
YouTube上では、VETの開発者の会話などがライブで繰り返し再生され、その動画内には送金用QRコードが設置されている。動画の説明欄などでは、そのQRコードを読み取りVETを送金することで、のちに二倍にしてVETの返金を行うなどと嘘の説明を行ってる。すでに5800ドル(62万円)を騙し取っているという。
これと同様に仮想通貨取引所のコインベースや宇宙・ロケット事業を展開するSpaceXなどの有名企業と偽り、同様の手段で、ビットコインの送金を求める詐欺も横行している。
これらはいずれも詐欺であるため、実際にこうした内容の動画をYoutube上などで見つけた際には要注意だ。
詐欺はツイッターでも
今週ツイッターでは、複数の仮想通貨取引所をはじめ、アップル社、オバマ米元大統領、イーロンマスクやビルゲイツといった有名企業や著名人のアカウントが乗っ取られ、それらアカウントがビットコインの送金詐欺の宣伝手段として悪用された事件が多発していた。
それを受け、米連邦捜査局(FBI)は調査を開始し、ブロックチェーン分析企業Chainalysisを含む複数のサイバーセキュリティ関連企業などと協力をしながら、事件の解決にあたっている状況だ。
今後もあらゆるソーシャルメディアを通じて、仮想通貨の関連詐欺が展開される恐れがあるため、十分に気を付けたい。