CoinPostで今最も読まれています

ソーシャルトレーディングのeToro、英国でデビットカード発売へ

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

eToroが英国でデビットカード発売

世界最大級のソーシャルトレーディングプラットフォーム「eToro(イートロ)」が英国でデビットカードを発売することが分かった。

eToroは英国の電子マネー事業者Marq Millions Ltdを買収しており、同社は今後「eToro Money」として、eToroのデビットカードを発行することになる。

カードは最初、英国のeToro Club会員、次いで欧州のClub会員を対象とし、その後eToroのユーザー以外にも拡大される予定だ。

今回の買収について、eToroの共同創業者・CEOのYoni Assiaは次のように述べた。

デビットカードの発売は、eToroがユーザーに提供するサービスの幅を広げる上で、自然なステップだ。カードは、即座のキャッシュアウト(現金引出し)とキャッシュイン(現金入金)の機能を提供し、ユーザー体験を大幅に向上させる。私たちは、このカードが最初は主に私たちの顧客ベースから利用されることを期待している。

デビットカードはまず英国で、その後他の市場でも発売される予定。

eToro Moneyは、VISAとのプリンシパル・メンバーシップを有しており、すでに英国の金融行為監督機構(FCA)からEMI(電子マネーライセンス)の許可を得ているため、FCAの承認が得られ次第、カード事業を開始する可能性が高い。

ライバル企業より先に英国進出

eToroは、ライバル企業である米国Robinhoodに先駆けて英国進出したことになる。

Robinhoodは有価証券の取引や仮想通貨サービスを提供する投資アプリで、評価額は2019年7月の76億ドルから2020年5月には83億ドルにまで上昇。昨年、FCAから英国でのブローカーライセンスを取得していたが、現在英国進出は無期限に延期されている状況だ。

またeToroのライバルには、株式取引アプリFreetradeや、送金や決済口座を提供するRevolutのような他のフィンテック分野の企業なども挙げられる。

競争が高まる業界では、ユーザー体験の向上も重視されており、投資収益の再投資や引き出しをより簡単にできるデビットカードは、その方向への前進となりそうだ。

手数料無料で顧客獲得

eToroは2006年に設立されて以来、欧州、オーストラリア、南アフリカ、米国に進出。登録ユーザー数は1400万人を超えている。昨年5月に手数料無料の銘柄を設定して以来、英国では25万人以上の新規登録者(世界では300万人以上)を記録した。

また、ユーザーがプラットフォームでトップパフォーマンスを上げているトレーダーの売買をコピーして投資することが出来る「コピートレーダーズ」という独自機能も備えている。

昨年4月にはトークンベースの取引所「eToroX」を開設、仮想通貨とステーブルコインの取扱いを開始した。トークンの発行も行っており、法定通貨と関連付いたステーブルコイン、「USDEX」(米ドル)や「EURX」(ユーロ)、「JPYX」(日本円)なども取引されている。

CoinPost App DL
注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
07/27 土曜日
08:10
マスク氏のX(旧ツイッター)、ビットコインなどの仮想通貨絵文字表示を削除か
イーロン・マスク氏がオーナーのX(旧ツイッター)は、ビットコインなどの仮想通貨絵文字表示を削除した。ドージコイン擁護のためか。
07:35
BitwiseのETH現物ETFの横断幕、NYSEに掲揚
仮想通貨運用企業Bitwiseのイーサリアム現物ETFの横断幕が、ニューヨーク証券取引所に掲げられた。同社は、取引終了のベルを鳴らすことも報告している。
07:05
野村傘下のレーザーデジタル、利回り提供のイーサリアムファンド販売予定か
野村ホールディングスの仮想通貨資産子会社であるLaser Digital(レーザーデジタル)は、イーサリアム現物ETFの代替商品の導入を計画しているようだ。
06:40
米SEC、グレースケールのミニ版ビットコインETFを承認
仮想通貨投資企業グレースケールが提供するGBTCは手数料(1.5%)が最も高く資金流出は続いていたが、新商品を導入し0.15%という業界最安の手数料設定で競争力を高める狙いだ。
06:20
ビットコイン価格が21年後に最大で75億円に到達か、マイケル・セイラー氏の強気予想
ビットコインを最も保有する米上場企業マイクロストラテジーのマイケル・セイラー氏はカンファレンス「ビットコイン2024」で、BTCの今後の強気予想のプレゼンテーションを行った。
07/26 金曜日
17:10
「米大統領選で価格変動 トランプやハリス由来のミームコインの買い方
トランプトークンの概要 ドナルド・トランプ前米大統領とその「Make America Great Again」(アメリカを再び偉大に)というスローガンからインスピレーションを得…
17:10
ヤマハ発動機が初のVTuberコラボNFTを発行、Yamaha E-Ride Baseを訪れて進化可能
ヤマハ発動機が初のNFTデジタルステッカーを発行。横浜のYamaha E-Ride Baseで進化するダイナミックNFTを体験し、限定グッズをゲットできる。
15:13
ビットフライヤーがFTX Japan買収完了、カストディ事業展開へ
株式会社bitFlyer HoldingsはFTX Japanの株式100%を取得し、完全子会社化を発表。8月26日までに社名を変更し、クリプトカストディ事業を展開予定。法制度整備後の暗号資産現物ETF関連サービス提供も視野に入れている。
14:43
Neo Xメインネットが正式稼働 EVM互換でネオのエコシステムを拡張
Neoは高性能EVMベースのサイドチェーン「Neo X」のメインネット正式稼働を発表。クロスチェーンブリッジで流動性と互換性が向上し、エコシステムの可能性が広がる。
14:15
カマラ・ハリス氏のミームコインが過去最高値を記録、大統領候補指名の期待受け
PolitiFiと呼ばれる政治パロディのミームコインが、仮想通貨領域で独自のジャンルを形成しており、カマラ・ハリス副大統領のパロディコイン「 Kamala Horris(KAMA)」が急騰し話題となっている。
12:55
アルトコインETFの未来、ブラックロックが語る現実と可能性
ブラックロックのデジタル資産責任者は、イーサリアム現物ETFが承認されていても他のアルトコインETF誕生には困難があると話した。
12:14
仮想通貨相場反発、ビットコイン・カンファレンスのトランプ登壇に関心集まる
昨日までの大幅下落とは打って変わり暗号資産(仮想通貨)相場は反発した。強気シグナルのハッシュリボンが点灯しているほか、今週末にはビットコインカンファレンスに米国のトランプ前大統領が登壇予定であり、投資家の関心が集まる。
11:00
トランプ前大統領の陣営、4〜6月期で仮想通貨で6億円の寄付金調達
トランプ前大統領は、ビットコインなど仮想通貨で6億円以上の選挙資金を調達。「ビットコイン2024」でもさらに資金を集める予定だ。
10:30
BTCが290万ドルに到達するシナリオ、VanEckが公開
仮想通貨ビットコインが2050年までに290万ドルに到達するシナリオをVanEckのアナリストが公開。このシナリオを実現するための条件を説明している。
10:00
ソラナ初事例、パラオ共和国がデジタルID発行
主権国家が仮想通貨・ブロックチェーンであるソラナ上で、法的アイデンティティを発行する初めての事例となった。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア