はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用
CoinPostで今最も読まれています

「仮想通貨市場で循環物色復活の兆しも」今週のbitbankビットコイン市況|金融市場の週間騰落率

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

今週の相場の動きは

株や貴金属を含めた各相場の週間・月間・年初来騰落率、CoinPostアプリ「クリプト指標」の最新情報、仮想通貨取引所bitbankアナリストによる週間ビットコイン(BTC)市場レポートを合わせてお届けする。


目次
          
  1. 今週のクリプト指標
  2. 各市場の騰落率
  3. bitbank寄稿

今週のクリプト指標

8月21日、IOTA 1.5(Chrysalis)リリース。

IOTA1.5(Chrysalis)は、1秒間に1000件のトランザクションを処理することができ、確認に要する時間は10秒足らず。

このアップグレードは、IOTAネットワークの利用について全く新しい体験を提供する。また、IOTA 2.0(Coordicide)への移行をスムーズに行うための中間のフェーズとして位置付けられる。

関連:Chrysalis(IOTA1.5)アップグレードの第一フェーズに関するお知らせ

8月28日頃には、価格高騰中のQTUMの「メインネットV0.19.1」のローンチが控える。

Qtumは、同アップデートに伴い、QIP-25の実装が完了。これにより、QTUM保有者はオンラインノード運営者に対してステーキングの委任をすることができる。

今までQTUM保有者は、公式ウォレットであるQtum Coreウォレットを使用してのみステーキング報酬を獲得する権利を得ていたが、上記アップデートによって、参加の敷居が大きく下がったことになり、QTUM保有のインセンティブがより増したことになる。

CoinPostアプリ(クリプト指標)

クリプト指標は、CoinPostアプリ(iOS版)で好評配信中。

関連:CoinPost、仮想通貨の経済指標搭載アプリをリリース

各指標の騰落率一覧

8/21(金)終値時点の週間騰落率は、以下のようになった。

新興株式市場のマザーズ指数が前週比+8%となった一方、高騰していたイーサリアムが前週比-11.5%と大幅下落となった。

CoinPostで作成

月初来騰落率

CoinPostで作成

年初来騰落率

CoinPostで作成

(今週の騰落率は、先週の終値、今週の終値を用いて計算。月初来、年初来についても前の月、年の終値で計算)

(仮想通貨の価格は取引所コインベースを参照)

8/15〜8/21のBTCチャート

Tradingview

bitbankアナリスト分析(寄稿:長谷川友哉)

暗号資産(仮想通貨)取引所bitbankアナリスト「長谷川友哉」氏に寄稿いただいた週間市況分析(〜8/21日まで)も併せてお届けする。

今週(21日16時時点)のビットコイン(BTC)対円相場はやや荒い値動きで上値の重い展開。週明け17日は循環物色で一段高となり、およそ一年ぶりに終値で130万円台に乗せたが、翌18日からは買いが一巡し、市場は全面安となった。

加えて、19日にはFOMC議事要旨の内容を受け外国為替市場でドル高が進行。これが金(ゴールド)相場の下押し圧力となるとBTCも連れ安となり、相場は17日につけた週高値の1,317,850円から87,000円ほど吐き出し、一時は123万円まで安値を広げた。

一時は循環物色一巡の様相を呈し、調整局面となった暗号資産(仮想通貨)市場だったが、20日にはすでにアルトコインを物色する動きが早くも散見され、本稿執筆時点でもベーシックアテンショントークン(BAT)、ゼロエックス(ZRX)、オントロジー(ONT)、アイコン(ICX)などのアルトコインに買いが入っており、循環物色復活の兆しが見られる。

また、今週、ドルの買い戻しが入る切っ掛けとなったFOMC議事要旨だが、今回は追加緩和の観測が後退したことが主な要因とみられ、ドル高が継続する材料としては弱いと見ている。

この先のBTCは、仮想通貨市場内での物色が回ってくることと、ドルの買い戻しが一巡するのを待って高値圏で様子を見る展開が予想される。

寄稿者:長谷川友哉長谷川友哉(ハセガワ ユウヤ)
英大学院修了後、金融機関出身者からなるベンチャーでFinTech業界と仮想通貨市場のアナリストとして従事。2019年よりビットバンク株式会社にてマーケットアナリスト。国内主要金融メディアへのコメント提供、海外メディアへの寄稿実績多数。

関連:bitbank_markets公式サイト

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
07/05 土曜日
13:40
トランプ一族の「World Liberty Financial」、WLFIトークンの取引開始を提案
World Liberty Financialが仮想通貨WLFIトークンの譲渡可能化を提案。早期支援者のトークンがアンロックされる見込み。
13:00
リップル社、シンガポールでXRPLの起業家育成プログラム開催へ 最大20万ドル資金提供
リップル社がシンガポールでXRP台帳基盤の起業家育成プログラムを開始する。RWAトークン化・DeFi・AI分野などに焦点を置き、最大20万ドルの資金提供を予定している。
10:20
1兆円相当ビットコインが移動も、構造的売り圧力は限定的か=Bitcoin Vector分析
14年以上動かなかった8万ビットコイン(約1.2兆円)が8個のアドレスから移動。仮想通貨取引所への売却ではなくOTC取引との見方も。
09:45
ロシア国営ロステック、トロンでステーブルコインRUBx発行へ 制裁回避狙いも
ロシア国営企業ロステックがルーブル建てステーブルコインRUBxを年内に発行する予定だ。決済プラットフォームRT-Payも立ち上げる。経済制裁回避の意図もあるとみられる。
08:20
Mercado Bitcoin、XRPレジャーで約300億円の資産トークン化計画
ブラジルの仮想通貨取引所Mercado BitcoinがXRPLで実世界資産トークン化を拡大。南米機関による最大規模の取り組み。
07:10
英上場ゴールド探査会社Hamak Gold、ビットコイン財務戦略導入で247万ポンド調達
ロンドン上場のHamak Goldが仮想通貨戦略転換を発表。カタール王族系投資ファンドも参加し株価6%上昇。
06:55
14年以上動かなかったビットコイン、合計1兆円相当が移動 警戒感高まる
14年以上動かなかった合計1兆円相当の仮想通貨ビットコインが、8個のアドレスから移動したことがわかった。当時からどのくらい価値が増えているのかも明らかになっている。
06:30
Ondo Finance、米SEC登録のOasis Pro社買収でトークン化証券市場に本格参入
RWAトークン化プラットフォームOndoが規制準拠のOasis Proを買収。米国投資家向けトークン化証券サービス拡大へ。
06:21
初心者向け|仮想通貨取引所のKYC手続きとは?スマホでできるeKYCの流れと注意点
口座開設の必須手順 暗号資産(仮想通貨)取引所を利用し始めるには、口座開設時に「KYC(本人確認)」と呼ばれる手続きが必要です。これは、ユーザーの身分確認や、利用目的の確認を通…
06:10
スウェーデン、違法収益による仮想通貨の押収を強化
スウェーデンのストレマー司法相が警察や税務当局に仮想通貨を含む犯罪収益の押収強化を指示。昨年11月導入の欧州最厳格な没収法により840万ドル相当を押収済み。
05:40
2800分の1の確率を突破 個人マイナーがビットコイン採掘に成功、5000万円獲得
個人ビットコインマイナーが7月4日にブロック903,883を単独採掘し、3.173BTC(約5000万円)の報酬を獲得。ネットワーク全体の0.00026%のハッシュレートで成功。
07/04 金曜日
17:43
マックハウス、仮想通貨事業でゼロフィールドと基本契約
アパレル大手マックハウスが暗号資産事業に参入。国内マイニングシェア1位のゼロフィールドと基本契約を締結し、ビットコイン購入とマイニングの両輪戦略で収益多様化を目指す。
17:11
SMBCグループ、事業共創施設「HOOPSLINK」を丸の内に開設 Web3や生成AIの活用を目指す
SMBCグループが事業共創施設「HOOPSLINK」を丸の内に開設。Web3などを活用し、スタートアップから大企業まで多様なパートナーと新事業を創出。
15:08
みんなの銀行、ソラナ基盤のステーブルコイン事業化に向け共同検討を開始
みんなの銀行がソラナ(SOL)基盤のステーブルコインとweb3ウォレットの事業化に向け共同検討を開始。Solana Japan、Fireblocks、TISの3社と協業し、新たな金融体験の創出を目指す。
13:50
米上場アンバー・インターナショナル、約37億円調達で仮想通貨準備金戦略を加速
米上場のアンバー・インターナショナルが機関投資家から2550万ドルを調達し、1億ドルの仮想通貨リザーブ戦略を強化。パンテラ・キャピタルなど著名投資家が参加。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧