5日の仮想通貨市場で、一時ビットコインが米ドル建1万ドルを下回った。
取引所ごとに取引価格は異なるものの、Bitstampなど、主要な取引所で1万ドル割れが確認された。
9000ドル台で取引されたのは、7月27日以来、41日ぶり。コロナショック後の上場トレンドの利確売りが先行する展開となった。
暗号資産(仮想通貨)市場は、4日から大荒れ模様。今年6月以降に急騰、イーサリアム(ETH)価格へ追い風を吹かして来た分散型金融(DeFi)市場も大幅安となるなど、イエローシグナルが点灯した。
ビットコイン市場は1万ドルラインで一時反発しているものの、下落トレンドが続く場合、CME(米シカゴ・マーカンタイル取引所)のビットコイン先物の窓埋めアノマリーを意識した9700ドル付近がターゲット価格になる可能性もある。