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「株式市場大荒れとなれば、波及するおそれも」bitbankビットコイン週間市況と各金融市場の騰落率

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

今週の相場の動きは

今週のビットコイン(BTC)価格は140万円前後を推移。他の市場が大荒れの中、一時はビットコイン市場も急落したものの、依然として堅調さを示した。

BTCネットワークにおける7日間平均の取引手数料は今週、仮想通貨バブル後の2018年2月以降で最も高い水準に達している。


目次
  1. 各市場の騰落率
  2. bitbank寄稿

各指標の騰落率一覧

10/30(金)終値時点の週間騰落率は、以下のようになった。

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月初来騰落率

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年初来騰落率

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(今週の騰落率は、先週の終値、今週の終値を用いて計算。月初来、年初来についても前の月、年の終値で計算)

(仮想通貨の価格は取引所コインベースを参照)

10/24〜10/30のBTCチャート

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bitbankアナリスト分析(寄稿:長谷川友哉)

今週(30日正午時点)のビットコイン(BTC)の対円相場は、粗い値動きの中、週間ではプラス圏を維持し、2019年7月ぶりに140万円台で推移している。

欧米でのコロナウイルス感染拡大の第2波や、米大統領選が来週に迫り、今週の伝統的金融市場では逃避目的のドル買いが台頭。ペイパル暗号資産(仮想通貨)参入の報を受け、先週は破竹の勢いで上伸したBTC相場は、27日、シンガポール大手銀行のDBSが仮想通貨取引、カストディーに加えセキュリティートークン発行サービスを検討しているとの報道が材料視され一段高となったが、翌28日のNY市場でドル買いが一段と加速し反落。

この日はユーロ、金(ゴールド)、米株相場が値を大きく崩し、流石のBTCも耐えきれず、一時は前日の上げ幅を吹き飛ばした。

一方、このところ企業のBTC購入などを受け長期運用マネーの流入が想起されるBTCの相場は、対ドルで12,800ドル〜13,000ドルエリア(第1図内緑帯に相当)で幾度も買い支えられ、底堅さを印象付けている。

今週はドル指数が先週の下げ幅を奪回し、米主要3指数の調整が続く中、独自の値動きを取り戻しつつあり、BTC相場が足元の上昇基調を維持する余地はまだありそうだ。

一方、来週3日の米大統領選の投開票日にはやはり注意が必要だ。今回は郵便投票の急増と、「敗北は認めない」とするトランプ大統領の影響で、投開票日が「ジャッジメントデー」になるという保証はない。

万が一、投開票日後の混乱で株式市場が大荒れ模様となれば、リスクオフのドル買いと追証補填のドル需要といった形で仮想通貨市場にも影響が波及すると考えられる。

秩序のある選挙が何にしてもベストだが、来週は米大統領選関連情報に神経を張り巡らせておく必要があるだろう。

第1図:BTC対円チャート 1時間足 出所:bitbank.ccより作成

寄稿者:長谷川友哉長谷川友哉(ハセガワ ユウヤ)
英大学院修了後、金融機関出身者からなるベンチャーでFinTech業界と仮想通貨市場のアナリストとして従事。2019年よりビットバンク株式会社にてマーケットアナリスト。国内主要金融メディアへのコメント提供、海外メディアへの寄稿実績多数。

関連:bitbank_markets公式サイト

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