はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習 WebX
CoinPostで今最も読まれています

自己管理ウォレットに直接連携する仮想通貨VISAカード、ZenGoが提供開始へ

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

クレカ最大手ビザとZenGoが提携

クレカ決済最大手Visa(ビザ)の「ファストトラックプログラム」に、暗号資産(仮想通貨)ウォレットを提供するスタートアップ企業ZenGoが参加、自己管理のウォレットから直接 仮想通貨決済を行えるVISAカードを発行する。

このZenGo Visaカードは2021年初頭に、まず米国向けに立ち上げられる予定だ。

「ファストトラックプログラム」は、特にフィンテック企業が、Visaの基盤を活かして数週間から数ヶ月で迅速に事業を立ち上げることを支援するものだ。Visaのエコシステムパートナー、オンラインライセンス、API、市場参入ツールキットなどを活用して事業の拡大を促進できる。

ZenGoによると、仮想通貨決済カードは他にも登場しているが、ZenGoのクレジットカードの特徴は、自己ホスト型(ユーザーの自己管理)で複数通貨ウォレットから直接紐づけられた仮想通貨クレジットカードとして売り出す。これは、ZenGoが直接的にユーザー資金にアクセスできないことを採用した仕組みで、決済時にはサーバーとデバイスの所有者が通信してトランザクションに署名するプロセスを採用した。

仮想通貨の保有方法と決済モデルは、オンラインとオフラインで使用可能な特徴を持ち、Visaの加盟店であれば世界中のどこでも仮想通貨での決済を行えるとしている。

仮想通貨を実際の生活で使えるようにする

ZenGoはそのHPで「仮想通貨業界は新しい段階に達した。仮想通貨のユースケースは、単に富を保管し、資産を取引するだけではない。人々は仮想通貨を実際に使えることを望んでいる」と述べ、ユーザーからも、デジタル世界と「現実の」世界をつなげたいとの声が挙がっていたことを明かした。

そして、仮想通貨は実際の生活で使えるようになってきたという文脈で次のように宣言している。

仮想通貨は、もう単なる投機ではなくなった。ついに、仮想通貨はトレーディング以上の領域に進もうとしており、人々はスムーズに資金を仮想通貨に変えたり、仮想通貨から他の資金に変えることができるようになった。

ZenGo Visaカードについてのさらなる詳細は今後明かされる予定で、現在はウェイティングリストでユーザー登録を受け付け中である。

ZenGoウォレットは、特徴としてキーレスセキュリティを提供している。従来のウォレットとは異なり、顧客がパスワードや秘密鍵を書き留めたり、覚えたりすることが不要な仕組みだという。

コインベースのVisaデビットカード、米国でも発行へ

仮想通貨企業とVisaカードの提携は最近加速している。

大手仮想通貨取引所コインベースも、来年前半に、米国でVisaデビットカードを発行することを公表した。

すでに英国とEUで発行されており、続いて米国でも導入されることになる。

カード決済することで報酬が貰える制度も用意されており、米国居住者に限ってはビットコイン(BTC)で1%、ステラルーメン(XLM)で4%、どちらのコインで報酬を獲得するか選択することが可能だ。

また米国ユーザーがUSDコイン(USDC)を使用する場合は取引手数料は無料、それ以外の通貨による決済には、2.49%の手数料が請求される。

米国での1日あたりの支出限度額は2500ドル(約26万円)になるという。英国とEUでの上限額はそれぞれ1万ポンド(約137万円)または1万ユーロ(約123万円)だ。

P2P取引所PaxfulのVisaデビットカード

また米P2P(ピアツーピア)仮想通貨取引所Paxfulも、米国ユーザー向けに仮想通貨Visaデビットカードを発売する。

ユーザーは世界中の4500万を超える加盟店とATMで決済や資金引き出しを行うことが可能。 最初は米国ユーザーのみを対象とするが、今後は他地域にも拡大される予定だという。

Visaは、仮想通貨企業との提携以外にも、仮想通貨カストディ企業への投資や、中銀発行デジタル通貨(CBDC)の政策提言への強力など、熱心に仮想通貨分野の事業を拡大しつつある。

関連:クレカ最大手VISA、仮想通貨(デジタル決済)分野の事業拡大へ

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
08:55
JPモルガンがストラテジーのビットコイン売却回避能力を評価、「マイナーの動きより重要」
JPモルガンのアナリストが、ストラテジーのビットコイン売却回避能力がBTC価格の短期見通しにおいてマイナー活動より重要だと分析した。
08:20
21シェアーズ、米国初のスイ(SUI)連動2倍レバレッジETFを上場
21シェアーズが米国証券取引委員会の承認を得て、スイ(SUI)の価格に連動する初のレバレッジETFをナスダックに上場した。日次リターンの2倍を提供する商品で、スイエコシステムに関連する初のETFとなる。
08:10
「政府系ファンドは相場下落時にBTCを買い増し」ブラックロックのCEO
ブラックロックのラリー・フィンクCEOは、複数の政府系ファンドが仮想通貨ビットコインを購入していると明かした。相場下落時に買い増ししている様子も伝えている。
07:25
ソラナとベース間ブリッジが稼働開始、チェーンリンクとコインベースが安全性確保
レイヤー2ベースチェーンがソラナとのブリッジをメインネットで正式稼働。チェーンリンクCCIPを採用し、両チェーン間でのトークン移動と取引が可能になった。
07:02
メタがメタバース予算を最大30%削減検討、VR・ホライゾン・ワールズが対象=報道
ザッカーバーグのメタ社がメタバース関連事業の予算を来年最大30%削減する検討を進めている。投資家から歓迎され株価が上昇した。
06:25
ロシアが仮想通貨マイニング収益の公式統計反映を検討、隠れた輸出として年間数千億円規模か
ロシア大統領府のオレシュキン副長官が仮想通貨マイニング収益を貿易収支に計上すべきだと提案した。マイニング収益は1日約10億ルーブルに達し、隠れた輸出として外国為替市場に影響を与えているという。
06:02
ソフトバンクなど出資のビットコイン企業「21キャピタル」、12月9日から「XXI」で取引開始
ビットコイン特化企業の21キャピタルとカンター・エクイティ・パートナーズの事業統合が株主承認を得た。ティッカーシンボル「XXI」として株式の取引を開始。
05:35
CFTCが仮想通貨現物取引を連邦規制市場で初承認、米国で取引開始へ
米CFTCが仮想通貨現物商品取引の許可を発表した。CFTC登録先物取引所で初めて取引が可能となり、厳格な監督と投資家保護の下で安全に取引できる環境が整った。
12/04 木曜日
17:45
2026年2月17日(火)、「Digital Space Conference 2026」開催決定
一般社団法人日本デジタル空間経済連盟(所在地:東京都港区、代表理事:北尾 吉孝、以下「当連盟」)は、2025 年 2 月 17 日(火)に、大規模カンファレンスイベント「 Di…
16:49
MUFGグループ、トークン化MMFの商品化へ Progmatと協業開始
2026年に機関投資家向け提供を目指す 三菱UFJアセットマネジメント、三菱UFJモルガン・スタンレー証券、三菱UFJ信託銀行の3社は4日、Progmat(プログマ)との協業を…
16:49
FRB利下げと流動性回復、2026年の仮想通貨市場に追い風か=Delphi Digitalレポート
仮想通貨リサーチ企業Delphi Digitalは、FRBの利下げ継続とQT終了、TGA取り崩し、RRP枯渇により、2026年に仮想通貨市場にとって追い風となる流動性環境が生まれると分析。ビットコインやイーサリアムなどデジタル資産に有利との見方を示した。
15:09
ランボルギーニとレジャー、限定ウォレット発表 「いつランボ買える」ミームに呼応
仮想通貨ハードウェアウォレット大手レジャーとイタリア高級車ランボルギーニが提携し、限定版「Ledger Stax」を2026年初頭に発売。フェラーリやポルシェなど高級ブランドのWeb3参入が加速する中、24万人超の仮想通貨ミリオネア増加が背景に。
13:25
米コネチカット州がロビンフッドなど3社に停止命令、無免許でスポーツ賭博提供と主張
コネチカット州消費者保護局がロビンフッド、クリプトドットコム、カルシに無免許オンライン賭博運営の停止命令を発行した。3社は州法に違反してスポーツ賭博を提供しており、利用者の資金や情報にリスクをもたらしているという。
12:30
仮想通貨スイ(SUI)の特徴|国内取引所・手数料を徹底比較
暗号資産(仮想通貨)スイ(SUI)の2025年価格予想や将来性を徹底解説。VanEckの16ドル予測、現物ETF申請、技術的特徴、投資リスクまで網羅。国内取引所比較や最新エコシステム情報も掲載。
12:26
スイの注目プロジェクト「Walrus(WAL)」、将来性・購入方法を解説
Walrus(WAL)は分散型ストレージであり、暗号資産(仮想通貨)です。Sui Networkを活用した高度な技術、将来性、買い方、投資リスクまで徹底解説。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧