ビットコイン時価総額、過去最高
ビットコイン(BTC)時価総額が、過去最高を更新した。
BTC時価総額は18日、3350億ドルを記録。2017年12月18日に記録した3348億ドルの記録を超えた。
18日の暗号資産(仮想通貨)市場は、ビットコイン(BTC)が高騰。前日比8.6%高の18,000ドル台に乗った(米Coinbase)。市場の取引価格は、17年〜18年バブル時に記録した19,665ドルには及ばないが、約3年間で発行されたBTCの供給量を含めて計算する時価総額は、過去最高値に達している。
(仮想通貨の価格)×(仮想通貨の総発行枚数)=仮想通貨の時価総額
米ドル建18100ドル×18,546,537枚=335,692,319,700(記録更新)
CoinMarketCapのデータで、2017年のバブル当時と比較すると、2020年11月時点のBTC出来高は約4倍の水準に達している。コロナ禍の世界情勢を背景としたインフレヘッジとしての資産性の見方にも変化が見られ、米国企業のBTC保有も進むなど、個人投資家の短期資金の商いを中心とした市場からは変化している。
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bitFlyer 金光氏の見解
今回のビットコインの高騰について、bitFlyerマーケットアナリストを兼任するトレジャリー部部長の金光 碧(@KanemitsuMidori)氏が見解を示した。
今回の価格上昇も直近と同様にインフレヘッジ、Paypalによる仮想通貨サービスリリースなどが要因と考えられます。
直近の株式市場との比較では、11月上旬にもビットコインがまず高値をつけ、その後に NYダウが高値をつけるなどビットコインが株式市場に先行して動くようになっているため、今回もそのような動きになるかもしれません。
価格では2017年12月の230万円にはまだ到達していませんが、3年前から発行量が増えているため、価格x発行量で計算される時価総額では日本円ベースでも過去最高額の更新が近づいています。
その他、3.6兆円の資産を運用するMariner Wealthがビットコイン投資サービスの提供を開始すること、ビットコイン投資ビットコインに懐疑的なスタンスを取っていた世界最大のヘッジファンド「ブリッジウォーター・アソシエーツ」の創業者レイ・ダリオ氏が直近のビットコインの上昇を受け、「私はビットコインについて何か見落としているかもしれない」と発言していることなども影響しているのではないかと考えています。