CoinPostで今最も読まれています

ビットコインを事業面でも開拓へ──BTC巨額投資の米上場企業

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

ビットコインに関するデータサービス事業を開発へ

米ナスダック上場企業MicroStrategy(マイクロストラテジー)社が、暗号資産(仮想通貨)ビットコイン(BTC)に関するデータサービスの開発を計画していることを明かした。同社は財務資産の一部として総額4.25億ドル(38,250 BTC)ものビットコインを購入したことで話題となったが、投資だけにとどまらず、事業展開の面でもビットコインに関わっていく意欲を見せている。

11月16日の投資家向け報告で、同社のMichael Saylor CEOは「ビットコインを巡ってはインテリジェンス製品を提供する機会が豊富にある」と語り、「この領域を探り、既存のビジネスに統合して展開するための効率的な方法を見つけたい」とした。

「現時点では、まだ商品化すると確信できるものは1つもない」と留保しつつも、ビットコインインテリジェンス製品のために、ブロックチェーン分野に経験と才能ある人々を積極的に採用していくと発言している。

ただSaylor氏は「ビットコインコミュニティや、ゆくゆくは仮想通貨コミュニティ全般に寄与できるビジネスインテリジェンスを提供する方法を考える」と述べており、将来はBTC以外の仮想通貨にも適用できるサービスを考えているようだ。

MicroStrategy社の最高技術責任者Tim Lang氏によると、同社はすでに新製品を検討するチームを結成しており、製品開発だけではなく技術面の探索も行うという。

ビットコインに使われている技術を活用する能力は、私たちのプラットフォームを将来最新のものにしていく上で鍵になる可能性がある。

以上のようにLang氏は語り、すぐに取りかかる課題としてビットコインのデータ分析があるが、同時にビットコインブロックチェーンに使われている技術を何らかの形でMicroStrategy社のプラットフォームに活用することも検討したいという意志を示した。

ビットコイン投資の値上がり分が本業を上回る

MicroStrategy社は、企業向けビジネス情報サービス、クラウドベースなどを提供する企業である。今年の夏に38,250 BTCを平均価格1万1111ドルで取得。その後の価格上昇によって、過去3年半の本業利益をBTC投資による値上がり分が上回ることになり、話題を呼んだ。

現在のBTC価格(1BTCあたり18,700ドル)では、約300億円もの含み益となっている。

また、BTCの大量購入を受け、株式市場でMicroStrategy社への注目が高まっており、その株式は上昇を続けている。同社が8月11にBTCを購入するという最初の発表をして以来、株価は50%以上と大幅に上昇してきている。

今月の16日の報告資料の中で今後のBTC購入については「ビットコインは当社の主要な財務資産で、市場の状況やビジネス上の必要性に応じて、さらに5,000万ドル以上の余剰資産を投入する見込み」と説明された。

関連: ビットコイン購入の米上場企業、高騰の恩恵「100億円超」

CoinPost App DL
注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
04/24 水曜日
17:00
「BTCは上昇トレンドに入る可能性」SCB銀
仮想通貨ビットコインは再び上昇トレンドに入る可能性があるとスタンダードチャータード銀行が分析。今回もビットコインとイーサリアムの価格予想をしている。
16:23
Block社(Square)、ビットコイン採掘産業の分散化に向けて高性能チップを開発完了
デジタル決済企業ブロック(旧Square)が、3ナノメートル技術を採用した最新のビットコインマイニングチップ開発を完了。このプロジェクトはオープンソース化され、ビットコインマイニング業界の分散化を推進することを目指している。
15:09
WebX2024、最大73%割引の「開幕セール」終了まで残り1週間
株式会社CoinPostが主催する日本最大のWeb3カンファレンス「WebX2024」にて、チケット販売を開始しております。2024年4月30日まで、最大73%割引のお得な開幕セールを実施中です。
14:35
米ブロックチェーン協会ら、仮想通貨業界の声をまとめSECを提訴
米ブロックチェーン協会とテキサス州暗号資産自由同盟は、米証券取引委員会が新たに制定したディーラー規則の阻止を求めて、SECを提訴した。
13:00
香港の現物ビットコインETF 4月30日にも発売かー報道
香港でボセラとハッシュキーキャピタルが提供するビットコインETFが取引を開始すると報じられた。2社の現物ビットコインETFは、価格安定性が高く、投資家に直接的な市場価格連動のメリットを提供する。
12:09
半値戻しのビットコイン、投資家心理改善で買い先行
暗号資産(仮想通貨)市場ではビットコインが66000ドル台まで反発し、50MA手前で一服した。イランとイスラエルを巡る中東リスク後退で米国株式市場でも買い戻しが先行しており、投資家心理が改善した。
12:00
ブラックロックのビットコイン現物ETF「IBIT」、70日連続流入を記録
ブラックロックのビットコイン現物ETF「IBIT」が70日連続で資金流入を記録した。運用資産は約2.8兆円に達している。
11:00
リップル社、SECによる20億ドルの罰金提案を過大と反論
リップル社は、XRPをめぐるSECとの裁判で新たな書類を提出。リップル社に対して約3,100億円の罰金支払いを求めるSECの主張に反論した。
09:40
「BTC価格上昇は半減期から50〜100日後」QCP Capital
仮想通貨ビットコインの今後の価格が急上昇するのは半減期から50〜100日後であるとQCP Capitalが分析。また、Bitfinexも半減期後の相場レポートを公開した。
08:45
ソラナJupiter、DEXモバイルアプリ5月公開予定
既存のUltimateウォレットは5月22日から利用できなくなるため、その前に仮想通貨の一時的移転(PhantomやMagic Edenウォレット)を推奨した。
08:10
米国のイーサリアムETF上場申請、5月承認は見込み薄か
申請中の仮想通貨イーサリアム現物ETFの多くは5月に最終判断を迎える予定だが、多くのアナリストは承認の確率が低いと予測。背景には、イーサリアム財団への任意捜査で米SECがETHを有価証券に分類しようとしている点や、ビットコイン現物ETFが承認されてからまだそれほど時間が経っていない状況などがある。
07:10
ビットコインの機能を拡充する新提案が公開
仮想通貨ビットコインのブロックチェーン上でスマートコントラクトなどを実現する開発提案がBIP-420として公開。以前から関心を集めている提案の内容が改めて説明された。
06:35
バイナンスアプリの削除、フィリピン当局がアップルとグーグルに命令
フィリピンはバイナンスの顧客基盤における重要な構成国だが、同SECは2023年11月以降、バイナンスを投資に利用しないよう国民に積極的に警告していた。
05:50
エルサルバドルの国営ビットコインウォレット、ハッカーがコードを流出
今回の漏洩は、4月上旬に報告された510万人のサルバドル人の個人情報リークを含む、一連のChivoウォレット関連のハッキングに続くものだ。
04/23 火曜日
19:00
メゾンマルジェラ MetaTABI NFT発売
メゾンマルジェラがMetaTABI NFTを一般販売開始。デジタル専用設計のタビシューズはThe Fabricantとのコラボで、限定版タビブーツとレザーウォレットが付属。今後のWeb3ブランドイベントにも参加可能。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
イベント情報
一覧
2024/04/24 11:30 ~ 13:30
その他 オンライン
2024/04/25 ~ 2024/04/26
東京 国立新美術館
2024/04/27 10:30 ~ 20:00
東京 東京都渋谷区
重要指標
一覧
新着指標
一覧