はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用
CoinPostで今最も読まれています

機関投資家向け仮想通貨セミナー開催|ビットコイン投資企業MicrostrategyやJPモルガンなど金融大手の見解

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

機関投資家向けクリプトセミナー

米大手仮想通貨ファンドのグレースケールとダウ・ジョーンズグループの投資金融情報紙バロンズ共催の仮想通貨投資家ウェビナーが開催され、リップル社やMicroStrategy社、TD Ameritrade社などの企業の責任者が参加し、仮想通貨市場に関する見解を述べた。

Microstrategy社CEO

Microstrategy社は、ナスダック上場企業として、ビットコインの準備資産を最も多く保有する企業。現在38,250BTCを保有する。

Microstrategy社のMichael Saylor CEOは、以下のように述べた。

多くの人々は、(金融緩和局面において)今後5年間の現金を保有し続けた場合、その価値が10%〜15%減算され得ることに気づいていない。私がビットコインに投資した最大の理由は、「価値の保存手段」を仮想通貨に見出したことにある。もちろん、ゴールドや株式に投資する選択肢もあるが、それらは投資銀行に支配されている。

仮想通貨及びビットコインは、「価値の保存」問題への優れた解決策だ。今後10年間は、機関投資家が主導していくことになるだろう。

リップル社機関市場責任者

リップル社でグローバル機関市場のバイズプレジデントを務めるBreanne Madigan氏は、仮想通貨市場は未だ初期段階にあり、今後多くの機関投資家が参入してくると見る。

2020年のビットコイン強気相場は、2017年といくつかの類似点もある。主流銘柄のユースケースやコアバリューをきちんと理解し、ハイリスク・ハイリターンの資産とローリスク・ローリターンの資産など対照的な資産を組み合わせる「バーベル戦略」を推薦する。

ビットコインはまだまだ成長余地があり、市場も早期段階にある。一部フォーチュン500の企業が仮想通貨に投資している事例はそのためだ。株式や債券、ゴールドのような伝統金融商品と比較して、仮想通貨では小さなリスクを取ることで、大きなリターンにつながることも少なくない。

バーベル戦略を用いた資産保有のポートフォリオは、85%〜90%を安全性の高い資産に投資し、残り10%~15%をリスクの高い投機資産に投資する手法」(参照:野村証券

TD Ameritrade

米最大手オンライン証券TD Ameritradeは、CME Groupを通して、ビットコインの先物取引を提供している。

同社のデジタル資産責任者Sunayna Tuteja氏は、仮想通貨市場が直面する課題点を取り上げた。

まず、仮想通貨セクターで解決しなくてはいけない問題は、ユーザー体験だ。市場にはさまざまな銘柄やデリバティブがあるが、我々は顧客が安心に利用できるよう厳選する必要がある。

また、運営およびカストディのリスクも考慮している。今後市場への資本流入や人材の参加も業界が長期的に成長するための支えとなる。

JPモルガン・チェース

ビットコイン懐疑派として知られるJamie Dimon CEOであるが、JPモルガン・チェース自体は、PayPal参入などの動きを受け、ビットコインの可能性を再評価している。

関連JPモルガン、ビットコインの可能性を評価

ブロックチェーンに特化した、JPモルガン・チェースに新設された部署「Onyx」のシステムトップNaveen Mallela氏は、仮想通貨の大規模採用の課題について、「銀行の観点としては、分散型台帳が採用されつつある環境で、どのように生き残るかが問題」と指摘。

「顧客にどのような新サービスを提供していくか、キラーアプリはなにかを考え、国際送金問題も解決する必要がある」と付け加えた。銀行の立ち位置としてどのような形で携わるか、難しい舵取りを迫られている。

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
06/29 日曜日
11:30
ビットコイン下降チャネル上限届かず、PCE発表控え押し目形成の可能性に注意|bitbankアナリスト寄稿
今週の週次レポート 国内大手取引所bitbankのアナリスト長谷川氏が、今週の暗号資産(仮想通貨)ビットコインチャートを図解し、今後の展望を読み解く。 目次 ビットコイン・オン…
11:00
週刊仮想通貨ニュース|メキシコ大富豪のBTC価格上昇予測に高い関心
今週はメキシコ大富豪のビットコイン価格上昇予測、米テキサス州のビットコイン準備金設立法案成立、金融庁の仮想通貨規制審議に関するニュースが最も関心を集めた。
06/28 土曜日
14:00
仮想通貨配分を4割まで推奨、米著名金融アドバイザー「従来60-40モデルは時代遅れ」と見解
著名金融アドバイザーのリック・エデルマン氏は最新見解で仮想通貨ポートフォリオ配分を従来の1%から最大40%へ大幅引き上げを推奨。
13:15
米上場Genius Group、ビットコイン買い増し構想 勝訴した際の損害賠償で
NYSE上場のGenius Groupが、訴訟勝利の場合に得られる推定10億ドルの50%をビットコイン購入に充当する計画を発表した。昨年よりビットコイン財務戦略を採用している。
11:26
イーサリアム取引量史上3位、価格低迷でもネットワーク急増
イーサリアムが6月25日に175万件の取引を記録し史上3位を達成。価格は低迷するもネットワーク活動は活発化、従来のアルトシーズン理論に変化の兆しになるか。
10:25
イスラエル当局、仮想通貨報酬によるスパイ容疑で3人逮捕=レポート
イスラエル当局がイラン諜報機関の工作員3人を逮捕。仮想通貨で報酬を受け取り、9000万ドル被害のノビテックス攻撃との時期的関連が注目されている。
09:45
ポリマーケットの評価額10億ドルに達する見込み USDCにも恩恵か=コインベース
分散型予測市場ポリマーケットが2億ドル資金調達しユニコーン企業になる見込みだ。コインベースは、ポリマーケットの台頭はステーブルコインUSDCにも恩恵になると分析している。
08:50
ストラテジー株トークンなど主要銘柄、Gemini EU向株式サービス開始
仮想通貨取引所Geminiが欧州連合でトークン化株式サービスを開始。マイケル・セイラーのストラテジー株を皮切りに、24時間365日取引可能な新金融サービスを提供する。
08:00
ブータン、ビットコイン保有額が13億ドルに到達
ブータンが、仮想通貨ビットコインを13億ドル相当保有していることが注目を集めている。この保有額は同国のGDPの40%に相当する。
07:55
リップル、SEC相手の控訴を取り下げ 5年間の法廷闘争が終結へ
リップル社のガーリングハウスCEOが28日、SEC相手の控訴を取り下げると発表。約5年間続いた法廷闘争が終結し、同社は事業発展に注力する方針を示した。
07:10
米仮想通貨銀行アンカレッジ、USDC等の段階的廃止発表 業界から「利益相反」批判
米仮想通貨カストディ銀行アンカレッジがUSDCとAUSDの段階的廃止を発表、ステーブルコイン安全性評価で業界から自己利益優先との批判を受ける。サークル株価は15%と大幅安。
06:49
韓国カカオペイ株急落、ステーブルコイン規制懸念が背景か=報道
韓国カカオペイ株がステーブルコイン参入期待で急騰後17%下落、投資リスク銘柄指定で売買停止。米サークル株も15%安と波及か。
06:15
ロビンフッド、XRPとソラナのマイクロ先物契約を開始
米デジタル証券大手ロビンフッドがマイクロ先物でXRPとソラナを追加、ビットコイン金曜先物のマイクロ版も提供開始し仮想通貨商品を拡充。
06:00
ビットコイン取引が快適なのは?主要取引所を手数料・板の厚み・ツールの充実度で徹底比較
暗号資産(仮想通貨)ビットコインの売買や送金におすすめの国内取引所について、メリットとデメリットを徹底比較。手数料・スプレッド・送金速度、セキュリティ、積立・レンディング機能などを調査しました
05:55
トランプ大統領発言「ビットコインがドル圧力緩和」仮想通貨産業の雇用創出を評価
トランプ大統領が28日記者会見でビットコインのドル圧力緩和効果を言及、米国の仮想通貨産業構築と雇用創出への前向きな評価を表明。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧