米Bitwiseの仮想通貨インデックスファンド、OTCQXに上場へ──ビットコインなど主要銘柄を運用

Bitwiseのインデックスファンド

米暗号資産(仮想通貨)投資企業Bitwiseが発行する仮想通貨指数(インデックス)ファンドが、米主要OTC市場のOTCQXに上場した。これにより、Fidelity、Charles SchwabやE*Trade、TD Ameritradeなどのブローカー口座で取引することができるようになった。

Bitwiseの仮想通貨指数ファンド「Bitwise 10 Crypto Index Fund」は、今まで私募の形で販売していたが、OTCQXに上場したことにより、公開市場で取引されることになる。OTCQXにおけるティッカーシンボルは、「BITW」と設定された。

Bitwise 10は、時価総額上位の10銘柄の総合的パフォーマンスに連動して運用される投資信託で、指数に組み入れられる銘柄には、ビットコイン(75%)、イーサリアム(13%)が主な比重になる。残りの12%は、XRP、チェーンリンク(LINK)、テゾス(XTZ)、及びその他の銘柄が含まれる(組成比率は現時点のもの)。

仮想通貨を保管するためのカストディアンは、コインベース傘下の「Coinbase Custody Trust Company」を利用している。

グレースケールと競争か

すでに、OTCQX市場で取引されている商品としては、最大手仮想通貨投資企業グレースケールはビットコインやイーサリアムの投資信託がある。Bitwise 10の上場は、それに続く動きだ。

TheBlockの取材を受けた同社のグローバルリサーチ責任者Matthew Hougan氏は、同社を利用するクライアントが直近になって、仮想通貨への投資規模を拡大しつつあると説明。「私募では、法的手続きなどが複雑であるため、公開市場で取引ができるようになるために、一年間をかけて規制当局と連携してきた」とコメントした。

また、指数ファンドの優位性については、「株市場でも、指数ファンドは投資家がより多くの銘柄にエクスポージャーするために主な商品として利用していることから、伝統投資家には馴染みのある商品だ」と語った。

一方、グレースケールは、指数ファンドに類似する商品「Digital Large Cap Fund (GLDC)」を提供しているが、Hougan氏は、「GLDCは5つの銘柄に同時に投資してはいるが、インデックスとしてトラッキングするものではない」と指摘している。

著者:菊谷ルイス

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「仮想通貨」とは「暗号資産」のことを指します