はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用
CoinPostで今最も読まれています

イーサリアムやXRP、主要アルトに機関マネーの流入期待──背景は?

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

主要アルトに機関マネーの流入期待

前日に大幅安となった仮想通貨市場は10日、ビットコインが反発。再び190万円台に復調した。

2万ドルの節目を目前にして反落したビットコイン市場は、前週比で4%安とマイナス水準にあるが、高値圏で底堅い推移を続けている。

①英スタンダードチャータード銀行の仮想通貨カストディサービスへの取り組みや、②米フィデリティ傘下のFDAが、顧客向けにビットコインの担保融資サービスの提供を開始するなど、機関投資家向けサービスの拡大が続いており、中長期目線で新規マネーの流入期待は依然として強い状況にある。

一方、その中でもアルトコインに対する機関マネーの流入が期待が高まったのが、ファンド「Bitwise 10 Crypto Index Fund」の米主要OTC市場のOTCQXに上場だ。組成銘柄は、以下のようなラージキャップ(時価総額上位)の銘柄で構成されている(資産配分比率:12/10時点)。

Bitwise 10組成銘柄

上場先のOTCQXは米国店頭市場の最高ランクに位置付けられる市場市場で、仮想通貨投資信託ではグレースケールのビットコイン・トラスト(GBTC)やイーサリアム・トラスト(ETHE)などが先に上場を果たしている。

法的手続きなどが複雑である私募と比較して、公開市場で取引されることでの流動性の向上のほか、ブローカー口座への対応など、機関マネー流入の呼び水になることが期待される動向だ。

期待感の背景には、運用規模1兆円を突破したGBTCへのマネー流入を加速させた要因にブローカー口座とOTC市場(OTCQX)の存在がある。

投資信託商品として、約70-80%が機関投資家や大口投資家からの資金で運用されているGBTCは、仕組み上、GBTCの発行に、現物ビットコインを原資産を入金するか、米ドルを入金しグレースケール側に原資産の購入を代行してもらう選択肢が主だった。しかし、OTCQX上場後から、直接発行を行わない投資家向けに、ブローカーを通じた店頭取引の売買が可能になった経緯がある。

インデックスファンドとは

そもそも、インデックスファンドとは、市場全体の動きを表す代表的な指数(インデックス)に連動した投資成果を目指す投資信託のこと。代表的なものでは、日経平均株価(日経225)やTOPIX(東証株価指数)などのインデックスに連動したものがある。

今回のBitwise 10 Crypto Index Fundのケースでは、Bitwiseが主要10銘柄からインデックスを組成しており、インデックスファンドの運用資金を比率に基づいて運用することになる。

期待される動き

なお、このインデックス(指数)に関する信頼性で、最も重要な最新動向がある。

世界最大の金融指数プロバイダー「S&Pダウ・ジョーンズ・インデックス(S&P DJI)」が3日に発表した、仮想通貨指数の提供だ。

2012年にS&Pインデックスとダウ・ジョーンズ・インデックスが統合して生まれたS&P DJIは、指数をベースにしたコンセプトやデータ、リサーチを提供する世界最大のグローバルリソース企業。S&P500やダウ・ジョーンズ工業株平均といった金融市場の代表的な指標を算出も行なっている。

この指数提供を契機に期待されるのが、ETFなど、デリバティブ/金融派生商品の誕生である。

上述のBitwiseインデックスは、あくまでもファンド独自のバスケット組成に限定されるが、S&P DJIがインデックスの提供を行うことで、よりグローバルスタンダードな指数を採用したモデルの誕生に繋がるきっかけとなる。

2019年までに規制当局の許可が下りず進展が見られないETFにおいても、インデックス組み入れの透明性は重要だ。

直近では、仮想通貨カストディを提供する米大手金融機関も増加の一途を辿っていることを踏まえても、米国におけるビットコインETF誕生への進展が大きかった1年間であったことが見て取れる。

CoinPost App DL
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
03/19 水曜日
08:20
ビットコイン50万円下落、FOMC控え市場はリスク回避へ|仮想NISHI
仮想通貨ビットコインは前日比で50万円超の下落となった。明日に控える米連邦公開市場委員会(FOMC)や、経済・政策金利見通しの発表を見極めたいとの思惑から、ポジションを減らす動きが目立っている。
07:35
米ミネソタ州議員、ビットコイン投資の法案を提出 
米ミネソタ州でビットコイン法案が提出され、州の投資、退職金制度、税金支払いに仮想通貨を活用する先駆的な取り組みが進行中。全米各州でも広がる仮想通貨導入の動きに加え、トランプ政権の戦略的ビットコイン準備金政策も法制化に向けて前進している。
07:05
米国のビットコイン現物ETF、17日に410億円の資金が純流入
米国の仮想通貨ビットコインの現物ETFは17日、約410億円の資金が純流入した。この純流入額は2月5日以降で最大規模。アナリストが背景を分析している。
06:45
トランプ政権、予算中立のビットコイン取得計画進行中か 高官発言
トランプ政権のデジタル資産顧問会議ディレクターが米国政府によるビットコイン積極取得計画を明らかにした。納税者負担なしの方法を模索し、ビットコインを商品として位置づける戦略を推進している。
06:20
バリュークリエーション、1億円分ビットコイン購入完了 株価は最高値更新
日本のバリュークリエーション株式会社が1億円の暗号資産投資を実施。次の事業投資までの期間における余剰資金の運用手段として約8.02ビットコインを平均取得単価1,246万円で購入したことを発表した。
06:05
メタプラネット、150BTCを追加購入
株式会社メタプラネットは18日、仮想通貨ビットコイン(BTC)を新たに150BTC追加購入したと発表した。同社のビットコイン保有量は3,200 BTCに到達。
05:50
ストラテジー社、ビットコイン追加購入のため500万株の永久優先株発行を計画
仮想通貨ビットコイン保有大手ストラテジー社は年率10%固定配当の永久優先株「STRF」発行を計画。調達資金で現在約50万BTCの保有をさらに拡大する方針で、モルガン・スタンレーなど大手金融機関が主幹事を務める公募形式で実施予定だ。
03/18 火曜日
17:00
仮想通貨投資で世界との情報格差解消へ AI多言語プラットフォーム「CoinPost Terminal」アルファ版ローンチ
国内最大のWeb3メディアCoinPostは、ビットコインなど仮想通貨市場における世界との情報格差の解消を目指すAI活用プラットフォーム「CoinPost Terminal」α版を公開した。海外の投資関連情報をリアルタイムで収集・翻訳・要約し、「CP-Selected List」と呼ばれる信頼性の高いソースから情報を一元提供する。
13:45
ソラナ5周年 実績振り返りと今後の展望
ローンチから5周年を迎えたソラナの実績と歩みを振り返る。大型支援者FTXの崩壊で、一時は存続の危機に瀕したソラナの復活の要因や、今後の展望について詳説した。
13:15
仮想通貨スイ(SUI)のETF申請 カナリー・キャピタルが米国で提出
カナリー・キャピタルが仮想通貨スイ(SUI)を対象としたETFを米SECに申請した。SUIのETF申請は米国で初めて。
13:15
メタプラネットがビットコイン追加購入の資金を調達、20億円社債発行へ
メタプラネットは新たに総額20億円の社債を発行。EVO FUNDを割当先とし調達資金はビットコイン購入に充当予定だ。償還期日は2025年9月17日でゼロクーポン債としての特徴を持つ。
12:52
ゴールド(金)価格3000ドル突破の背景
金価格が初めて1オンス3000ドルを突破した。トランプ政権の関税政策による貿易戦争懸念とインフレリスクが主な要因と分析される。金価格のターゲットを上方修正するアナリストも。
09:40
OKX、「ラザルス」対策でDEXアグリゲーターを一時停止
仮想通貨取引所OKXは、北朝鮮ハッカー集団「ラザルス」の悪用防止策として「OKX Web3」DEXアグリゲーターを一時停止した。Bybitハッカーのマネロンに使われたという疑惑は否定した。
08:46
CZ氏関連の投資会社、Plumeに戦略投資 価格が高騰
YZi Labs(旧Binance Labs)が実物資産のオンチェーン化を推進するPlume Networkに出資。Plumeは180以上のプロトコルと提携して3月までにメインネット立ち上げを予定している。
08:15
ビットコイン、米株連動で約50万円上昇も冬入りに警戒|仮想NISHI
仮想通貨ビットコインは前日比で約50万円超の上昇となった。17日に発表された2月の米小売売上高が市場予想を大幅に下回ることはなく、米国経済の景気後退懸念が後退したことが背景にある。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧