ビットコインのロングが3位
米大手銀「Bank of America」と「Bank of America Securities」が発表した調査結果から、暗号資産(仮想通貨)ビットコイン(BTC)のロング(買い)と米ドルのショート(売り)の取引が増加していることが分かった。
毎月結果が発表される同社の「Global Fund Manager Survey」の調査は、今月は4日から10日に実施。ファンドマネージャーが選ぶ最も多い取引(crowded trade)の3位にBTCのロングがランクインした。
上記のグラフは最も多い取引について、11月(水色)と12月(青)のファンドマネージャーの回答を比較したものだ。米ドルのショートが今月は2番目に多く、大きく差をつけて1位になっているのが、コロナ下の経済情勢で急伸したIT企業株のロングとなった。
ただし、IT企業の株という回答は現在52%で、今年9月の80%からは減少している。
新型コロナウイルスの感染拡大が止まらない現状ではあるが、米国などでワクチンの接種が開始したこともあり、現在ファンドマネージャーは経済成長には楽観的な考えがあるという。今回の調査結果からは、現金を保有するよりも、株やコモディティ(商品)といったリスク資産に投資を行なう傾向が強いことも分かった。
リスク資産に強気な傾向は2011年2月以来の高水準となっている。
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