はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 取引所 WebX
CoinPostで今最も読まれています

Liskが20年の開発進捗やマーケティング活動を総括──2020年12月Liskマンスリーレポート

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

Liskの2020年における実績

仮想通貨Liskでは、毎月末に活動報告として、アップデート、トップニュースおよびコミュニティ活動について報告しています。この記事では、20年に達成した重要なマイルストーン、および21年の目標および計画を紹介します。

開発進捗

今年一年で2,600以上のSDKがnpm(パッケージ管理ツール)でダウンロードされました。GitHubのレポジトリでは、19,500以上のコミット(ソースコードの変更)が実行され、35のLIP(Lisk Improvement Proposal/Lisk改善提案)が実装されました。

Betanetローンチ

今年の重要なマイルストーンとして、Betanet v3v4およびv5がローンチされました。

セキュリティおよび信頼性に焦点を当てたv3では、Lisk CoreにLisk SDK 3.0.2が適用され、Lisk Core 3.0.0_beta.0がリリースされました。このフェーズでは、Lisk BFTコンセンサスアルゴリズム(ビザンチン将軍問題に対する耐性を持つコンセンサスアルゴリズム)の実装目標が達成されました。

v4では、Lisk SDK 4.0.0が適用され、Lisk Core 3.0.0-beta.1がリリースされました。これにより、変動手数料メカニズムなどの実装を行うエコノミクスフェーズ、およびDPoS(Delegated Proof of Stake)2.0コンセンサスアルゴリズムなどの実装を行うコンセンサスフェーズの目標実装が達成されました。

v5では、Lisk 5.0.0が適用され、Lisk Core 3.0.0-beta.2がリリースされました。Network Longevityと呼ばれるこのフェーズでは、新しいIDシステムが実装されました。12月に発表されたv5リリースと共に、すべてのLIP提案が実装されました。これにより、オンチェーン、オフチェーンおよびコミュニケーション構造を含むすべての基本的アーキテクチャが揃いました。v5のリリースを以って、アルファステージが完了し、相互運用性(インターオペラビリティ)実装を行うベータステージへ突入しました。

関連:Lisk、Betanet v5をローンチ メインネットリリースへの計画を発表

これらのマイルストーン達成に加え、Liskブロックチェーンに繋がるデスクトップアプリケーションに新機能および改善点が導入され、UIの開発も進みました。また、9月にはLiskブロックチェーンにアクセスするためのAPIコール「Lisk Service」がリリースされました。

Liskビルダーズプログラム

今年は、開発者コミュニティを強化し、新規参入者を惹きつけることを目標とし、Liskビルダーズプログラムと呼ばれるプログラムを実施しました。

このプログラムでは、開発者に対して、Lisk SDKを使ったブロックチェーンアプリケーションの概念実証を行うためのインセンティブを提供しました。これまでに世界中から60以上の応募があり、18のプロジェクトがコミュニティによって選出されました。これらのブロックチェーンアプリケーションでは、Liskプロダクトへのアクセシビリティが証明され、Lisk SDKを利用した実験が促されています。

関連:Lisk、開発者向けプログラムでの概念実証を総括

マーケティング

Lisk Center

今年は東京とベルリンの2か所に、Liskのコミュニティスペース「Lisk Center」を開設しました。

Liskは、オランダとユトレヒトに設営したLisk Center運営に成功した後、東京のビジネスハブ、バイナリースターと提携し、東京にLisk Centerを開設しました。Lisk Centerでは、コミュニティメンバー同士が関わりを持つことができるだけでなく、ミートアップやマーケティング材料を通じて、新規参入者がLiskについて学ぶ機会も提供されています。

また9月には、ドイツの首都ベルリンでもLisk Centerを開設しました。

Lisk Centerベルリンは、ブロックチェーンアプリケーション構築、地元の開発者との人脈形成、およびイベント開催に特化しています。11月20日には、Lisk Centerベルリンのステージからオンラインイベントが配信されました。

関連:Lisk、コミュニティヒーローに「Lisk Japan」を選出──2020年9月マンスリーレポート【公式寄稿】

関連:Lisk、ベルリンのLisk Centerで初のイベント開催──2020年11月Liskマンスリーレポート【公式寄稿】

オンラインイベント

今年はオンラインイベントに焦点を当て、二つのオンライン会議に参加しました。一つ目は、Chaintalkが開催した研究者向け会議です。このイベントでは、LiskのDPoS(Delegated Proof of Stake)が紹介されました。

もう一つは、WeAreDevelopersが主催した開発者向けの会議で、Lisk SDKを使用したJavaScriptでブロックチェーンアプリケーションを構築する方法例が紹介されました。オンライン会議だけでなく、Lisk独自のオンラインイベントLisk UpdateをLisk Centerベルリンで主催し、開発進捗が共有され、ライブQ&Aセッションやコードセッションが行われました。

1年で10回のAMA(Ask Me Anything/なんでも聞いて)を開催し、CEO兼共同創設者のMax Kordek氏や、開発チームに直接質問する機会を設けました。Max氏のAMAは、こちらをご覧ください。

2021年のLisk

Lisk Core 3.0.0メインネットリリース

監査企業Least Authorityが外部監査を完了し、Lisk Desktop 2.0.0がリリース後、テストネットおよびメインネットリリースの準備を開始します。

次の重要なリリースが、Lisk Core 3.0.0メインネットリリースです。このリリースには、過去のすべてのフェーズの機能が含まれます。Lisk SDKドキュメンテーション、およびLisk Coreドキュメンテーションも更新され、実装された変更がすべて反映される予定です。

インターオペラビリティ実装

インターオペラビリティ仕様に基づいて草案されたLIPが、21年春に開催されるイベント、Lisk.jsで公表される予定です。その後LIPが提出されると、Liskプロトコルロードマップの最終フェーズであるインターオペラビリティ実装が開始されます。Lisk SDKの、RCステージ(リリース候補版)からプロダクションステージへの移行が完了すると、最初のブロックチェーンアプリケーションのプロダクトとともに、Liskブロックチェーンのアプリケーションプラットフォームが完全にローンチされます。

インターオペラビリティ実装後のLiskブロックチェーンのアプリケーションプラットフォームでは、LSKトークンが中心的役割を果たし、すべてのサイドチェーンのトランザクション手数料として利用されます。サイドチェーンおよびメインチェーン間、およびサイドチェーン同士のトランザクションが円滑に行われるようになります。

開発者向けプログラム

Lisk SDKが次のステージに突入するにあたり、21年はLiskビルダーズプログラムも再構成が計画されています。来年のビルダーズプログラムでは、開発者によるブロックチェーンアプリケーション、モジュール、およびプラグイン構築をより促進するために、フォーマットおよびインセンティブが変更される予定です。詳細は21年1月に公開されます。

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
05/01 金曜日
17:54
HODL1が中期経営計画を策定、ETH保有300億円・営業利益11億円を2028年10月期に目指す
HODL1が中期経営計画「HODL&BUIDL 2028」を公表。2028年10月期までにETH保有額300億円・売上高20億円・営業利益11億円を目標とし、固定行使価額型新株予約権による資金調達も同日発表した。
16:59
SBI決算発表|仮想通貨事業が過去最高益、JPYSCローンチや貸金業参入など2026年のWeb3戦略を総括
SBIホールディングスの2026年3月期決算で、仮想通貨事業の収益が896億円と過去最高を記録。円建てステーブルコイン「JPYSC」の開発、仮想通貨担保による貸金業ライセンス取得の方針、USDCレンディング開始、Visaとの協業など、同グループが推進するオンチェーン金融戦略の全容をまとめた。
16:16
ビットコイン、短期保有者の損益が6カ月ぶりプラス転換 強気・弱気の分岐点か=アナリスト
クリプトクアントのアナリストが、ビットコインの短期保有者を対象とした損益指標の30日移動平均が6カ月ぶりにプラス転換したと報告。強気転換か戻り売りかの分岐点として注目を集めている。
14:30
ソラナ、量子コンピュータ対策でポスト量子署名「Falcon」の採用計画を発表
ソラナ財団は、ポスト量子暗号署名方式「Falcon」を最有力候補に選定したと発表した。主要クライアント開発チームのアンザとジャンプクリプトが独立研究で同一結論に到達し、GitHubで初期実装を公開している。高スループット環境での小さい署名サイズが採用の決め手となったという。
14:07
トム・リー率いるビットマインが24時間で6.5万ETHを取得=Lookonchain
トム・リー率いるビットマイン・イマージョン・テクノロジーズが24時間で約6.5万ETH(約231億円)を取得。総保有量が507万ETH超となり、長期目標として6万2,000ドルを提示した。
13:20
DatachainとProgmat、Swift連携のステーブルコイン送金システムの特許を取得
株式会社Datachainと株式会社Progmatは、国際銀行間通信協会(Swift)と連携したステーブルコイン送金システムに関する特許を取得した。既存の銀行ネットワークを活用し、AML等の規制要件を満たしつつ高速かつ低コストな国際送金を実現する仕組みである。
12:00
アニモカ・ブランズYat Siuが語る「Web4」の世界、何百億ものAIエージェントが動くインターネットの未来|Tech For Impact Summit 2026
「Web3はWeb4への基盤だった」アニモカ・ブランズ共同創業者のYat Siuが語った次世代インターネット論。AIエージェントが日常タスクをこなす時代に、所有権・真正性をオンチェーンで証明することの重要性とは。Tech For Impact Summit 2026の対談セッションをレポート。
11:30
マラソン、オハイオ州ガス発電所を約2400億円で買収 AI・HPC事業の基盤強化へ
米ビットコインマイニング大手MARAホールディングスがオハイオ州のガス発電所を15億ドルで買収する。電力・土地・水を集約したインフラでAI・HPC事業の多角化を加速する計画だ。
11:07
米国防長官、ビットコインの安保活用を認める 機密扱いの取り組みも進行中と証言
米国防長官ヘグセスが下院公聴会でビットコインを戦略的資産と認定。INDOPACOMのノード運用も明らかになり、米軍のBTC活用方針が公式確認された。
10:44
SBIホールディングス、ビットバンク子会社化に向けた資本業務提携協議へ
SBIホールディングスがビットバンクの連結子会社化を目指し、資本業務提携に向けた協議を開始。4月のビットポイント合併に続く矢継ぎ早の再編で、国内暗号資産業界の勢力図が大きく動く。IPO準備やミクシィ出資など独立路線を歩んできたビットバンクの今後に注目。
10:34
2026年4月は仮想通貨の不正流出件数が過去最高に
DefiLlamaは、2026年4月は仮想通貨の不正流出件数が過去最も多かったと報告。ケルプDAOやドリフトプロトコルなどで盗難が多かったことを他の企業や有識者も指摘している。
10:00
ポリマーケット、チェイナリシスと提携 インサイダー取引など検知強化へ
ポリマーケットがチェイナリシスと提携し、インサイダー取引検知を目的としたオンチェーン市場監視システムを導入。予測市場のコンプライアンス強化に向けた新たな業界標準の確立を目指す。
09:34
4月のビットコイン上昇は投機が牽引、現物需要縮小で下落リスク=クリプトクアント週次分析
クリプトクアントのビットコイン市場週間レポートによると、4月のBTC上昇は先物主導で現物需要は縮小していた。これは2022年の弱気相場に先行していたパターンである。
08:45
日本暗号資産ビジネス協会、ステーキング運営指針を策定=日経報道
日本経済新聞は、日本暗号資産ビジネス協会が仮想通貨のステーキング事業者向け運営指針を策定したと報じた。政府による金融商品取引法の改正や、日本取引所グループ(JPX)による仮想通貨ETF上場検討など、国内市場の法整備の動向である。
07:50
ワサビ・プロトコルから約7.8億円が不正流出か
仮想通貨トレーディングプロトコルのワサビ・プロトコルで不正流出が発覚。約7.8億円が流出したとみられ、イーサリアムなど複数チェーンに影響している模様だ。
今から始める仮想通貨特集
通貨データ
重要指標
一覧
新着指標
一覧