はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

売り優勢で正念場の仮想通貨市場、ビッグマック指数で推し量るビットコイン

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

仮想通貨市場とBTC(ビットコイン)

米バイデン大統領の就任に伴い、ニューヨーク株式市場が続伸。ダウ平均株価は、前日比257ドル(0.8%)高の3万1188ドルで取引を終え、過去最高値を更新した。

大規模な経済対策の成立やワクチン普及で新型コロナの感染拡大に歯止めが掛かるとの思惑が先行。東京株式市場でも日経平均株価は前日比200円高の2万8720円と上昇した。

暗号資産(仮想通貨)市場では、ビットコイン(BTC)価格が前日比3.78%安の359万円(ドル)に。

ビットコインは、日本時間1時頃に日足ペナント下限付近の33,400ドルで反発したものの、レンジ内の値動きでは次第に買い方が劣勢に立たされつつある。引き続き警戒が必要な局面にあると言えそうだ。

19日に3年ぶりの過去最高値1420ドル(約15万円)まで上昇したイーサリアムも、達成感により売りが先行。ビットコイン下落に連れ安となる形で、一時13万円台を割り込んだ。

ビッグマック指数からみるビットコイン

調査会社Ecoinometricsは18日、ビッグマック指数(Big Mac Index)で消費者物価指数(CPI)などと比較を行い、1BTCで購入可能なビッグマック数を6,350個になると指摘した。

ビッグマック指数とは、通貨間の購買力を測るための指数。イギリスの経済専門誌「エコノミスト」によって1986年9月に考案され、毎年報告されている。飲食大手マクドナルドで販売されるハンバーガー「ビッグマック」1個の価格を比較し、算出するものだ。

ビッグマック価格は各国の金融・経済事情により異なるが、全世界においてほぼ同一品質のものが販売されている。原材料費や店舗の光熱費、店員の労働賃金など、さまざまな要因を基に単価が決定されるため、各国の総合購買力を測る一つの「非公式基準」となっている。

今から50年前。1970年のビッグマック価格は0.65ドル(67円)。1990年のビッグマック価格は2.20ドルだった。

2021年現在のビッグマックは8.7倍の5.66ドル(約586円)で販売されており、インフレーションによる物価の上昇を示している。

一方、米国でビッグマックを購入するには、15,764Satoshi(サトシ)が必要との試算が出された。1Satoshiは、1ビットコインの1億分の1(1Satoshi=0.00000001BTC)にあたり、ビットコインの最小単位として示される。

出典:Ecoinometrics

ビッグマック価格など物価の上昇とは反比例して、年々低下していることがわかる。1Satoshiは日本円だと0.0359円になり、21日12時の最新のBTC価格360万円で計算すると、16,323Satoshi(サトシ)が必要だ。

Ecoinometricsは、新型コロナ蔓延を受けた大規模経済対策に伴う米ドルの大量増刷により、GDP比で米国の債務比率が大きくなるとともに通貨価値の逓減を招いていると指摘。代替資産としてビットコインに焦点が当たっているとしている。

コインチェックで口座開設(リンク

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
12/02 火曜日
05:55
ビットコイン8.5万ドル割れ、個人買い増しとクジラ失速が鮮明に=アナリスト指摘
ビットコインは12月1日深夜8.4万台まで続落した。大口保有者の購入鈍化と日銀の植田総裁によるタカ派発言が圧力となり、4億ドル以上の清算が発生。
12/01 月曜日
18:34
日経グループQUICK、ビットコイン指数の算出開始
QUICKは12月1日、円建てビットコイン指数の本格公表を開始した。試験運用から更新頻度を毎日に引き上げ、12月22日からはリアルタイム指数も提供する。暗号資産ETFなどでの利用を想定。
17:07
イーロン・マスク氏「エネルギーこそ真の通貨」、ビットコインは基づくと主張
テスラCEOのイーロン・マスク氏が「エネルギーこそ真の通貨」と主張し、ビットコインはエネルギーに基づいていると説明。一方、著名経済学者やピーター・シフ氏は「本質的価値がない」と批判を続けている。
17:01
政府・与党、暗号資産の分離課税導入を検討へ 調整開始─NHKなど報道
政府・与党が暗号資産投資の分離課税化を巡り調整に入ったとNHKが報道。現行は最大55%の総合課税で、制度見直し議論が年末の税制大綱へ進む見通し。
16:26
「チェーンリンク」の将来性は?トークン化市場に必須インフラ
チェーンリンク(LINK)の将来性を解説。2030年に16兆ドル規模が予測されるトークン化市場で、既存金融とブロックチェーンを接続するオラクルとして80%超のシェアを獲得。SWIFT・J.P.Morganとの提携事例も紹介。
16:00
スイ(SUI)のステーキングで高利率なのは?自分で行う方法と取引所比較
SUIのステーキング方法を徹底解説。取引所(年利最大4.28%)、ウォレット、リキッドステーキングの3つの運用方法を比較表付きで紹介。初心者向けのOKCoin Japanから、Slushウォレットでの自己管理、Haedalでの高度な運用まで、リスクと利回りを考慮した最適な選択をサポート。
15:55
ワールドコインの本人認証方法|マイナンバーカードでWLDを受け取る手順を解説
ワールドコイン(WLD)がマイナンバーカードでの本人確認に対応。World Appでの認証手順を画像付きで解説。所要時間約5分で完了し、Orb認証済みの方も追加のWLDを獲得可能。受け取ったWLDの現金化・運用方法も紹介。
15:43
ソニー銀行、米ステーブルコイン事業化に向けBastionと業務提携 子会社設立も視野に
ソニー銀行が米Bastionと業務提携し、米ドル建てステーブルコインの事業化を推進。日経報道によると2026年度の発行を計画し、ソニーグループの「経済圏」での決済活用を目指す。米国子会社設立とOCC銀行免許取得も視野に。
15:35
Ginco、Babylon Labsと提携「BTCFi 2.0」を推進
GincoがBabylon Labsと提携し、第三者への預託なしでBTCを活用できる「BTCFi 2.0」を日本で推進。業務用ウォレットGEWからBTCステーキングが可能に。
14:26
カザフスタン中銀、仮想通貨投資を計画 最大約470億円規模
カザフスタン国立銀行(中銀)のティムール・スレイメノフ総裁は、金・外貨準備ポートフォリオの一部として、仮想通貨へ最大3億ドルの投資を検討していると発表した。
11:47
テザー社CEO、S&PによるステーブルコインUSDT格下げに反論 余剰資本を強調
テザー社CEOがS&PによるステーブルコインUSDTのドルペッグ機能評価の格下げに反論した。余剰資本や米国債利回りを考慮していないと指摘している。
11:07
ヤーン・ファイナンスのyETH製品に攻撃、約4億5000万円相当が流出
イールド・ファイナンスのyETH製品が攻撃を受け、約4億5000万円相当のETHが流出。攻撃者は無限ミントの脆弱性を悪用し、約1,000ETHをTornado Cashに送金。V2・V3ボールトは影響を受けず、yETH保有者は安全に引き出し可能に。
09:15
中国人民銀行、仮想通貨取引の厳格取締を改めて要請、ステーブルコインも警戒対象
中国人民銀行が仮想通貨取引の取締強化を改めて各当局に要請した。仮想通貨関連活動の再活発化が背景にあるとみられ、ステーブルコインも警戒対象としている。
09:03
コインシェアーズ、XRP・ソラナ・ライトコインのETF申請を取り下げ
欧州大手のコインシェアーズが、XRP・ソラナ・ライトコインのETF申請を取り下げた。米国市場での大手運用会社への集中により、差別化や利益率確保が困難になるとの懸念を示し、ナスダック上場を控え、仮想通貨関連株式やアクティブ運用戦略など新商品の投入を計画している。
11/30 日曜日
14:00
今週の主要仮想通貨材料まとめ、金持ち父さん著者キヨサキのBTC売却やソラナとXRPのETFの好調など
前週比で振り返る仮想通貨市場の最新動向。ビットコインやイーサリアム、XRP、ソラナなど主要銘柄の騰落率や注目材料を一挙紹介。市場トレンドと関連ニュースを詳しく解説する。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧