はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

米投資企業ARK Investment CEO「今後バランスシートにビットコインを加える企業が増加する」

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

ビットコインをインフレヘッジに

米投資企業ARK Investment Management(以下、ARK)のCatherine Wood CEOが、今後はより多くの企業が、暗号資産(仮想通貨)ビットコイン(BTC)をバランスシートに加えるようになるかもしれないとの見解を示した。

「Yahoo Finance」のインタビューで、特にBTCの技術を理解できるIT企業が、その傾向を主導すると主張。実際に現金をBTCや他の仮想通貨に代えた方がいいかという相談を大手企業から受けているとも明かした。

新型コロナウイルス感染拡大の経済に対する影響を抑えるため、各国で法定通貨の供給が継続される中、昨年からBTCをインフレヘッジ手段に活用しようとする動きは増えている。特に米ナスダック上場企業のMicroStrategyはBTCの購入を継続的に行なっており、先週も約314BTC(現レートで10億円相当)を買い増ししたことを報告した。

関連MicroStrategy社、10億円相当のビットコインを追加購入

ARKは26日に公開したレポートで、米株価指数「S&P500」に含まれる企業が、保有する現金の1%をBTCに代えた場合、およそ4万ドル(約414万円)が現在のBTC価格にプラスされると試算している。

またBTCの時価総額について、同社の分析では今後5年か10年で、現在の5000億ドル(約52兆円)超から1兆ドル(約103兆円)〜5兆ドル(約518兆円)まで増加するとした。

Wood氏は、「BTCよりも優れたインフレヘッジ手段はないと思う」と語っている。

BTCのETFについて

Wood氏は26日に開催されたイベントで、BTCの上場投資信託(ETF)は、BTCの需要が高まって、時価総額が2兆ドル(約207兆円)に達しないと米証券取引委員会(SEC)は認可しないとの見解を示した。海外メディアが報じた。

BTCのETF承認を目指している米投資運用企業VanEckでデジタル資産戦略を担当するGabor Gurbacsディレクターが、ETFの承認に時価総額が関係あるとは思えないと反論するなど、Wood氏の見方を疑問視する指摘も上がっているが、仮想通貨メディアCoinDeskによると、Wood氏はBTCのETF承認には強気だ。

関連米資産管理企業VanEck、「仮想通貨関連企業ETF」をSECに申請

強気な姿勢を示す根拠は、米国のバイデン大統領がSEC新長官に、米商品先物取引委員会(CFTC)のGary Gensler元会長を指名したことだ。業界ではすでに、今まで価格操作のリスクやカストディ環境が十分ではないことなどを理由に承認されなかった米国のETFについて、潮目が変わるのではないかとの見方も出ている。

Gensler氏は過去にMITの大学教授として、BTCやブロックチェーンに関わる授業を行うなど、仮想通貨に関する知識が高いことで定評がある人物。

ブルームバーグのETFリサーチアナリストJames Seyffart氏は、「Gensler氏がSECの長官になった場合、2021年中に米国でBTCのETFが承認されるのではないかと思う」とコメントしている。

関連米国で新たなビットコインETF申請 NY証券取引所の上場目指す

Wood氏も「Gensler氏はBTCを支持している」と、今後の規制に期待を示した。

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
07:45
グレースケールのドージコインETF、11月24日取引開始見通し 新たなソラナETFも上場
グレースケールのドージコインETFが11月24日にも取引開始となる見通しだ。ヴァンエックは17日にソラナETFの提供を開始した。
07:10
仮想通貨投資商品、先週の資金純流出額が2月以降最大規模
仮想通貨投資企業CoinSharesは、ETFなどのデジタル資産投資商品全体の先週における資金フローは約3,100億円超の純流出だったと報告。今回もビットコインとイーサリアムが流出を主導した。
06:55
ビットコインの25%下落は「浅い調整」と米投資銀行が分析、トム・リーはイーサリアムのスーパーサイクルを予測
投資銀行バーンスタインがビットコインの約25%下落は大幅な下落の始まりではなく短期的な調整だと分析した。ビットコインETFの機関投資家保有率は2024年末の20%から現在28%に上昇。
06:25
95%のビットコインが採掘済み、2140年に完全流通へ
ビットコインのマイニング済みコイン数が1,995万BTCを超え、固定上限2,100万BTCの95%に達した。残りの5%は極めてゆっくりと放出され、2140年頃に最後の端数が採掘される見込みだ。
06:00
ビットコインが今年の上昇分を帳消しに、新規投資家が14.8万BTC損切り 流動性悪化と日本債券ショックも影響か
ビットコインが約7カ月ぶりに9万3,000ドルを下回り、2025年の上昇分をすべて失った。新規投資家が14万8,000BTCを損切りし、流動性逼迫も下落要因となっている。
11/17 月曜日
20:08
暗号資産の金商法移行が本格化、分離課税実現へ最終局面=ブロックチェーン議連
金融庁が暗号資産を金商法に位置づけ、インサイダー取引規制を整備する方向を明示。業界団体は20%申告分離課税を要望。来年の通常国会での法整備を目指す。第31回ブロックチェーン推進議員連盟で議論。
17:41
IG証券、仮想通貨ETF CFD取引を終了へ 金融庁の新指針受け
IG証券が仮想通貨ETF CFD取引の終了を発表。金融庁が「望ましくない」との見解を示したことを受け、12月1日から新規建て停止、2026年1月末までに既存ポジションの決済が必要に。
16:43
ステーブルコイン取り付け発生ならECB金利再考も、オランダ中銀総裁が警告=FT報道
欧州中央銀行の政策委員がステーブルコインの取り付け騒ぎ発生時にはECBが金融政策見直しを迫られる可能性があると警告。米ドル建てステーブルコインの急拡大が欧州の金融主権に及ぼすリスクについて、ECB当局者や専門家の懸念が高まっている。
14:32
ハーバード大のビットコイン投資が急増 IBIT保有を前期比257%拡大
ハーバード大学がブラックロックのビットコイン現物ETF(IBIT)保有を257%増加し、685億円相当を保有していることが明らかになった。これによりIBITがポートフォリオ最大の銘柄となった。
12:15
金融庁、資金調達目的の暗号資産発行者への情報開示義務化へ=報道
金融庁は資金調達型暗号資産発行者に年1回の情報開示を義務化する方針。金融審議会では継続開示の必要性や頻度をめぐり議論が展開。ICO・IEOの構造的課題も指摘され、2026年の金商法改正案に盛り込まれる見通し。
11:40
デッドクロス形成のビットコイン、市場心理は「極度の恐怖(総悲観)」水準で推移
ビットコイン急落に伴いテクニカル指標は弱気のデッドクロスを形成している。FRB利下げ期待の後退を受け、投資家がリスク資産から安全資産へシフト。市場心理は「極度の恐怖(総悲観)」を示す水準まで悪化した。デリバティブ清算が連鎖しETF大規模償還につながったが、専門家は感謝祭後の回復を予測している。
11:30
「ビットコインは底値圏に達した」金融大手JPモルガンのアナリストらが見解
JPモルガンが、仮想通貨ビットコインの価格を生産コストの観点から分析。底値に到達したとの見解を示している。同社はビットコインの目標価格を17万ドルとしている。
10:45
カードン・キャピタル、888BTC取得完了 不動産とビットコインの融合プロジェクト
不動産投資大手カードン・キャピタルが「101 Mizner Boca Bitcoinプロジェクト」向けに888BTCの取得を完了。年内で3,000BTC超を購入し、不動産収益でビットコインを継続購入する独自の融合モデルを展開。マイクロストラテジー戦略を不動産に応用した新たな投資手法として注目を集める。
09:49
アーサー・ヘイズ、保有していたアルトコイン大量売却か 実際の価値提供が必要との意見も
著名仮想通貨アナリストのアーサー・ヘイズ氏がイーサリアムやエセナなどのアルトコインを大量売却している。専門家は4年サイクル論の終焉と実需の重要性を指摘している。
11/16 日曜日
16:22
金融庁、暗号資産105銘柄の「金融商品」扱いを検討 金商法適用へ=報道
金融庁は暗号資産に金融商品取引法を適用し、交換業者が取り扱う105銘柄に情報開示とインサイダー取引規制を導入する方針。税率は最大55%から株式と同じ20%への引き下げを検討。2026年の通常国会で改正案提出を目指す。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧