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IPO控える米大手取引所コインベース、限定株式市場で時価総額8兆円の評価=報道

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

米最大手仮想通貨取引所の評価は

株式上場を計画する米最大手暗号資産(仮想通貨)取引所コインベース(Coinbase Global, Inc.)について、未公開株を取引するナスダック・プライベート・マーケットにおける推定時価総額が、770億ドル(約8兆円)に達したことが分かった。CoinDeskが情報筋の話として報じた。

ナスダック・プライベート・マーケットは、IPO(新規公開株式)の前に取引される、ナスダック子会社運営の未公開株式のマッチングプラットフォームだ。

コインベースの発行株数は、計2.54億株と見られる。取引が開始された最初の週は1株の価格が200ドル(約2.1万円)で、2週目に301ドル(約3.1万円)、先週金曜の3週目には303ドル(約3.2万円)まで上昇したという。直近のビットコインの価格高騰に伴い、評価額が上乗せされたものとみられる。

発行株数と1株当たりの価格を掛けたコインベースの価値は、ニューヨーク証券取引所(NYSE)の親企業である「Intercontinental Exchange Inc.(ICE)」の時価総額630億ドル(約6.6兆円)超を上回っている。

コインベースが株式の上場を目指していることが分かったのは昨年12月。米証券取引委員会(SEC)に内々に申請書を提出していた。

その後に今年に入ってから上場計画を正式に発表。既存の株主に対し、ナスダックプライベートマーケットで非公開株のセカンダリーマーケットをローンチする予定を伝えた。ナスダックプライベートマーケットとは、正式な上場を行う前に、非公開株を得ることができる市場を指す。

関連:仮想通貨取引所コインベース、上場計画を正式に発表

過去の報道では、コインベースの想定時価総額は80億ドル(約8470億円)で、2021年最大の上場になる可能性があると見られていたが、ビットコインなど仮想通貨市場の高騰に伴い、すでにその試算を大きく超えている。

コインベースは一般的な新規公開株(IPO)ではなく、直接上場(DPO)の方法で上場することを発表している。正式な上場について日程は明確になっていないが、上場先はナスダックになる可能性が浮上した。

関連:仮想通貨取引所運営のコインベース、上場先は米ナスダックか=報道

CBSEトークンの価格

直接コインベースの上場には関係ないが、仮想通貨取引所FTXでは「Coinbase(BSE)」というトークンが取引されている。

CBSEは株式が正式に上場されるまでの期間、コインベースの推定時価総額を2.5億(株数の概算)で割った価格、つまり1株当たりの価格で取引されるものだ。

以下はCBSEの価格のチャート(1ヶ月間)だが、こちらも右肩上りに上昇。先週金曜日時点では360ドル(約3.8万円)付近で取引されており、ナスダックプライベートマーケットの303ドルよりも高くなっている。

なお日本では、大手仮想通貨取引所コインチェックを傘下に収めるマネックスグループが、「コインチェックのIPO(新規公開株式)で、より強い資本獲得目指す」などと意欲を示している。

関連:マネックス決算はコインチェック買収後「最高益」 IPOで強い資本獲得目指す

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