はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習 WebX
CoinPostで今最も読まれています

オーキッドが韓国大手仮想通貨取引所Bithumbに上場、アジア展開が加速

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

OXTがBithumbに上場

分散型VPNサービスを提供するオーキッド(Orchid)は、自身が開発するプラットフォームで利用されているトークンOXTが、韓国大手仮想通貨取引所Bithumbに上場したことを発表した。

オーキッドは20年以降、積極的にグローバル展開を行っている。20年末には、インドネシアの仮想通貨取引所最大手Indodax、および中華系大手仮想通貨取引所Huobiへの上場を次々と発表し、特にアジアでの市場拡大に尽力している。800万の登録ユーザーを抱えているBithumbへの上場により、アジアにおけるオーキッドの認知度向上が期待されている。

今回の上場に関して、オーキッドの共同創設者兼CEO、Steven Waterhouse博士は以下のように述べた。

OXTがBithumbに上場し嬉しく思う。Bithumbは業界を牽引している取引所だ。Bithumbがオーキッドのデジタル資産を上場したことにより、オーキッドが強力なプライバシーを提供しているということが、より一層強く示されるようになった。

OXTとは

OXTとは、分散型VPNサービスに特化したオーキッドのプラットフォームで、経済的インセンティブとして機能しているERC-20規格のトークンだ。オーキッドでVPNを利用したいユーザーは、帯域幅プロバイダーに対して、OXTでサービス利用料を支払う。オーキッドでは、多くの分散型VPNサービスと異なり、利他的なプロバイダーがサービスを提供してくれることに依存するのではなく、トークンという形で経済的インセンティブを創出し、競争を促進することにより、ユーザーに幅広いオプションを提供している。

オーキッドのユーザーは、「確率的ナノペイメント(Probabilistic Nanopayments)」と呼ばれる、オーキッド独自の決済構造を活用することにより、使った分だけの利用代金をプロバイダーへ支払うことができる。そのため、月額または年額契約を必要とする同様のサービスよりも柔軟性が高いとされる。

確率的ナノペイメントとは、少額決済においてトランザクション手数料を最小限に抑えることを目的として、オーキッドが開発した決済システムだ。このシステムでは、オーキッドのVPNサービスを利用したユーザーは、プロバイダーに直接OXTを送付するのではなく、代わりに宝くじのような「チケット」をオフチェーンで発行する。

例えばユーザーは、直接1ドル分のOXTをプロバイダーに支払うのではなく、1%の確率で100ドル分のOXTを受け取るチャンスがあるチケットを発行する。実際にプロバイダーが「当たり」のチケットを受け取った時にのみ、オンチェーンでチケットを引き換える必要があるため、コストを抑えた方法でOXTの少額決済が可能になる。

関連:拡大するVPN市場、課題とブロックチェーン技術によるソリューション|Orchid、Brave

関連:「オンラインプライバシー保護ツールを日本市場へ」オーキッドCEOへインタビュー

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
12/29 月曜日
14:23
ビットコインは持続的上昇局面に?4年サイクル論争と機関投資家の影響力
Bitwise CIOマット・ホーガン氏が「ビットコインの4年サイクルは終焉し、持続的上昇局面に入った」と主張した。ハーバード大学など大手機関がBTCを保有し、個人投資家から機関への資産移転が進行。ボラティリティ低下の理由と、「階段を上りエレベーターで降りる」値動きパターンを専門家2人が詳しく解説。
13:35
AIや仮想通貨のショッピング活用進む Z世代が牽引か=Visaレポート
決済大手ビザの調査で、ショッピングにAIツールや仮想通貨を利用する消費者が増加していることが判明。特にZ世代が牽引していた。ステーブルコイン送金への関心も高まっている。
09:44
スベルバンク銀、ロシア初の仮想通貨担保ローン発行
ロシア最大の銀行スベルバンクが同国初の仮想通貨担保ローンを発行した。ビットコインマイニング企業に融資し、デジタル資産担保の仕組みを検証している。
12/28 日曜日
14:00
今週の主要仮想通貨材料まとめ、MTGOXハッキング容疑者関連のBTC送金やearnXRPローンチなど
前週比で振り返る仮想通貨市場の最新動向。ビットコインやイーサリアム、XRP、ソラナといった主要銘柄の騰落率や注目材料を一挙紹介。市場トレンドと関連ニュースを詳しく解説する。
11:30
ビットコイン年末相場、値頃感から買い戻し期待も|bitbankアナリスト寄稿
今週のビットコインは方向感に欠け1400万円周辺で推移。26日のオプションカット通過後の動向が注目される。底入れには12月高値9.4万ドルの回復が条件だが、割安感から買い戻されやすいとbitbankアナリストが分析。
11:00
週刊仮想通貨ニュース|Bybitの日本居住者向けサービス終了発表に高い関心
今週は、大手仮想通貨取引所Bybitの日本居住者向けサービス終了の発表、仮想通貨市場の調整局面、日銀の植田和男総裁の講演に関する記事が関心を集めた。
12/27 土曜日
14:00
ジーキャッシュのシールドプール供給シェアが23%で安定、プライバシー採用が定着
仮想通貨ジーキャッシュのシールドプール供給の市場シェアが2025年初頭の約8%から23%前後で安定している。プライバシー採用指標は依然として安定しておりプライバシー保護取引への持続的な関心を示している。
13:25
金融庁、仮想通貨ETFの導入に向けた税制改正──暗号資産取引の課税見直しと新たな可能性
金融庁が2026年度税制改正の資料を公開した。暗号資産取引を総合課税55%から申告分離課税20%へ変更することに加えて、ETF解禁や繰越控除などについても挙げられた。
11:10
KLab、ビットコインとゴールドを購入開始 「岐路に立つBTC」と分析
東証プライム上場のKLabが25日にビットコインとゴールドの購入を開始。AIを活用した市場分析レポートの不定期発刊も開始した。
10:05
ミームコイン市場は2025年に60%下落、「TRUMP」発行から始まった一年を振り返る
ミームコイン市場は2025年に60%下落した。トランプ氏による独自仮想通貨「TRUMP」発行や、ドージコインETF誕生など変化の激しかった一年を解説する。
09:10
イーサリアム、2026年の主要アップグレードで並列処理とプライバシー機能強化へ
仮想通貨イーサリアムが2026年に2つの大型アップグレードを計画している。Glamsterdamは並列処理とガスリミット拡大で性能向上を、Hegotaはプライバシー保護と検閲耐性の強化を目指す。
07:45
BNBチェーン、Fermiハードフォークを1月14日実施へ 
BNBチェーンが2026年1月14日にFermiハードフォークを実施する。ブロック間隔を750ミリ秒から450ミリ秒に短縮し、時間依存型アプリケーションへの対応を強化する予定だ。
07:00
プーチン大統領「米政府はザポリージャ原発でのマイニングに関心」
プーチン大統領は、ウクライナにあるザポリージャ原子力発電所で仮想通貨のマイニングを行うことに米政府が関心を持っていると述べたことがわかった。今後の和平交渉に注目が集まる。
06:35
米政府、1月末に再び閉鎖の可能性浮上 仮想通貨市場構造法案の審議に影響も
米政府が1月末に再び閉鎖される可能性が浮上した。再び発生すれば1月に審議入りが予定されている最重要な仮想通貨市場構造法案の議決がさらに延期されてしまう。
06:05
アーサー・ヘイズ氏がDeFiトークン買い増し、3億円以上のLDOとPENDLE
著名投資家アーサー・ヘイズ氏が185万ドルのLDOトークンと97.3万ドル相当PENDLEトークンを追加購入した。イーサリアムを売却して割安なDeFiトークンへの買い増しを加速。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧