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4/18(水)|BTCに強い買い戻し・瞬間取引高で暴騰を確認

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

仮想通貨市場
BTC/JPYは、日本時間早朝に87万円から83万7000円まで下落を見せましたが、15時半頃に強い買い戻しが確認され、数分間で87万円まで戻す勢いを発揮。同時刻では、約10分間で異常に急騰する取引高を確認できます。
日米株価市場
NY市場、東京市場ともに主要株式指数上昇。米国は決算発表に関心が集まった一方で、東京市場では地政学リスクの低下や日米首脳会談の1日目が無難な結果になった事がポジティブに受け止められました。

仮想通貨市場

BTC/JPYは日本時間早朝に87万円から83万7000円まで下落しましたが、15時半に強い買い戻しが確認され、数分間で価格を87万円まで戻す勢いを見せました。

全取引所のデータを参照するわけではないため正確な数値ではありませんが、この時刻の取引高を確認すると、約10分間に異常な取引高が確認できます。

価格の推移と取引高チャートを見ると、状況は一目瞭然であり、本日早朝に大きな下落を記録した時間と、15時半の急騰時に取引高の急騰が見られます。

同データを提供している「date.bitcoinity.org」によると、15時半の急騰時に取引高の大半がbitfinexとkrakenでしたが、bitfinexの取引高はどの時間帯でも高い割合を示しているのに対し、Krakenは通常時と比較して大きな変化が見られました。

時価総額は、1週間で急速な回復を示すビットコインや主要通貨モネロ、0xの影響もあり、時価総額の3500億USDも目前となっています。

また、本日もビットコインの値動きに対し、主要アルトコインに価格上昇が見られました。

リップルが堅調な動き

なお、21時現在、XRP(Coincheck)のチャートの形は上昇ペナント(*)の形になってきており、一部の投資家からは上昇が期待されております。

(*ペナントとは別名三角保ち合いと言い、三角持ち合いが出た時は、上下どちらかにブレイクするというテクニカルな見方があります。)

モネロが4周年記念日

また、本日15%近い高騰を記録したモネロ(XMR)は、4周年記念日を迎えています。

実際に記念日が価格に影響したかどうかは定かではありませんが、現在、モネロがASICマシンに対抗するハードフォークを行い、コミュニティが分裂していることが報告されており、今回Bitmainが発表したASICヘの耐性を持たない通貨の中の1つである、XMOに偏っていたハッシュレートがXMRに戻ってきている状況が確認されています。

XMRハードフォーク時(07.24am UTC)に分裂した後、XMOの1つ目のブロックが確認されましたが、XMRのブロックが確認されたのは技術的な問題があったため、約1時間後になったことが報告されています。

この当時のハッシュレートの比率は、XMR 30%:XMO 70%となり、大きな話題となりました。

Vergeの発表はアダルトサイト

そのほか、Youtube上にて「4月17日」に特大発表があると公言していた「Verge」に対する期待上げが数日続いており、昨日公表日時を迎えました。

結果的に発表されたのは、海外のアダルト動画サイト「PornHub」との提携で、同通貨が決済受付に使われることが公表されました。

Pornhubは、2017年度の1日の平均訪問者数が1億人弱となる海外の巨大サイトとされていますが、Verge運営側の「大きな提携先」との材料が過剰に期待されていたことや、材料出尽くしの売りが加速したことで、24時間比で35%近い下落幅を記録しました。

ビットコインキャッシュが買い時?

仮想通貨に特化した投資会社、BKCMのCEO兼創設者であるブライアン・ケリー氏は、先月より高まったビットコインキャッシュのボラティリティと取引量の増加を理由に、今後の可能性についてCNBCの番組『Fast Money』で言及しました。

同氏は、トレーダーはまずこの2つの指標を見て価格変化を予測しており、もし上抜けが起きれば希望があると言及した上で、自分なら下落している状況で購入するとしています。

仮想通貨(ブロックチェーン)関連銘柄

新興市場全面高で資金が分散されたこともあり、最大手仮想通貨取引所コインチェックを傘下に収めた「マネックスグループ(8698)」が、ようやく若干の落ち着きを見せるも、それでも出来高2位のみずほフィナンシャルグループ(8,800万株)を大きく引き離す1.78億株と大商い継続。

本日も激しい応酬の末、大引けにかけて売りに押される形で、3.37%安(574円)となりました。

空売り残高情報によると、コインチェック買収ニュースが駆け巡って高騰を見せた後、「モルガン・スタンレーMUFG」を筆頭に一部機関が売り攻勢を強めており、16日には「ドイツ銀行」が1,573,800株を売り増すなどしています。

出典:空売り.net

その他関連銘柄は、全体的に微上げ。

「IXナレッジ(9753)」が、7.35%高で1,000円台に乗せるなど、大幅続伸を見せています。

仮想通貨(ブロックチェーン)関連銘柄の最新情報一覧は、以下の記事を参考にどうぞ。

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NY市場

  • NYダウ:24,786.63(+213.59)
  • NASDAQ:7,281.10(+124.81)
  • S&P500:2,706.39(+28.55)

日本時間18日明朝(米国時間17日)に引けたNY市場は、主要三指数揃って上昇。

シリア情勢をめぐる地政学リスクや米中貿易摩擦懸念が低下する中、日米首脳会談は関心が薄く、投資家の関心は決算発表に集まりました。

前日に好決算であったネットフリックや、ゴールドマンサックスやユナイテッドヘルス・グループ、ジョンソン・エンド・ジョンソンの決算が市場予想を上回る決算内容なども好材料決算発表への期待上昇から買いが先行。

その他、米住宅着工件数が市場予想126.7万件に対して、結果は131.9万件となり、米鉱工業生産指数も市場予想0.3%に対して結果は0.5となった事も追い風に、ダウは結局213ドル高となりました。

また、Twitterがモルガン・スタンレーによる投資判断引き上げを受け11.41%高となった他、Googleを傘下に持つアルファベットが3.18%高、マイクロソフトが1.90%高、アップルが1.38%高するなど、ハイテク関連にも買いが広がり、ナスダック全体で1.74%高となりました。

本日その他、日米首脳会談前後にポンペイCIA長官が金正恩氏と会談を行なったなどの報道もあり、短期・中期的には北朝鮮の地政学リスクが低下し、米朝首脳会談に向かって融和的なムードになっていく事が投資家からは期待されております。

東京市場

  • 日経平均 22,158.20(+310.61)
  • TOPIX 1,749.67(+19.69)
  • マザーズ 1,135.87(+21.68)

18日の東京市場は主要三指数揃って上昇。

日経平均の2万2000円台回復は約1ヶ月半ぶり。米CIAポンペオ長官が極秘裏に金正恩朝鮮労働党委員長と会談していたとの報道から、地政学リスクが低下したと受け止められ、寄り付き直後から買いが先行しました。

地政学リスクの低下のほかに、日本時間で18日早朝に行われた日米首脳会談1日目の結果が無難に終わった事も交換された他、決算を意識した先取りの動きもみられた事も追い風になったようです。

東京市場時間寄り付き前後から為替も円安に進行した他、東証一部売買代金は2兆5467億円と、ここ直近で低迷していた売買代金もやや回復しました。

セクター別では、石油・石炭が上昇率トップ。海運、建設、不動産などが続きました。一方で東証33業種中、鉱業セクターのみが下落しました。

個別では、前日に2018年3月期の連結当期利益予想を引き上げた戸田建設が大幅に上昇した一方で、シェアハウス投資に続き、中古マンション投資の融資でも不正が多いと朝日新聞に報道されたことから、スルガ銀行が大幅下落となりました。

また、市場の反応は限定だったものの、後場寄り付き前にトランプ大統領が「日韓は米国のTPP復帰を望んでいるが、TPPは米国にとって望ましくない」と発言しました。貿易摩擦問題に対して日本に何らかの要求をする可能性もあり、引き続き日米首脳会談には警戒が必要です。

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