XYMのイールドファーミング
海外暗号資産(仮想通貨)取引所Bitrueがネムの新通貨Symbol(XYM)のDeFiイールドファーミングを開始したことを発表した。
イールドファーミングとは需給バランスによって常に変化する利率に応じて流動性の提供先を変え、もっとも大きなリターンを得る取り組みのこと。
流動性マイニングはイールドファーミングを行う人達を惹き付けるために、流動性提供の対価として利息の他にガバナンストークン(ガバナンスへの参加権を表現するトークン)が付与されることを指す。
発表によると、「DeFi」というBitrueのプロダクトで、ネム(XEM)もしくはBTR(Bitrue Coin)が預けられると、最大年利60%のXYMを報酬として付与されるという。XEMの投資家が更なるXYMを得られるというBitrue独自の仕組みだ。
#DeFi investments for $XYM are live now, pledge your $BTR or $XEM to mine for $XYM at up to 60% APY. These investments are available in our app only, find them on the homepage under "DeFi" @NEMofficial pic.twitter.com/yK0NiAhsKM
— Bitrue (@BitrueOfficial) March 12, 2021
事前取引も
ネム(XEM)保有者を対象にした新チェーンシンボル(XYM)付与に向けた「スナップショット(権利確定日時)」とファイナライズは12日に完了。新ブロックチェーン「Symbol」は3月15日(月)にローンチされる予定だ。
関連:ネム、新通貨Symbolに向けたスナップショットとファイナライズ完了
BitrueやKuCoin、Bittrexなどの海外取引所はすでにXYMを上場予定であると発表しているが、XYMの現物配布はローンチの実施に伴い行われる。
一方、BitrueはXYMのIOU(借用証書)取引を開始した。IOU取引はBitrueの取引システムに限定して取引されるもので、実際の配布よりも前にXYMを売買できる機会をユーザーに提供することを目的とする。Bitrueは多くのXRP基軸取引ペアを提供するのが有名で、今回IOU取引で対応するのは、XYM/XRPのペアだ。
以下のように、XYM/XRPの価格は執筆時1.289で、米ドルでは約0.56ドル(約60円)に相当。現在、XEMのほうでは0.387ドル(約40円)で取引されている。(CoinGecko参考)