CoinPostで今最も読まれています

リップル訴訟:CEOら訴状取下げ要求、審議スケジュールが決定

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

リップル訴訟、CEOらに関わる今後の日程が決定

暗号資産(仮想通貨)XRP(リップル)の販売を巡る訴訟で12日、米SEC(証券取引委員会)と米リップル社の役員らが審議の日程で合意に至ったことがわかった。リップル社CEOのBrad Garlinghouse氏と共同設立者のChris Larsen氏を代表する弁護士が明らかにした。

審議はGarlinghouse氏とLarsen氏が3月上旬に申請した訴状の取り下げを求める申し立て(Motion to Dismiss)に対するもの。

個人ら(Garlinghouse氏とLarsen氏)の見解趣旨書(Opening Brief)の提出期限が4月12日、SECの反論する趣旨書は5月14日、反論に対する応答文書の提出期限が6月4日に決定された。

Garlinghouse氏とLarsen氏らはそれぞれ、3月の第1週に個人に対する訴状の取り下げを求める書簡を提出。SEC側はXRPの販売が米国の証券法に触れたなどとする項目を追加したが、被告側はSECが個人らが以前よりXRPが有価証券に該当する可能性があり、リップル社の販売等の行為が違法になり得ることを知っていた点を証明できていないと主張していた。

予定通りに進めば、申し立て却下(Motion to Dismiss)に関する日程は以下の流れで進むこととなる。

  • Garlinghouse氏とLarsen氏が見解趣旨書を提出(4月12日まで)
  • SECが個人らの見解趣旨書に反論する趣旨書を提出(5月14日まで)
  • Garlinghouse氏とLarsen氏がSECの反論に対する応答文書を提出(6月4日まで)

リップル社の訴訟では先週9日、SEC側は「適正手続の保障(デュー・プロセス)と事前通知(フェア・ノーティス)」に関するリップル社の主張の削除を申し立てていた。Garlinghouse氏とLarsen氏らの申し立て(Motion to Dismiss)でもこの項目が言及されていた。

リップル訴訟の経緯

米SECがリップル社を提訴したのはトランプ政権の撤退間近だった20年12月下旬。リップル社の仮想通貨XRP(リップル)の販売が米国連邦証券法に違反したとして、XRPの有価証券性をめぐり現在も議論が続いている。

訴訟の発覚後、規制当局からの取り締まり強化を懸念して、コインベースなど米国の仮想通貨取引所ではXRPの取引を一時停止する事例が相次いだ。

訴訟が発覚した直後XRP価格は20円台まで急落したが、その後2月中旬以降は50円目前を推移している。

出典:CoinMarketCap

CoinPost App DL
注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
10/04 金曜日
17:30
Bunzz Audit、AI搭載監査でWeb3事業のセキュリティを強化【独自取材】
Web3時代のセキュリティ課題に挑むAI駆動スマートコントラクト監査サービス「Bunzz Audit」を解説。従来の監査の問題点と革新的解決策を探る。DeFi、NFT事業者必見。
16:38
バイナンス、4種類の仮想通貨取引ペアを取扱い中止
海外の暗号資産(仮想通貨)取引所バイナンスは4種類の現物通貨ペアの取扱いを中止した。流動性向上を目的とした戦略の一環で、他の通貨ペアは引き続き利用可能。
15:00
ソラナの猫系ミームコイン「MEW」、米クラーケンに新規上場
米大手仮想通貨取引所クラーケンは8日にソラナ(SOL)基盤の猫をモチーフにしたミームコイン「MEW」を新規上場する予定だ。
14:30
リップル社、ラテンアメリカ大手仮想通貨取引所と協業
仮想通貨を活用した国際送金を変革するため、リップル社がラテンアメリカ大手取引所Mercado Bitcoinと協業。今後のユースケースなどを発表した。
13:00
ビットコイン発明者「サトシ・ナカモト」の正体に迫るHBOドキュメンタリー公開へ
ビットコイン考案者サトシ・ナカモトの正体を追うドキュメンタリーが近日公開。関係者へのインタビューなどで開発状況に迫る。
12:29
ビットコイン6万ドルの節目で下げ渋る、SEC控訴でXRPは急落
暗号資産(仮想通貨)相場ではビットコインが6万ドルの節目で下げ渋り反発した。SECのリップル控訴を受け、XRPは急落している。
12:00
おすすめ国内仮想通貨取引所 投資家のクチコミ比較ランキング
コインチェック、bitFlyer、bitbank、GMOコインなど、国内大手のおすすめ暗号資産(仮想通貨)取引所のメリット・デメリットについて個人投資家の口コミ評価を集め、比較ランキングにしたページです。優先して口座開設すべき取引所探しに役立てて下さい。
10:10
ペイパル、世界四大会計事務所EYにステーブルコイン「PYUSD」で支払い実行 コインベース活用
PayPalが自社ステーブルコインPYUSDを使用し、EYへの支払いを実行した。コインベースによると仮想通貨決済を検討する企業が増加中。
08:45
Bybit、NYダウや日経平均など世界主要株指数の取引提供開始
仮想通貨取引所大手バイビットは3日、米ダウや日経平均など世界主要指数の取引提供を開始した。中国A50指数、ダウ平均株価、ナスダック100、日経平均株価など計17の指数が含まれる。
08:00
BTC半減期後の相場、コインマーケットキャップが分析
仮想通貨ビットコインの相場は過去の半減期と傾向が違い、予想よりも早くピークに達する可能性があるとCoinMarketCapが分析。過去との相違点を説明している。
07:15
メタプラネット、ビットコイン・プットオプション売却で約2億円のプレミアム収益
メタプラネットがビットコイン・プットオプション取引で約2億円のプレミアム収益を獲得。新たな収益戦略を展開し、バランスシート強化に成功。
06:45
仮想通貨Aaveの投資信託、グレースケールが新たに立ち上げ
米資産運用会社グレースケールは3日、新たに仮想通貨AAVEを対象とした投資信託「グレースケール・アーベ・トラスト」を発表した。
06:22
グローバル金融機関、2025年にSWIFTでデジタル通貨取引を試行
国際銀行間通信協会SWIFTは、2025年から北米、欧州、アジアの銀行がデジタル資産および通貨取引の実証実験を開始すると発表した。この実験では、金融機関が既存のSWIFT接続を使用して、従来型および新興の資産・通貨タイプを相互に取引できることを実証する。
10/03 木曜日
18:30
AI銘柄として注目の仮想通貨ニアー(NEAR)の買い方 おすすめ取引所比較
AIとブロックチェーンの融合を目指すニアー(NEAR)の特徴と投資方法を解説。注目のAI銘柄を取り扱う暗号資産(仮想通貨)国内取引所を比較し、おすすめサービスをご紹介します。
14:45
SBI VCトレード、ニアー(NEAR)取扱い開始 ステーキング手数料無料キャンペーンも実施
SBI VCトレード株式会社は仮想通貨「ニアー(NEAR)ステーキング手数料無料キャンペーン」の実施を発表した。同社のステーキング対象銘柄数は13銘柄となる。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア