はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習 WebX
CoinPostで今最も読まれています

21年Q1のビットコイン購入額、個人投資家と機関投資家で同水準=JPモルガン

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

ビットコイン購入額の比較

2021年第1四半期(1月から3月)は現時点で、個人投資家と機関投資家それぞれのビットコイン(BTC)の合計購入額が、ほぼ同水準にあることを示すデータが公開された。米大手銀行JPモルガン・チェースのデータを入手した海外メディアが報じた。

米ドルに換算した購入額は個人投資家が75億1800万ドル(約8,203億円)で、機関投資家が75億1900万ドル(約8,204億円)。2020年第4四半期(10月から12月)の購入額と比較すると、機関投資家も増加はしているが、個人投資家の購入の方が増え、およそ2倍に増加している。

出典:TheBlock

上記はCoinPostが提携する米メディアTheBlockが入手したデータ。1)がスクエア、2)がPayPalからのビットコイン購入を表しており、JPモルガン・チェースは、この2つの合計を個人投資家の購入とした。

一方、3)がビットコインファンド、4)が米シカゴ・マーカンタイル取引所(CME)におけるビットコイン先物のポジションの指標、5)が企業のビットコイン購入の発表を基にした購入額で、この3つの合計を機関投資家の購入としている。

関連:ビットコインの高騰理由を解説、加速する資金流入に「3つの要因」

傾向の背景

今回の内容を報じたブルームバーグは、この傾向の背景を分析するために、有識者の見解を掲載。2021年第1四半期の購入をビットコインの数量で示したデータによると、個人投資家の購入数量は18万7426 BTC、機関投資家は17万2684 BTCだという。

大手FX企業OANDAのシニア・マーケット・アナリストEd Moya氏は、NFT(非代替性トークン)のメインストリームにおける人気の高まりと米政府からの給付金によって、個人投資家の投資意欲が高まっていると見ている。掲示板サイト「Reddit」のユーザーによる株への投機熱が冷めても、多くの個人投資家が、コロナ禍の投資資産として現在もビットコインに魅力を感じているとした。

関連バイデン大統領が200兆円規模の経済対策に署名、株や仮想通貨市場への影響は?

また、投資顧問企業MJP Wealth AdvisorsのトップBrian Vendig氏は、機関投資家や企業の参入が増加したことが、個人投資家の購入を促したと分析。投資家の心理が「欲望」または「FOMO(乗り遅れることへの恐れ)」に傾いていることも、個人投資家によるビットコイン購入が増加した背景にあるとの見解を示した。

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
12/14 日曜日
11:30
来週の米雇用統計に注目、労働市場減速ならビットコイン相場に追い風か|bitbankアナリスト寄稿
BTC相場は1450万円周辺で推移。FOMCで利下げ決定、流動性供給再開で中期的な下支え期待。来週の米雇用統計で労働市場減速が示されれば、追加利下げ観測強まりBTCの追い風となるか。
11:00
週刊仮想通貨ニュース|仮想通貨税制に関する国会質疑に高い関心
今週は、ストラテジーによるビットコイン押し目買い、仮想通貨税制に関する国会質疑、仮想通貨マーケットメーカー大手Wintermuteの市場分析レポートに関する記事が関心を集めた。
12/13 土曜日
14:05
米インタラクティブ・ブローカーズ、ステーブルコインでの口座入金を開始
ステーブルコイン入金を導入 ブルームバーグが報じたところによると、オンライン証券大手インタラクティブ・ブローカーズ・グループが、個人証券口座へのステーブルコインによる入金を可能…
13:35
仮想通貨業界団体ら、シタデルに反論 「DeFiは仲介事業者ではない」
DeFi教育基金など仮想通貨業界団体らが米SECに書簡を提出した。シタデル・セキュリティーズによるDeFi規制要求に反論し、自律的ソフトウェアは仲介者に該当しないと主張している。
11:55
ブラジル金融大手イタウ、3%のビットコイン配分を推奨
ブラジルの金融機関イタウがポートフォリオの1%から3%をビットコインに配分するよう推奨した。米国のバンク・オブ・アメリカやモルガン・スタンレーも最大4%の配分を提案している。
11:20
ファントムウォレットが予測市場機能を導入、カルシと提携
主要仮想通貨ウォレットのファントムが予測市場プラットフォームのカルシと提携し、ウォレット内で政治、スポーツ、文化イベントの契約を可能にする新機能を発表した。
10:25
Pyth Network、トークンの買い戻しメカニズム「PYTH Reserve」を導入
分散型オラクルPyth Networkが、収益の一部で仮想通貨PYTHを毎月買い戻す新メカニズムを導入する。DAOの資金残高の3分の1程度を購入に充てる予定だ。
09:20
テザー、イタリアサッカー名門ユベントス買収を提案
ステーブルコイン発行企業テザーがサッカークラブのユベントス買収を提案した。エクソール保有の65.4%株式を現金取得後、残る株式も公開買付けし、10億ユーロの投資を準備している。
08:30
テザー、自社株のトークン化や買い戻しを検討か
仮想通貨ステーブルコインUSDTなどを発行するテザー社は、自社の株式の流動性を確保するためにトークン化や自社株買いなどの手段を検討していることが報じられた。検討の背景が明らかになっている。
07:40
ソラナDEX大手ジュピター、7つの大型アップグレード発表 オンチェーン金融強化へ
ソラナ上のDEXアグリゲーター「ジュピター」がレンディングのオープンソース化、ステーブルコインジュプUSDローンチ、トークン検証システムVRFD拡張など7つの包括的アップグレードを発表した。
07:05
バンガード幹部がビットコインを投機的収集品と指摘、仮想通貨ETF取引解禁も慎重な姿勢
バンガードの責任者ジョン・アメリクス氏がビットコインを人気玩具ラブブに例え投機的資産と指摘。同社は仮想通貨ETF取引を解禁したが、独自商品提供や投資助言は行わない方針を維持。
06:35
ソラナ「ファイアダンサー」がメインネット稼働開始、100万TPS目指す
ソラナの新しいバリデータ・クライアント「ファイアダンサー」が3年間の開発を経てついにメインネット稼働を実現。1秒あたり100万トランザクションの処理を目指している
06:10
米ムーディーズがステーブルコイン格付けフレームワークを提案、準備資産評価へ
米大手格付け会社ムーディーズがステーブルコインを評価するための新たなフレームワークを提案した。ステーブルコインを裏付ける準備資産プールの各適格資産タイプを評価し、信用力に基づいて格付けを付与。
05:45
リップルやサークルなど5社、米連邦信託銀行免許の条件付き承認を取得
米通貨監督庁がリップル、サークル、ビットゴー、フィデリティ・デジタル・アセッツ、パクソスの5社に連邦認可信託銀行免許の条件付き承認を付与した。ステーブルコイン発行企業を連邦規制監督下に置く重要な一歩となる。
12/12 金曜日
16:19
ソラナ公式が「XRP登場」を発表 wXRPが同日ローンチ
ソラナ公式が12日、XRP統合を発表。ヘックス・トラストもwXRPのソラナローンチを同日発表し、1億ドル超のTVLを確保。レイヤーゼロ技術を活用したクロスチェーン機能で、ソラナDeFiでのXRP利用が実現へ。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧