ビットコインのオークション
フランス政府が行ったビットコイン(BTC)のオークションで、高額で落札された事例が報告された。
今回は0.11BTC(70万円相当)〜2BTC(1274万円相当)に分け、合計437ロットに分割してオークションが実施されていて、最初のロットで0.11BTC分が2万6,800ユーロ(約350万円)で落札されたという。この落札価格を1枚単位に換算すると、1BTC=3180万円に相当する。本記事執筆時点のビットコイン価格は1BTC=643万円で、高い金額で落札されたことがわかる。
Le plus drôle étant premier lot de 0,11 $BTC (valeur actuelle 5160 euros) qui s'est arraché à… 26.800 euros !
— Grégory Raymond (@gregory_raymond) March 17, 2021
Champion 😭 pic.twitter.com/e4L6iJNGdc
今回の落札は現地ジャーナリストのGrégory Raymond氏が報告。フランス政府がオークションで売却するのは、2019年に取引所GateHubで起きたハッキング事件に関するビットコインだ。当時約10億円相当の2,300万XRPが流出し、その後にBTCに換金されたと見られている。
関連:フランス政府、今週にも約38億円相当のビットコインをオークションで売却へ
今回の落札価格を現レートで計算すると、ビットコイン価格の約5倍。オークションでは手数料が14.28%必要になるため、この落札者は3827ユーロ(約50万円)を追加で支払うことになる。
このような高額な価格で落札された理由は明確になっていないが、最初のロットであった点に伴うプレミアムや、単に金額を入力ミスをした可能性が指摘されている。
アメリカ政府のオークション
米連邦政府の一般調達局(GSA)もビットコインのオークションを実施。こちらは0.7501BTC(478万円相当)が5万3104ドル(約578万円)で落札され、実際よりも約100万円高い金額となった。
GSAのオークションは15日から17日にかけて実施され、31件の入札があった。落札者は19日までに支払いを済ませる必要がある。