630億円の罰金判決、米仮想通貨投資詐欺の裁判で

ビットコイン投資詐欺で巨額罰金

ニューヨーク州南部地区の連邦地方裁判所で、暗号資産(仮想通貨)の投資詐欺をめぐり、630億円の罰金判決が下されたことがわかった。

この事件はCFTC(商品先物取引委員会)が2019年に提訴したもの。2017年にBenjamin Reynolds氏がファンドのControl Financeを運営し、ウェブサイトやソーシャルメディア、Eメールを使って1,000以上の顧客から計22,190.542 BTCを調達し、代行取引の運用で利益を生み出すスキームを謳っていた。

しかし、実際のところ、代行取引はしておらず、CFTCの提訴を受けたReynolds氏は2017年に入金されたすべてのビットコイン(BTC)を顧客に返金すると約束したものの、それを遂行せずに資金を占有していた。

その後、Reynolds氏が出廷命令を無視したため、CFTCは罰金の金額を増やす申出を裁判所に提出。今回下された「630億円(5.72億ドル)」の金額はその内容に含まれた。内訳では、約156億円が顧客への損害賠償にあたり、残りはCFTCに支払われる罰金となる。

今回の判決に至ったのも、Reynolds氏が審理に関する出廷命令も無視したことが原因で、欠席判決(被告が出廷しなかった場合に、原告に有利になるように下される判決)になったという。

著者:菊谷ルイス
参考:CFTC

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「仮想通貨」とは「暗号資産」のことを指します