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Polkadot、本格運用への準備進む──「Plasm Network」もテストネットのスロット獲得

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

Polkadotがテストネットでオークション実施

異なるブロックチェーン間の相互運用性を目指すプロジェクト「Polkadot(ポルカドット)」で、本格的な運用に向けた準備が進んでいる。

現在は主に、並列する独立したブロックチェーンである「パラチェーン」の機能を実装するための準備が進められており、先週は2つのネットワークが、Polkadotのテストネット「Rococo」に接続する権利を獲得したことを発表。日本発のパブリックブロックチェーン「Plasm Network」も27日に接続を発表しており、本格的な運用に向け、着々と準備が進行している模様だ。

Polkadotがメインネットをローンチしたのは昨年の5月。その後もロードマップ(事業計画書)に従って開発が進められており、現在はパラチェーンをローンチさせるフェーズまで来ている。先月にはPlasm Networkが、別のブロックチェーンとメッセージをやりとりして、通信を初めて成功させたことが分かった。

関連日本発のパブリックブロックチェーンPlasm Network、Polkadotで初となるクロスチェーンの通信に成功

パラチェーンへの接続を希望するブロックチェーンは、オークションに参加して、「slot(スロット)」と呼ばれる枠を獲得する必要がある。暗号資産(仮想通貨)DOTをロックし、その数量の多さとロック期間の長さを基準に参加者が決定する仕組みだ。

関連初心者でもわかるPolkadot(ポルカドット)|仕組みと将来性を解説

現在はテストネットの「Rococo」でオークションが行われており、26日にはDeFi(分散型金融)プロジェクト「Acala」がオークションでスロットを獲得したことを発表。Plasm Networkがそれに続いた。

公式ロードマップによるとパラチェーンは、Polkadotのホワイトペーパー(事業計画書)で説明されている中で、ローンチが予定されている最後のコア機能。

今後も一定期間、テストや監査などを行い、メインネット上にパラチェーンをローンチさせる計画だ。パラチェーンがローンチされた後は、どの機能を追加するか、ネットワークでどのようなアップグレードを行うかなどを、コミュニティが決めていくようになる。

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