ビットコイン支払い導入を検討
米プロバスケットボールリーグ「NBA」のチーム「サクラメント・キングス」が、選手を含む関係者への給与において、暗号資産(仮想通貨)ビットコイン(BTC)での支払いを選択できるようにする予定であることが分かった。
キングスのCEOであるVivek Ranadivé氏が音声SNS「Clubhouse」で明らかにしたものだが、現時点で公式発表は行われていない。Ranadivé氏によれば、正式発表は数日後になる見通しだ。
BREAKING: Chairman of the Sacramento Kings:
— Neil Jacobs (@NeilJacobs) April 5, 2021
"I'm going to announce in the next few days that I'm going to offer everyone in the Kings organization, they can get paid as much of their salary in #bitcoin as they want, including the players." – @vivek@SacramentoKings
@NBA
サクラメント・キングスは2014年、チケット等の購入にビットコイン決済を導入するなど、仮想通貨・ブロックチェーンの活用に積極的なチームとして知られる存在だ。2019年には、ファン向けの報酬プログラムで活用する仮想通貨の発行を発表、イーサリアム(ETH)のブロックチェーン基盤の「ERC-20」規格で独自トークンを発行した。
関連:米NBA「キングス」、熱心なファンに向けた独自通貨発行を発表
さらに2020年には、スポーツアイテム用のオークションプラットフォームを構築するため、イーサリアム関連企業のConsenSysと提携。オークションアイテムの真贋(しんがん)鑑定を行い、取引履歴を記録して透明性の高い監査証跡を残すシステムを開発、セールやローン、グッズの展示にも活用するとした。
関連:米NBA「キングス」がイーサリアムブロックチェーン導入 グッズオークションで活用へ
サクラメント・キングスは仮想通貨決済企業BitPayとパートナーシップを締結しており、BTCでの給与払いにおいても同社がサポートを行うとの見方が出ている。